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注目のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載のポータブル電源。その高い安全性と長い寿命から、多くの人々がそのメリットを活用し始めています。

しかし、ポータブル電源は基本的に危険物という性質上、より安全で信頼性の高いものを選ぶことが求められます。数ある製品の中から、安全で信頼性の高いものを見つけるのは一筋縄ではいきません。

家電量販店・ホームセンターでは選択肢が限られてしまうことが多く、一方、アマゾンや楽天では多種多様な製品が並んでいます。そして、その全てが一概に良いわけではないのが現状です。

パワーバンクスでは、これまでに50台以上のポータブル電源を実際に検証してきた結果をもとに、2024年最新のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載ポータブル電源ランキングをお届けします。

2024年の最優秀ポータブル電源

実機検証で確かめた、自信を持っておすすめできる厳選製品!

選んだ製品は、企業の信頼性、製品の特徴とデメリット、製品の作り込み度、メーカーのカスタマーサポート、そして日本でのメーカー定着度などを考慮して厳選しています。

データだけでなく、私自身の経験に基づいた情報をもとに選んだ製品ばかりです。適当に作られたランキングに辟易している方にとって、選択の助けとなることを願っています。

ご自身の状況で、どのポータブル電源がいいのかわからない場合は、どんな質問でも大歓迎ですので、お気軽にコメント欄で教えてくださいね

解説はあとにして、「おすすめポータブル電源」を確認したい方はこの文章をクリックしてください。

安全性の高いポータブル電源選びに重要!メーカーの企業存続可能性

安全性の高いポータブル電源選びに重要!メーカーの企業存続可能性

企業の存続可能性は、ポータブル電源の選び方において最重要項目です。なぜなら、安定した経営基盤を持つメーカーは、製品の品質管理・改善にも力を入れており、信頼性が高いため。

企業が長期的に安定して存在することで、購入後のアフターサービスや継続的なサポートが受けられることが期待できます

また、日本市場だけでなく、世界的な立ち位置を確認することも重要になります。なぜなら、残念ながら日本市場はとても小さいため、重要度が低くく撤退可能性があるためです。

購入後に問題が発生した場合や、製品のアップデートが必要になった際に、メーカーが対応できる体制を持っていることは、安心して製品を使用し続けるためには欠かせません。

そのため、企業の財務状況やブランド評価、市場での実績を調べることで、メーカーの存続可能性を判断することが重要です。

結論として、企業の存続可能性を考慮することで、品質の高いポータブル電源を選び、長期的に安心して使用できる製品を手に入れることができます

おすすめブランド エコフロー・アンカー・ブルーティ・ジャクリ

日本では、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したポータブル電源としては、エコフローやアンカーが売れています。ヨーロッパ・北米では、BLUETTIが先進的かつ高性能と評価され、安全性も高く評価されています。

Jackeryは、リン酸鉄リチウムイオン電池では出遅れましたが、後発だけあり非常に完成度の高い製品をラインナップしています。リチウムイオン電池で売り上げトップだった地力がモノを言い、リン酸鉄でもあっという間にトップセラーに。

世界的に見て、日本市場は非常に小さいため、日本だけでの評判だけでなく、北米・ヨーロッパでの実績も加味する必要があります。財務基盤の弱い企業は小さい市場から撤退していきます。

つまり、世界的に見てメジャーなメーカーである企業が存続可能性が高いと言えます。メーカーに対して、特にこだわりがなければ以下の4社から選ぶことをおすすめします。

EcoFlow(エコフロー)

  • 正式名称:深圳市正浩創新科技(Shenzhen EcoFlow Technology)
  • 設立:2017年
  • 出身:広東省深圳市, 中国
  • 主な事業:ポータブル電源、太陽光発電、エネルギーストレージ、冷蔵庫
  • ウェブサイト: https://jp.ecoflow.com/

Anker(アンカー)

  • 正式名称:安克创新科技股份有限公司(Anker Innovations Technology)
  • 設立:2011年
  • 出身:広東省深圳市, 中国
  • 主な事業:モバイル充電アクセサリー、ポータブル電源、オーディオ製品、コンピュータ周辺機器
  • ウェブサイト: https://www.ankerjapan.com/

BLUETTI(ブルーティ)

