BLUETTI EB3Aをさまざまなメーカーのソーラーパネルで充電をしてみます。
どのソーラーパネルが使えるかわかりにくいですよね。
BLUETTI純正が使えるのは当たり前なので他社メーカーのものをご紹介します。
ちなみに「すぐに役立つ!ポータブル電源とソーラーパネル接続の実用ガイド」へのコメントで、「BLUETTI PV200 ソーラーパネル 200W」だと130W〜160Wで充電できていると情報をいただきました。
また、管理人の所有するBALDR 200W ソーラーパネルでは2月にも関わらず162Wでソーラー充電できました。
参考記事:BALDR ソーラーパネル 200Wでポータブル電源を充電 EcoFlowやBLUETTIにも使えるよ!
BLUETTI EB3Aとソーラーパネルの接続方法

EB3Aの入力ポートはDC7909という形状です。
ソーラーパネル側のケーブルがDC7909であれば、メーカーを問わず接続できます。
または、別売りの「BLUETTIポータブル電源用 MC4ケーブル EB70 EB3A に適用 長さ1.5m」を購入して、MC4コネクタのソーラーパネルと接続する方法もあります。
BLUETTI EB3Aはソーラーパネルによるパススルー充電が可能
パススルー充電とは、充電しながら給電できる機能のことです。
ソーラーパネルで充電している時はACコンセントが使えないポータブル電源もあります。
EB3Aに関しては、ソーラーパネルで充電していても全ての出力ポートが使えました。
実際にソーラーパネル充電をしながら、コンセントで電気毛布へ給電してみました。


左上のPV80Wがソーラーパネルでの充電量。
右下のAC88Wが電気毛布に使われている電力量。
この場合は電力使用量の方が若干多いので少しずつバッテリー容量が目減りしていきます。
接続できたソーラーパネルの紹介
実際に接続し発電できたソーラーパネルをご紹介していきます。
ちょこちょこソーラーパネルを購入しているので少しずつコンテンツが増えていく予定です。
BALDR ソーラーパネル 120W
BALDRのソーラーパネルは、DC5521・DC5525・DC7909・XT60・アンダーソンの5種類の出力形式に対応しています。
BALDRはTOGOPOWER株式会社のブランドでアメリカではウォルマートでも取り扱われている信頼できるメーカーです。
実際に使ってみた結果は、80W〜100Wで発電し、バッテリー残量30%から2時間ちょっとでフル充電でした。

気象条件は晴れ、22℃、12時頃から開始。雲も風もほとんどない日でした。
発電量はアプリでリアルタイムに確認できます。

左上のPV86Wが発電量です。
ポータブル電源とソーラーパネルのメーカーが異なっても接続できることがわかりました。
RENOGY フレキシブル ソーラーパネル 50W

「RENOGY フレキシブル ソーラーパネル 50W」は、キャンピングカーやヨット、庭などに設置して使用するタイプのソーラーパネルです。
レノジー社(2010年設立)はカリフォルニア(アメリカ)に本社があり、世界中で使われている信頼あるブランド。
ソーラーパネルだけでなく、バッテリーやチャージコントローラー、インバーターなどオフグリッドシステム商品を包括的に開発・販売しています。
EB3Aは最大200Wでソーラー充電できます。なのに50Wのソーラーパネルを使うのはもったいない感じもしますね。
とはいえ、ソーラーパネルにあまりお金をかけたくない方もいらっしゃると思いますので、実際に購入して実験をしてみました。
この製品のメリットは、価格が安いことです(実売8,000円程度)!
また、元々屋外用のソーラーパネルなので耐候性(耐久・防水)がとても高く、寿命も長い。
この製品は25年間の出力保証で、5年/ 95%効率・10年/ 90%効率・ 25年/ 80%効率となっています。
それでは、実際に接続をしてみましょう。
必要なものは「RENOGY フレキシブル ソーラーパネル 50W」と「MC4-DCケーブル」です。
ケーブルは純正の「BLUETTI MC4ケーブル EB3Aに適用 長さ1.5m」でもいいですし他社ブランドのものでもOK。
撮影のためにポータブル電源をひなたに出していますが、実際に充電する際は涼しいところに設置してくださいね。

画像の通りケーブルが長いので、ポータブル電源は家の中に置いたままでも大丈夫。
キャンプでもテントの中にポータブル電源を置いておいて、ソーラーパネルは日当たりの良いところに設置、といった使い方ができます。

