
「BALDR PIONEER500」はロサンゼルスに本社を置くTogoPowerのポータブル電源です。
中国企業製品が多いポータブル電源で珍しいアメリカ企業。
売れ筋の500Whクラスで必要とされる機能をほぼ全部盛り込んでかっちりと作られている「いいとこ取りのポータブル電源」。
純正ソーラーパネルとの組み合わせが抜群なので、小家族の停電対策グッズとしておすすめできます。
完全な防水ではありませんが、他メーカーのものより粉塵・水滴には強い作りになっています。
BALDR PIONEER500の特徴
主な特徴は以下の6つです。
- ソーラーパネルとの組み合わせが抜群
- USB-A3口が全てQC3.0(18W)
- ACコンセントがしっかり100V(周波数切り替え可能)
- 出力ポートに保護カバーあり
- 全ての出力ポートでパススルーが可能
- 無期限のカスタマサポート
BALDR PIONEER500 フォトレビュー
この章では実機を使い機能説明をおこないます。
見ていただくとわかるのですが、やはりアメリカっぽく作りがしっかりしています。
DIYのDEWALTなどが好きな方がこのみそうなデザインですね。
まずは入出力ポートを左側から見ていきます。
一番左側はDC出力ポートです。シガーソケット・DC7909の3口。合計で120W。
次がUSB出力ポート。USB-A(QC3.0)が3口。USB-C(PD)が1口。
ACコンセントは2口。定格500W、サージ1,000W。

純正弦波で100Vです。周波数は50/60Hz切替可能ですので、東日本・西日本問わず使用することができます。
動画のように周波数は簡単に変更できます。
メリットの一つである出力ポートの保護カバー。
完全な防水ではありませんが、ほこりやちょっとした水飛沫は防いでくれそうです。
使い勝手に合わせて保護カバーの素材を選んでいるところに好印象。
ACコンセントのほぼカバーはプラスチック製。蓋のバネがとても強い。
DCポート・USBの保護カバーはゴム製。
液晶パネルは入出力量・残量・今の出力での使用可能時間などがわかりやすく配置されています。
入力は12-28V(最大120W)のDC7909が1口。
コンセント、ソーラーパネル、シガーソケットからの充電が可能。
DC7909端子を持つソーラーパネルであれば他社製品でもソーラーパネル充電ができます。
天板はワイヤレスチャージ(10W)になっています。
折り畳み式のハンドルにLEDが配置されています。
角度を変えられるので便利。暗い中でも説明書が読めるくらい明るいです。

向かって左側面には懐中電灯(LED)が付いています。
背面に製品情報。
FCC、RoHS、PSEなどの安全認証は合格済。
向かって右側面は排気口になっています。

アマゾンに「ファンの音がうるさい」というレビューがありました。
実際に測ってみると、ファンが回った状態で60dBでした。
何もしていない室内で43dB、ドライヤー送風で71dB。比較してみると騒音というほどの音ではありませんね。
底面。注意書きです。
側面についているオレンジの部分はゴム製です。
角をぶつけてしまった時に本体を衝撃から守ってくれそう。
折り畳みハンドルにはLEDライトのスイッチが付いています。
持ち手の下側にはオレンジ色のゴムがついているため長時間運んでも手が痛くなりません。

充電方法と充電スピードの検証
ACコンセントでの充電は95W〜98Wで行われていました。
計算上は5時間ほどで満充電になるスピードです。
ACアダプターはちょっと大きいですね。
充電時に熱をもちますが、他メーカーのものと大差ない温度。
付属品・説明書
この項では同梱物を一つ一つ見ていきます。






ポータブル電源の説明書の中でも理解しやすい部類だと思います。わからないことがあってもカスタマーサービスに相談すると迅速に教えてもらえます。この記事にコメントをいただければ管理人もお答え致しますよ。
取扱説明書はこちらで確認できます(TogoPower公式サイト)


グリーティングカード。HPもそうなんですが全体的に可愛いです。製品を愛している感じが伝わってきて、とても好感。

他社製品との比較
この章では購入の際に迷うであろう製品と比較をしてみます。
どの製品もおすすめできるものです。No.1を決めるものではなく、読んでいる皆様にとってベスト1を選ぶ一助になればと思っています。
アイテム名 | 価格 | 容量 | AC出力 | PD出力 | 重量 | 最速充電時間 |
BALDR | 49,800円 | 461Wh | 500W (最大1,000W) | 60W | 約4.2kg | 約5時間 |
Jackery | 44,800円 | 400Wh | 200W (最大400W) | なし | 約4.1kg | 約7.5時間 |
Anker | 39,800円 | 389Wh | 300W | 60W | 約4.6kg | 約4.3時間 |
SmartTap | 59,800円 | 500Wh | 300W (最大450W) | 45W | 約6.2kg | 約7時間 |
楽天市場のBALDR PIONEER500ページでJackery製品と思しきものと比較されていますので競合製品と考えているようです。
プラスして、400Wクラスだと鉄板商品のAnker PowerHouse II 400、Smart Tap ポータブル電源 PowerArQ2と比較してみましょう。
ACコンセントで何を使うかにもよりますが、出力面でJackeryは見劣りしますね。PDもありませんし。BALDRを少しコンパクトにしたのがAnker。価格が少し下がる分、容量も減っています。
Smart Tapは価格、出力がひとまわり大きくなっています。AC、PD出力が低いですね。
まとめ
「TogoPower株式会社」ってご存知でしたか?
調べてみるまでは、よくある中華メーカーかと勘違いしてました。実際はアメリカ企業です。
以下、ToGoPOWER公式サイトの情報をまとめました。
テスラのバッテリーエンジニアを集めてリチウムイオン電池の応用製品開発を14年行う。2019年にドイツの上場発電機企業UnitedPowerとパートナーシップを結び、ロサンゼルスで会社設立。2020年埼玉県吉川市にポータブル電源支社を設立し、2021年5月日本市場に参入。
BALDRブランドだけでなくTOGOPOWERブランドもTogoPower株式会社の製品とのこと。
アメリカでは発電機も製造していて、Amazonだけでなくウォルマートの実店舗でも販売しているようです。
しっかりと信頼されているメーカーなのでしょうね。
作りもしっかりしていますし、カスタマーサービスも万全。
最初に一台にもおすすめできる好バランスモデルです。
本記事は、メーカーからの製品授与により、パワーバンクスが自主的に作成しました。金銭は一切受け取りません。コンテンツは、全て中立性を保っており、メーカーは一切関与できません。記事内にアフィリエイトリンクを含みます。詳しくは、パワーバンクスのガイドラインをご覧ください。