  • 正式名称:深圳市徳蘭明海新能源(Shenzhen Poweroak Technology)
  • 設立:2013年
  • 出身:広東省深圳市, 中国
  • 主な事業:ポータブル電源、太陽光発電、エネルギーストレージ
  • ウェブサイト: https://www.bluetti.jp/

Jackery(ジャクリ)

  • 正式名称:深圳市華宝新能源能(Shenzhen Hello Tech Energy co.,Ltd)
  • 設立:2011年
  • 出身:広東省深圳市, 中国
  • 主な事業:ポータブル電源、太陽光発電、キャンプギア、風力発電
  • ウェブサイト:https://www.jackery.jp/

この4社は世界的に見て、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使用したポータブル電源の分野で高い評価を受けており、競争力のある製品を提供しています。

また、日本市場の開拓にも積極的で日本支社を設立し、カスタマーサービスにも力を入れています

この4社を追いかけるのがALLPOWERS、Zendure、Pecron、Growattと言われています。

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載ポータブル電源の選び方と注意点

STEP
使いたい家電から必要出力を考える

用途にぴったりのポータブル電源を選ぶ際には、まず出力が重要です。出力が小さいと使用できる家電が制限されるため、特に出力の大きな家電を考慮する必要があります。

例えば、ドライヤーは700W、エアコンは800W、電気ケトル・電子レンジは1,200W以上必要になります。家電の使用を考慮しない場合は、小型ポータブル電源でも十分です。

  • 小型ポータブル電源(1,000W以下)
  • 中型ポータブル電源(1,000W〜1,500W以下)
  • 大型ポータブル電源(1,500W以上)

小型ポータブル電源は、エアコン・電子レンジ・電気ケトルなどの大出力家電を使用しない方に向いています。

中型ポータブル電源は、出力の大きな家電(電子レンジ・電気ケトル、ドライヤー)を短時間使用したい方に適しています。

大型ポータブル電源は、長時間あらゆる家電を使用したい方に向いています。特にエアコンを長時間使用したい場合は、できる限り容量が大きい製品を選んでください

STEP
その出力を維持したい時間から容量を考える

その上で、家電の使用継続時間から必要な容量を考えましょう。

例えば、家庭用エアコンの最大出力が800W、平均出力が400Wの場合、一晩(8時間)使用する場合を考えてみましょう。前提条件として、出力1,000W以上のポータブル電源が必要です。

エネルギーロス率が20%の場合、「400W×8時間×1.2」の式で計算すると、3,840Whの容量が必要になります。つまり、1,000W以上の出力を持ち、容量が3,840Wh程度のポータブル電源を使用すれば、8時間以上エアコンを安心して使用できます。

ポータブル電源での家電の運用に関しては、「ポータブル電源活用ガイド」からご覧になってください。

停電時間に対応できるバッテリー容量の概算方法
画像参照:ペットを守る!停電時にエアコンを動かすポータブル電源ガイド
STEP
バッテリー以外の点でも安全性の高い製品を選ぶ

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載していることは最低限の条件として、以下の項目において優秀な製品だけを紹介しています。

  1. 耐久性と堅牢性:災害時に耐えうる耐久性が必要です
  2. 冷却システム:高効率の冷却システムを備えたポータブル電源は、過熱による損傷や発火のリスクを軽減します
  3. 信頼性のある保証:ポータブル電源を購入する際には、信頼性の高い長期間の保証が付帯されていることが重要です
  4. 会社の存続可能性:保証が長くてもメーカーが消滅しては意味がないので最も重視します

おすすめポータブル電源の紹介と評価基準について

当サイトでは、各ポータブル電源を徹底的に評価し、以下の星の数に基づいたランキングを作成しています。記載された製品は、すべて実際に試用し、期待に応えなかったものはリストから除外しています。

  • ☆評価:基本的な満足度 この評価を受けた製品は、基本的な機能を満たし、価格相応の性能を提供します。特別な欠点は見受けられず、シンプルながら確かな価値を提供する製品です。
  • ☆☆評価:追加のメリット 二つ星の評価は、基本機能に加えて特筆すべきプラスの特徴を持つ製品と評価しています。その追加機能が価格の上乗せを正当化するほどの価値を提供します。
  • ☆☆☆評価:卓越した品質 三つ星評価は、他の選択肢と比較して明確な差異がある高品質な製品と評価しています。これらの製品は、価格の上乗せ分に見合う、あるいはそれを超える価値を持っていると判断しています。