ソーラーパネルは5層で成り立っておりIP68級の耐候性を持ちます。
IP68は「粉塵が入らない、かつ継続的に水中に沈めても浸水がない」というレベルです。


折り畳みソーラーパネルと異なり、コネクタ部分も防水・防塵です。


平均して30W程度、最大で36Wでした。50Wの70%くらいの性能は出ています。
4月に行っているので夏に向かうともう少し発電量は増えると思います。
夜間に30%までバッテリー容量を使い、日中に6〜7時間ソーラー発電するとフル充電、というサイクルが8,000円のソーラーパネルで作れます。
ひとまずベランダやお庭でソーラー発電してみたい方にはおすすめできるソーラーパネルです。
慣れてきたらサイズの大きいものを購入したり、もう一枚同じものを購入して並列接続して見るのもいいかも。
このやり方はJackeryやAnkerのポータブル電源でも応用できます。ともに入電ポートがEB3Aと同じDC7909なので。

純正ソーラーパネル
純正ソーラーパネルで充電するのが一番手っ取り早いです。
しかし、ちょっと他ブランドより高いのがデメリット。
この記事の趣旨にはそぐわないのですが、一応純正ソーラーパネルも紹介しておきます。セール価格の時ならば他ブランドの定価くらいで購入できます。
純正品で揃えたい場合はBLUETTIが販売しているポータブル電源・ソーラーパネルセットがおすすめ。
MC4ケーブル(1,980円相当)がおまけでもらえるのでお得です。
また、送られてきたものを繋ぐだけでソーラー充電が始めることができます。
まとめ
DC7909ケーブルがあるソーラーパネル、または別売りのMC4-DCケーブルを購入してMC4ケーブルのソーラーパネルと接続することができます。
今後もソーラーパネルを購入するごとにコンテンツを増やしていきます。
何か質問やお困りごとがありましたらコメントでお伝えください。
完璧な回答はできませんが一緒に考えるお手伝いはできますので!
はじめまして。
都内のマンションに住んでいます。防災用にポータブル電源の購入を検討しています。どのくらいの容量の電源を持っておくのがオススメでしょうか。
現在、大人2人、未就学児の子ども3人で暮らしています。防災用での購入のため、できるだけ購入額は抑えたく思っています。評判のいいbluetti eb3Aとソーラーパネルを一緒に購入を検討していますが、備えとしては容量が足りないでしょうか。
やま様、コメントありがとうございます♪
本日は仕事なので明日お返事致します。
少々お時間をください。よろしくお願いいたします!
お返事ありがとうございます。急ぎませんので、お時間ある時にご回答いただけたら幸いです。
害時の電源確保をお考えなんですね。
都内で起こりうる電源喪失としては、地震、台風、大雨、雷、計画停電といったところでしょうか。
東日本大震災時の東北地方では466万世帯が完全に電源を喪失。3日後にはそのうちの80%が電源を回復しています。その後、計画停電(1日4時間)が3ヶ月くらい続きました。
このことから最悪のパターンとして72時間程度カバーできれば家族を守れるかと考えます。
次に電源を維持したいものは何か?ですね。
消費電力を足して必要量を考えてみます。
例えば、冷蔵庫(500L)→ 1時間あたり30Wh
iPhone14を1回充電(0からフル充電)→12Wh
BLUETTI EB3Aだと容量が268Whなので、冷蔵庫(500L)だと7時間程度使用可能、iPhone14だと17回くらい充電可能となります。
情報源として「スマホが充電できればOK」であればBLUETTI EB3Aでも十分ですね。
家電も使いたいとなると容量が足りないと思います。
ソーラーパネルは晴れていると大活躍なのですが、天気は不確定要素なので計算が立たない点がデメリットです。とはいえ、ないとあるとでは雲泥の差なので1枚は所有すると心強いと思います。
予算と停電による避けたい不利益の均衡が取れた製品が見つかることを願っております。引き続き、条件を教えていただければ見合った製品をご紹介致しますので、お気軽に仰ってください♪
興味深いスレッドですね。参考にさせてください。
横から申し訳ないのですが、議論のヒントを一点。
被災停電後、どのくらいの時間をカバーすべきか? ということですが、管理人さんの72時間案はとても安心寄りかつ合理的ですね。素晴らしい。
何をカバーしたいかによりますが「スマホ」「放送」による情報入手目的なら48時間目安が妥当かもしれません。というのも、放送や携帯電話の送信所の非常発電は概ね48時間を確保するように作られているからです。雪や地震で送信所までの取り付け道路が使えない場合、補給が間に合わず停波してしまいます。(なので、スマホが充電されていてもそもそも電波が来ない)
また、東京都は「48時間は自助努力で何とかしてほしい、それまでには物資を届けられる・・・」という算段をアナウンスしています。