このランキングを参考に、あなたのニーズに最適なポータブル電源を見つけるお手伝いができれば幸いです。

製品評価(5.0)容量出力重量価格
エコフロー リバー2☆☆☆256Wh300W
拡張出力450W
3.5kg29,900円
Jackery 300 Plus☆☆☆288Wh300W3.75kg39,800円
ALLPOWERS R600☆☆299Wh600W5.8kg31,800円
Enernova ETA☆☆288Wh300W
拡張出力550W
4.0kg29,800円
BLUETTI EB3A☆☆268Wh600W
拡張出力1,200W
4.6kg39,800円
DEENO X15001,036Wh1,500W14.8kg79,600円
Jackery 1000 Plus☆☆☆1,042Wh2,000W14.5kg168,000円
エコフロー デルタ 21,024Wh1,500W12kg143,000円
ASAGAO AS2000-JP☆☆1,920Wh2,000W
拡張出力2,800W
20.5kg249,800円
ALLPOWERS R3500☆☆☆3,168Wh3,200W40kg330,000円

ここでご紹介するポータブル電源はすべて、パワーバンクスのレビューポリシーに則って実際に検証されたものです。これは単なる適当なランキングや、特定のPRから抜粋した情報ではありません

信頼性と安全性を大切に、最良の選択肢を提案したいと思っています。それでは、早速見ていきましょう!

エコフロー リバー 2(☆☆☆)

エコフロー リバー 2を車内で充電 シガーソケット充電を検証
容量出力重量サイズ価格
256Wh300W(450W)3.5kg24.5 x 21.5 x 14.5cm29,900円

→ エコフロー公式サイト

  • 軽く運びやすい形状なので、稼働率が高くなる
  • 定格出力300W、場合によっては450Wまでの家電が使えます
  • EPS(非常用電源機能)付き 瞬断スピード30ms
  • 60分の急速充電(AC360W)
  • 何をやっても壊れない(TUV認証を取得した 世界初のポータブル電源)
  • シガーソケット充電が快適・便利
  • AC充電の際は次世代パススルー充電に対応。

リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したRIVER 2シリーズで最も安価な製品です。セールを利用すれば2.3万円程度で素晴らしい性能のポータブル電源を得ることができます。

持ち手の部分が後ろに飛び出ているため、少し収納時は邪魔です。しかし、持ち運びの際はこれほど便利な持ち手もありません。結果、普段から持ち運んで有効活用できています。

機能は制限されますが、リバー2のX-Boostモードでドライヤー(SETモード 570W)が使用できました。しっかり温風なので髪を乾かすことが可能です。

充電時間が早く、充放電レベルもスピードもアプリで設定できるためバッテリー寿命を考えた使い方ができるのもメリット。RIVER 2シリーズには、RIVER 2MaxとRIVER 2Proがありますが、この無印のRIVER 2が最もおすすめ。

走行充電時の充電量をコントロールできる(4V/6V/8V)のも大きなメリット。車のヒューズが飛ぶ心配がありません。

価格も抑えられていて、とにかく頑丈。普段から使い倒すのにちょうどいい製品です。日帰りのお出かけでは、リバー2の出番が一番多くなっています。

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Jackery ポータブル電源 300 Plus(☆☆☆)

Jackery SolarSaga 40 Mini
容量出力重量サイズ価格
288Wh300W3.75kg23.0 x 15.5 x 16.7cm39,800円

→ Jackery公式サイト

  • 2023年の発売されたポータブル電源で最もおすすめ
  • 40Wソーラーパネルとともにリュックに入るコンパクトさ
  • 耐衝撃性が高く、毎日持ち出しても安心
  • とにかく静か、充電時も気になりません
  • ACコンセントなら2時間でフル充電
  • アプリ対応:Wi-FiとBluetoothにより遠隔での操作・確認が可能
  • EPS機能:コンセントが停電になっても20ms(0.020秒)以内に切り替え

Jackery ポータブル電源 300 Plusはとても完成度の高いポータブル電源。購入するのであれば、40Wソーラーパネルとのセット「Jackery Solar Generator 300 Plus 40Wミニ ソーラーパネル セット」がおすすめです。

初めてのソーラー発電、でも接続の手間や設定が気になる

そのような方におすすめしています。

全てがセットになっているため、煩わしい接続や設定の手間を気にせず、すぐに始められます。

また、ポータブル電源の購入を初めて検討している方や、一度の購入で長く安心して使いたい方にも、この製品はピッタリです。

コンパクトクラスのポータブル電源の中で、この製品は最も高く評価しています。レビュー用にJackeryからお借りしましたが、あまりの良さに自分でも購入してしまいました。

とにかく機能性が高く、使い心地や性能に不満は一切感じませんでした。改善点が見当たらず、ほぼ完成形と言えるでしょう。

ALLPOWERS R600(☆☆)

ALLPOWERS R600のフォトレビューと機能説明
容量出力重量サイズ価格
299Wh600W5.8kg28.5 x 19.5 x 19.0cm31,800円

→ ALLPOWERS公式サイト

  • UPS機能が10msと業界最速
  • ソーラーパネル入力が300W(60V)
  • USB-C100Wが2ポートある
  • 充電速度を変更するオプションがある
  • 実売2万円台で出力が600W
  • ドライヤーのSET設定(温風)が使える
  • 低出力の電気ケトルが使える

ALLPOWERS R600は、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー、600W出力、1時間の高速充電、最大60Vまでの300Wソーラー入力、そしてアプリ制御を含む素晴らしい機能を誇っています。

そのモダンなデザインには、ハイコントラストで鮮明なディスプレイが備わっており、軽量で持ち運びに便利です。小型ポータブル電源で最高クラスの性能。

特筆すべきは、瞬断スピード10msという高性能なUPS(無停電電源装置)機能です。このスピードを持つポータブル電源は、現状ほとんど存在しません。

ライバルは、エコフロー リバー2、BLUETTI EB3Aとなるでしょう。それぞれ良い製品ですが、基本スペックはALLPOWERS R600が上回っています。

500W出力の電気ケトルとこのR600が、ポータブル電源でお湯を沸かす組み合わせとして、最も安価です。「ティファール等の電気ケトルを使えるポータブル電源ってありませんか?」で解説しています。

そういった意味では、コンパクトクラスのポータブル電源の中で光る製品だと思います。

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Enernova ETA(☆☆)

Enernova ETA
Enernova ETA
容量出力重量サイズ価格
288Wh300W
Turbo Mode550W
4.0kg21.8 x 14.9 x 14.5cm
29,800円

→ Enernova公式サイト

  • 読書灯と非常灯の使い分けが災害時に力を発揮する
  • 本体がプラスティックメインではないため、重厚感があり、経年劣化も起こりにくい
  • ACアダプター+PD充電が可能(50分で80%充電)
  • XT60コネクタが入出力でき、ドローンなどの充電に便利
  • 本体上部の持ち手+ショルダーストラップが付属し持ち運びが容易
  • ワイヤレス充電の反応が他製品より良い
  • スタンバイモードで電気毛布や車載冷蔵庫を常時稼働できる
  • メーカーの日本展開の継続性は不安要素

アウトドアのさまざまなシーンで活躍するポータブル電源として、Enernova ETAは堅牢な構造と高度な機能を備えています。

その迅速な充電能力、便利なXT60コネクタ、携帯性、長時間の稼働、災害時に活躍するLEDライト、そして長期保証がこの製品の主要な強みです。

3万円以下の製品としては、突出して製品の作りがしっかりしています。プラスチックの外装にありがちな安っぽさがありません。

前面と最後に搭載されているLEDが非常に便利。車中泊やキャンプの夜に本を読む楽しみを提供してくれます。災害時は、大容量のバッテリーを積んだLEDライト、懐中電灯として心強い存在だと思います。

特にコストをかけずに、スマートフォンの充電や照明の確保を目的とする場合、この製品が最も優れた選択となります。

Enernova ETA,エコフロー リバー2,BLUETTI EB3A,ALLPOWERS R600の比較
左手前から時計回りに、Enernova ETA,BLUETTI EB3A,ALLPOWERS R600,エコフロー リバー2

アクティブに持ち運べるように持ち手とショルダーストラップが付属しています。ライバル製品と比較しても一回り以上コンパクトなので、毎日使いたくなる製品です。

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公式サイトではお求めやすく割引価格となっております

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BLUETTI EB3A(☆☆)