ご質問者さんは、小さなお子様がいらっしゃるのでエクストラをどのくらい持つのかということもありますが電気だけあっても仕方がないので、バランスを考えて備蓄できると安心です。
ちなみに、ソーラーパネル200wがあるとすると、効率65%(我が家の実測値がこれくらい)で6時間採光駆動で780wh程度蓄電可能。冬季に「電気毛布」を「弱」で利用して75w消費で10時間くらい使える計算です。太陽の恵の目安としてお考えください。
みりまるさん、newsさん
返信が遅くなり申し訳ございません。
ご丁寧にありがとうございます!
「どれくらいの時間をカバーするかについて」ですが、「スマホ」「放送」による情報入手目的を主として考え、48時間目安に考えようと思います。
「電源を維持したいものは何か」ですが、もう一つだけ教えてください。
停電時、電源の維持が必須になるようなものですが、スマホだけという認識でよろしいでしょうか。
我が家では、停電時の備えとして、現時点ではカセットコロンロと非常食を用意しており、冷蔵庫の維持は考えていません。
その他、ドライヤーや電子レンジ、ストーブなどは、停電時を少しでも快適に過ごすために必要なものであって、必須の電源ではないと考えていますが、甘いでしょうか。
48時間という時間を乗り切るために、何が必須なのか、維持すべき電源が何なのか、つまづいています。
もしスマホ以外に必要不可欠な電源があれば、それを見込んで購入しようと思います。
主観的な考えで結構ですので、お伺いしたいです。
お時間のある時に助言いただけたら幸いです。
やま様
コメント拝見しました。ありがとうございます。
さて、被災時に何を重視するのかという問題ですが、私は・・・
「水分」「情報」「温度(熱い寒いを凌ぐ)」と考えます。
1日あたり一人2リットル、48時間で×2ですね。
温度は、夏の「涼風」と冬の「温暖」です。
夏の扇風機と冬の電気毛布が運用できれば、避難所での生活はうんと楽になると思います。
カセットコンロがあれば、冷蔵庫の在庫は順次お腹に収まります。
元々、2・3日食料がなくても死ぬことはありません。が、なにがしか口にできるのは精神的にうんと助かります。
この辺りを最低限守るとお考えになって、電子レンジとかドライヤーなど、後はゆとりを確保するということでいかがでしょうか。
やま様、news様コメントありがとうございます!
48時間カバーするのであれば、一番重要だと思っているのはスマホですね。
次に気候への対応。news様と同じです。
東日本大震災に被災し、家と家族を無くしましたが何より耐え難かったのは3月なのに寒さです。
「電気毛布やあんかがあったらなぁ」と毎日考えながら過ごしていました。夏だったら扇風機が欲しいなぁ、と思ったことでしょう。
庭で焚き火をして暖をとっていました(東京では難しいかも)。
灯り(安全確保と夜の不安感解消)も重要。DC給電できるLEDライトがいくつかあるといいですね。
USBで充電できるタイプならポータブル電源が動いている間は運用ができます。
LEDライトが付属するポータブル電源も便利です。
あと、水や食料、調理器具。調理器具はキャンプ道具で代用しました。CB缶を多めに持つと安心です。
ガスや水道は電気よりも復旧が遅いので余剰を多く持つのがいいかと思いました。食料は意外に早く配布が始まりますので。
やっぱり一番はスマホを維持することですかね。Twitterがあれば生存確認もできますし、救助を求めることができます。
孤立感も解消できますし。
そう考えるとコンパクトなポータブル電源でもいいかもしれませんね。
news様、みりまる様
ご返信ありがとうございます。
非常に非常に参考になりました。
ポータブル電源に求める役割は、「スマホ」、「電気毛布or扇風機」、「灯り」の3つを軸に考えます。
ポータブル電源はコンパクトなものにし、その他の水分や食料、カセットコンロのガスなどの補充に回そうと思います。
「備えあれば憂いなし」と言いますが、狭いマンション暮らしだとそのバランスが難しく、大切な備えとは思いつつ、「いつ使うか分からないもの」に対しどれくらい資金を費やせばいいのか分からずおりました。
お二方のご意見を参考に「効果的かつ効率的な備え」をしようと思います。
質問させていただき、本当によかったです。
これからもみりまる様のサイト、拝見させていただきます。
ありがとうございました。
やま様、ありがとうございます。
少しでもお役に立てたのなら嬉しいです!
使い道を限定できれば低コストで備えることができますね。
質問をいただき、改めて「ポータブル電源の存在価値」に関して考える機会を得ました。
コメントをいただき本当にありがとうございました。
また、助言をくださったnews様、いつもありがとうございます!
今後ともご愛顧いただけるとうれしいです。お気軽にコメントもくださいね♪