BLUETTI EB3Aでドライヤーを使う
容量出力重量サイズ価格
268Wh600W4.6kg25.5 x 18.0 x 18.3cm39,800円

→ BLUETTI公式サイト

  • 定格出力600W、場合によっては1,200Wまでの家電が使えます
  • EPS(非常用電源装置)付き
  • PD100W・LEDライト付き・ワイヤレス充電あり・アプリ操作可能
  • 実売価格は24,800円程度
  • 「BLUETTI B80」でバッテリー容量を拡張可能

管理人も購入し、デスクの上で使っています。iPadの充電やIHクッキングヒーターでお茶を淹れたり。

200Wのソーラーパネルだと1.5時間ほどでフル充電になります。そのため、コンセントからの充電を行わずに再生エネルギーのみで使い続けています。

実売2万円台でリン酸鉄リチウムイオン電池搭載、出力600W、PD100W、アプリでも操作可能と抜群の能力です。

2023年に「BLUETTI B80(806Wh)」という追加バッテリーが発売されたため、このクラスでは破格の拡張性を持つことになりました。

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DEENO ポータブル電源 X1500(☆)

DEENO X1500 検証レビュー 高度な安全技術を搭載したポータブル電源
容量出力重量サイズ価格
1,036Wh1,500W14.8kg39.3 x 22.7 x 23.9cm79,600円

→ DEENO公式サイト

  • 容量1,036Wh・出力1,500Wでほぼ全ての家電がコンセントと同じように使える
  • メーカー5年保証
  • 停電時に活躍する大型LEDライトを搭載
  • 他社と比べてもクリアでどのような環境でも見やすい大型ディスプレイ
  • 15Wのワイヤレス充電
  • 機械が苦手な方も使いやすいシンプル設計
  • スペックを考えると格安
  • 充電スピードが遅い
  • ファンの音がうるさい

家庭用家電をしっかり動かせるポータブル電源が一般的に10万円以上と高価な中、DEENO ポータブル電源 X1500は、9万円以下でほぼ全ての家庭用家電の利用が可能

同等スペックのエコフロー デルタ2と比べても30%近く低価格です。

この製品の特徴は、使いやすさと安全性に重点を置いた設計で、ディスプレイの美しさや先進技術による高い安全性も魅力。

派手な機能はありませんが、質実剛健なタイプで普段使いや災害時に役立つ製品です。

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DEENO X1500のデメリットとして、充電スピードの遅さや充電時にアダプターが熱を持つ、無停電電源装置の非搭載などが挙げられます。

しかし、これらの問題を解消した新モデル「DEENO S1500」が登場しました

特に充電スピードは業界最新の急速充電双方向インバーターを採用しており、最短2時間でフル充電が可能。

充電時のアダプターの熱問題も改善され、無停電電源装置も業界最速の10msで動作するものが新たに搭載されました。

基本的なスペックはX1500を踏襲しつつ、これらの新機能とともに価格はわずかに値上がりしていますが、その価値は十分に感じられるでしょう。

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Jackery ポータブル電源 1000 Plus(☆☆☆)

Jackery ポータブル電源 1000 Plus実機レビュー:信頼できるメーカーと安全性が備わった理想的選択肢
容量出力重量サイズ価格
1,042Wh2,000W14.5kg35.6 x 26.0 x 28.3cm168,000円
  • ミドルクラスで最高評価、ほぼ完璧な製品
  • 使用時・充電時のファンの騒音がほぼなし 最高レベルの静音性
  • バッテリーパックにより容量を5,058.56Whまで拡張できる汎用性の高さ
  • 機会が苦手な方にも使いやすいシンプルな操作性
  • 安全性高く、充放電サイクルが4,000回以上と他社製品より長寿命
  • カスタマーサービスの質がポータブル電源メーカーでは頭ひとつ抜けている
  • 純正ソーラーパネルとの組み合わせにより発電性能を引き出せる

長く安全に使える高品質なポータブル電源を求めている方、機械が苦手でポータブル電源を使いこなせるか心配な方におすすめしたい製品です。

使いやすさ、安全性、バッテリー容量拡張性、静音性、先進的なソーラーセル技術がポイント。

特に、充電時・使用時のファンの静音性はいままで検証してきたポータブル電源で最も静かです。リビングや寝室など静かな環境で使用することを考えている方にはおすすめできます。

メーカーの信頼性・継続性がポータブル電源選びでは最も大切です。メーカーが存続していなければ、長い保証期間に意味がありません。

Jackery社は、日本のポータブル電源市場で実績も長くトップブランド。カスタマーサービスの質が非常に高く、安心して購入できます。

Jackery ポータブル電源 1000 Plusの魅力の一つは、拡張バッテリー機能です。最大約5,000Whまで拡張可能なため、用途が変わっても機器が無駄になることはありません。

まずはポータブル電源を導入し、使い方がわかってきたら容量を増やして停電などに対応するシステムにしていくこともできます。

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エコフロー デルタ 2(☆)

EcoFlow DELTA2をソーラーパネル充電
容量出力重量サイズ価格
1,024Wh1,500W12kg40.0 x 21.1 x 28.1cm143,000円
  • 容量1,024Wh・出力1,500Wで90%の家電が使える
  • 一般的なポータブル電源は80%までの充電に約5~9時間必要なのに対し、デルタ 2はその約7倍速のわずか50分で充電可能
  • デルタ 2専用エクストラバッテリーおよびDELTA Max専用エクストラバッテリーで最大3,040Whまで拡張できる
  • リン酸鉄リチウムイオン電池が搭載、充放電サイクルが3,000回以上で10年間は使用できる
  • 次世代パススルー充電に対応。ACコンセントに繋いでいるときはバッテリーを介さず家電に直接給電します
  • 5年間のメーカー保証

エコフロー社のリン酸鉄リチウムイオン電池搭載エントリーモデルです。

出力は1,500Wあるので電子レンジ等ほぼ全ての家電を動かせます。

容量が心許ない感じもしますが問題なし。デルタ 2専用エクストラバッテリー・DELTA Max専用エクストラバッテリーを増設することで最大3,040Whまで拡張可能。

クチコミやレビューを見ていると初期不良が少し出ているようですので、購入時はすぐにチェックが必要です。販売されている量が多いだけに不良品が出る可能性も増しているのかもしれません。

私は発売直後に購入しました。毎日のように使っていて、少し不具合が出始めています。バッテリー残量が突如ゼロになって電源が落ちてしまいます。個体によって、条件が異なるので参考意見ということで。

3,000回の充放電サイクル+高寿命、バッテリーの拡張性と長年使っても時代遅れになりにくい製品です。メーカー保証も5年間ありますので、安心して購入できるポータブル電源!

セール時は40%オフになり始めているため、相対的にお得度が増しています。9万円台前半でしたらお買い得。

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ASAGAO AS2000-JP(☆☆)

ASAGAO AS2000-JP 実機レビュー 厳選された日本製クオリティを満たすポータブル電源
容量出力重量サイズ価格
1,9200Wh2,000W
αBOOST 2,800W
20kg35.5 x 34.7 x 22.7cm249,800円

ASAGAO AS2000-JP 公式製品ページ

  1. 最大2,800Wまで使用可能なαBOOSTモード: 同時に複数の電気製品を使用できる
  2. 1,920Wh(実測値2,390Wh)の大容量: 大容量バックアップ電源として活用できる
  3. 充放電サイクル3,500回以上の長寿命: 長寿命で信頼性が高い
  4. パススルー&自動内蔵電源切替機能(10ms以内): 電力供給が途切れることなくスムーズに切り替わる
  5. 低温下でもしっかり動作: -10℃~45℃の使用温度範囲で動作可能
  6. 国際的安全規格に適合: 世界基準の安全性能が確保されている
  7. 「AC出力定格電圧(100V/110V/120V)の切り替え」機能は他のポータブル電源にはない特徴
  8. 全高調波歪(THD)が1.2%とクリーンな電源
  9. かなり割高感がある

ASAGAO AS2000-JPは、レビューを書いていても書き切れないほど、多くの優れた特長と機能を持つポータブル電源です。その分、他社製品と比べると高額に感じると思います。

最大出力2000W、αBOOSTモードでさらに2800Wまで対応し、約20kgという圧倒的な軽さを実現しています。

また、静音性はJackeryと双璧。ファンが回らなくても冷却できる構造と素材、回ったとしても静粛なファン。

日本製クオリティという信頼性と高い安全性、5年間の長期保証といった細部まで配慮された設計が評価を高めています。

独自の特徴、例えばAC出力定格電圧(100V/110V/120V)の切り替え機能や、全高調波歪(THD)が1.2%という驚きのクリーンさなどは、他社製品にはない魅力をもたらしています。

長時間の使用、複数の家電への対応、そして信頼性と安全性。日本製に近いポータブル電源を探しているなら、ASAGAO AS2000-JPはあなたが探し求めていた製品と言えるでしょう。

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ALLPOWERS R3500(☆☆☆)

ALLPOWERS R3500:電力節約×コストパフォーマンス最強!スマートホーム・オフグリッド生活が快適に進化
  • 容量3,168Wh・出力3,200Whで実売19万円程度というハイコストパフォーマンス製品
  • ホームバックアップ製品としては最高水準 EcoFlow・BLUETTIを凌ぐ
  • 最大2,000Wのソーラーパネル発電と組み合わせることで電気料金削減効果あり
  • 簡単に導入できるため、災害や停電、電気代高騰から家族を守るのに最適

ALLPOWERS R3500は、大容量と高性能、使いやすさ、手ごろな価格、そして電気代節約効果を備えた魅力的なポータブル電源です。

私は、R3500とレノジー両面220Wソーラーパネル2枚を組み合わせて、太陽光発電でエアコンの運用を行っており、電気料金の削減が実現しています。

拡張バッテリーのB3000と併用すると、エアコン(暖房)を20時間近く継続利用できました。停電時も安心です。

そして、この製品の最大のメリットは他社と比べても、格段に価格が抑えられていることです。

安いからといって作りに手を抜いているわけではありません。私自身がオフィスで1年近く使い続けていますが、故障もなく安全に運用できています。

エネルギー効率と使いやすさを両立させた設計は、電気料金の上昇傾向を考慮すると、長期的に見て高いコストパフォーマンスを誇ります。

コストパフォーマンスと環境に優しいエネルギー供給を兼ね備えたR3500は、長期的に電気代を削減したい方にとって理想的な選択肢と言えるでしょう。

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ALLPOWERS R3500&B3000が通常価格の50%オフで提供されています。詳細はALLPOWERS公式サイトでご確認ください。

→ ALLPOWERS公式サイト

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リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの優位性

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの優位性
画像参照:Will sodium-ion battery cells be a game-changer for electric vehicle and energy storage markets?

画像内、LFPがリン酸鉄リチウムイオン電池です。

リン酸鉄リチウムイオン電池は、その安全性と寿命の長さで評価されています

一方、単位あたりの電力容量や電力効率に関しては、三元系リチウムイオン電池の方が優れていると一般に認識されています。リチウムイオン電池が発熱量が少ないとされるのも一般的な見解です。

リン酸鉄リチウムイオン電池の特徴は、発熱があったとしても熱暴走のリスクが低いことから、一般的に安全とされています。

さらに、リン酸鉄リチウムイオン電池においては、結晶構造内部のリンと酸素の結合が強固であるため、過充電や高温時に結晶構造が崩壊しても酸素放出が少ないという特性があります。

この特性により、異常発熱や発火に対する安全性が高まると理解されています。

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー 安全性のエビデンス

「Nature」誌に掲載された科学論文1によれば、リン酸鉄リチウムイオン電池は低電圧でも安全に運用でき、安定した性能を維持することが示されました。

この研究の中で注目すべき点は、バッテリーのエネルギーの99.1%を取り除いた状態でのテストが実施されたことです。その結果、バッテリーの容量に変化はなく、抵抗の上昇もほとんど見られませんでした。

さらに興味深い結果として、ショートサーキットテストが挙げられます。2.3Vまで放電したセルの表面温度はわずか6℃しか上昇せず、より高い電圧で放電したセルでは火花や煙、火災が発生しました。

これらの結果から、リン酸鉄リチウムイオン電池の低電圧状態での安全な運用が実証されたと言えるでしょう。

バッテリー種別ごとの特性比較と新バッテリー技術

リチウムイオン・リン酸鉄リチウムイオン・ナトリウムイオン・半固体電池の性能比較
リチウムイオン・リン酸鉄リチウムイオン・ナトリウムイオン・半固体電池の性能比較

相対的な関係なので「リチウムイオン電池がとても危険」とは言い難いと思います。

参考記事:「ポータブル電源の火災事件・爆発・危険事象のニュースをまとめています

上記の記事を見ていただくとわかるのですが、発火・爆発するには理由があります。使い方が悪かったり、製品自体の作り(BMSや部品の組み付け、ファン性能など)が悪かったり。問題はバッテリー種別だけではありません。

しかし発火・爆発した場合の被害はリチウムイオン電池の方が甚大になるのは確かです。

さらに次世代バッテリーとして、「ナトリウムイオン電池搭載ポータブル電源」や「半固体電池搭載ポータブル電源」「全固体電池搭載ポータブル電源」の販売も開始、または予定されています。

参考記事:Bluettiが世界初のナトリウムイオン電池使用のポータブル電源を発表!ナトリウムイオン電池とは?

参考記事:業界初の半固体電池ポータブル電源 ZENDURE SuperBase V(販売中)

参考記事:YOSHINOの全固体電池搭載ポータブル電源(販売中)

技術の進化とともに安価で安全なポータブル電源が手に入りやすくなってきましたね。

まとめ:Jackery、BLUETTI、Ankerから選ぶと後悔が少ない

この記事では、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載したポータブル電源の選び方と、2024年最新のトップランキングをご紹介しました。また、各メーカーの信頼性や企業存続可能性についても深掘りしました。

全ての情報は私自身が50台以上のポータブル電源を実際に手に取り、検証した結果をもとに作成しています。リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの安全性と新技術についても触れました。

現状ではエコフローの製品が最適とされることが多い一方で、Jackery、BLUETTI、Anker、ALLPOWERSなどのライバルメーカーも品質において引けをとりません。

個人的にはJackeryのリン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載モデルの完成度の高さにびっくりしています。迷ったらJackeryのリン酸鉄リチウムイオン電池Plusシリーズを選べば問題ありません。

今回ご紹介した製品はすべて中国製で、日本製のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載ポータブル電源の登場が期待されています。

より安全性の高い全固体電池では、日本が先行しているのでそちらを期待するのも良いかもしれません。

「この製品やメーカーはどうなの?」といった質問があれば、コメント欄からお気軽にお寄せください

完璧な回答ができるわけではありませんが、一緒に考えたり、調べたりすることはできます。高額な買い物だからこそ、後悔のない選択をしてくださいね!

よくある質問・脚注・更新履歴

Q.リン酸鉄リチウムイオンバッテリーのデメリットは?

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの主なデメリットは、エネルギー密度が低く、価格が高い、低温環境下での性能低下、および充電速度が遅いことです。

しかし、導入コストは高いですが、寿命が一般的な三元系リチウムイオンバッテリーよりも3倍以上長いため、長期的なコストパフォーマンスは高いでしょう。

Q.リン酸鉄リチウムイオンバッテリーが発火することはありますか?それはどういった場合ですか?

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4バッテリー)は、他のリチウムイオンバッテリーに比べて熱安定性が高く、発火リスクは非常に低いとされています。

ただし、絶対的に発火のリスクがゼロではないため、まれに発火することがあります。以下は、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーが発火する可能性のある状況です。

  1. 過充電または過放電:電池管理システム(BMS)が機能していない場合や、適切な充電器を使用していない場合、内部の化学反応が不安定になり、発火のリスクが増加します。
  2. 内部ショート:バッテリーの内部構造が損傷すると、電極間でショート回路が発生することがあります。これは通常、衝撃、過剰な圧力、あるいは経年劣化によって引き起こされます。内部ショートが発生すると、局所的な熱が生じ火災のリスクを高めます。
  3. 高温環境:極端な高温環境下では、発火のリスクが増加することがあります。

脚注

  1. Transportation Safety of Lithium Iron Phosphate Batteries – A Feasibility Study of Storing at Very Low States of Charge ↩︎

更新履歴

  • 2023/05/21 ALLPOWERS R3500をランキングに追加しました
  • 2023/06/03 ASAGAO AS2000-JPをランキングに追加しました
  • 2023/06/22 Enernova ETAをランキングに追加しました
  • 2023/08/11 EcoFlow DELTA Proをランキングから除外しました
  • 2023/08/11 DEENO X1500をランキングに追加しました
  • 2023/08/25 Jackery ポータブル電源 1000 Plusをランキングに追加しました
  • 2024/01/06 Jackery ポータブル電源 300 Plusをランキングに追加しました
  • 2024/02/19 BougeRV ポータブル電源 Fort 1000 をランキングから除外しました