この記事は一定の時間が経過しており、一部情報が最新のものではない可能性があります。この記事はあくまで過去の資料として残しております。
パワーバンクスは、品質と安全性を重視し、自身で検証した製品だけをおすすめとしています。EcoFlow WAVE2が最新製品となります。エコフロー公式サイトでご覧になってください。
また、最新のおすすめポータブル電源の情報はこちらのリンクからご覧いただけます。
EcoFlowからポータブルクーラーの予約先行発売は6/22をもちまして終了しました。
2022年6月30日より楽天市場、PayPayモールにて一般販売が始まりました。
このポータブルクーラーは「EcoFlow Wave」という名称です。






今わかっている機能を書いてみます。
サイズ(mm) | 518×310×416 |
重量 | 約17.5kg |
価格 | 169,400円より |
冷却能力 | 4,000BTU/1,200W |
ソーラー入力 | 最大200W |
シガーソケット入力 | 12V/24V =8A 最大200W |
周囲温度 | 5℃ – 50℃ |
クール設定温度 | 15℃ – 30℃ |
騒音(1mの距離で) | 55dB |
冷却能力1.2KWは、家庭用クーラー(6畳用2.2KW)の半分より少し上の能力です。
風量は強で9m/s、弱で6.5m/s程度。かなりパワーあり。
最大冷却時は600W、最小冷却時は冷却モードで300W、ファンモードで45W。
EcoFlow Waveには内蔵バッテリーがありません。1,008Whのアドオンバッテリーを使用するか、EcoFlow Max/ProをDC電源として使用できます。または、壁のコンセントに直接差し込むこともできます。
アドオンバッテリーを使うと完全コードレスにできる点がポータブル電源メーカー EcoFlowらしいと思いました。
稼働時間については「EcoFlow Waveの稼働時間」の項にまとめてあります。
付属アクセサリ:冷風吹き出し口カバー、温風吹き出し口カバー、エアダクト小(直径13cm・長さ120mm)、エアダクト大(直径16cm・長さ120mm)、排水チューブ、取扱説明書等一式。
EcoFlow Waveの取扱説明書は以下のリンクからご覧ください。
排熱ダクトの使い方やテントでの設置方法などが記載されています。
公式によるEcoFlow Wave紹介動画です。
気になる日本での価格は?
バリエーションは4つ!以下が正規価格になります。
- EcoFlow Wave単体・・・169,400円
- EcoFlow Wave + アドオンバッテリー・・・275,000円
- EcoFlow Wave + EcoFlow DELTA Max・・・411,400円
- EcoFlow Wave + EcoFlow DELTA Pro・・・568,700円
EcoFlow Wave単体

割引タイプ | 割引率 | 価格(円) | 在庫 |
---|---|---|---|
早割 | 10% | 152,460円 | 200 |
通常販売 | 169,400円 |
EcoFlow Wave + アドオンバッテリー

割引タイプ | 割引率 | 価格(円) | 在庫 |
---|---|---|---|
早割 | 10% | 247,500円 | 200 |
通常販売 | 275,000円 |
アドオンバッテリーは三元系リチウムイオン電池です。 充放電サイクルは800回。800回以降の寿命サイクルは80%以上の容量となります。
空の状態から2時間でフル充電。
アドオンバッテリー自体は7.5kgなので、本体と接続して使うと25kgになります。
このセットにはシガーソケットケーブルが付属します。
アドオンバッテリー(1008Wh)で8時間使うには(約 2.5時間冷却モード+5.5時間ファンモード)のプリセットを用います。
EcoFlow Wave + EcoFlow DELTA Max

割引タイプ | 割引率 | 価格(円) | 在庫 |
---|---|---|---|
早割 | 10% | 370,260円 | 30 |
通常販売 | 411,400円 |
DELTA Maxには1,600Whと2,000Whのモデルがありますが、このセットはDELTA Max2000です。
DELTA Max 2000(2016Wh):で8時間使うには(約 6時間冷却モード+2時間ファンモード)のプリセットを用います。
DC接続ケーブル(XT150)が付属しますので、ACコンセントで利用するよりも電力消費が30%近く効率的になります。
EcoFlow Wave + EcoFlow DELTA Pro

割引タイプ | 割引率 | 価格(円) | 在庫 |
---|---|---|---|
早割 | 10% | 511,830円 | 20 |
通常販売 | 568,700円 |
DELTA Proはリン酸鉄リチウム電池を使っているので全てのセットの中で最も安全です。
DELTA Pro(3600Wh)のバッテリーで16時間(2セッション:1回目8時間完全冷却モード、2回目2.5時間冷却モード+5.5時間ファンモード)使うことができます。
DC接続ケーブル(XT150)が付属しますので、ACコンセントで利用するよりも電力消費が30%近く効率的になります。
スマート発電機アダプターも付属。スマートジェネレーターをお持ちであればガソリンで電力を供給できます。
排水は蒸発させるシステム
ポータブルエアコンは涼しくするために水を集めることをご存知ですか?
そして、エアコンを働かせるためには定期的に水を排出しなければならないです。
幸運なことに、EcoFlow Waveはこの問題を組み込んだ蒸発システムで解決します。
Waveは水を貯める代わりにユニットの熱を使用して余分な液体(湿度70%以下の場合)を取り除きます。
つまり、夜中に排水ユニットを空にする必要もなく、テントの中で水たまりができることもなく、夜の間は涼しく快適に眠ることができます!
湿度が70%以上だと排水が必要になるようなので日本だとドレナージチューブを常に使うことになりそうですね。
排気ダクトについて
車やテントで使う時に排熱が必要です。
EcoFlow公式の見解は以下のとおり。

排熱はダクトから出します。まあまあ太い(直径13cm)ので車で使う場合はどのように設置するかが問題かな。
EcoFlow公式では販売予定がなさそうです。ウインドーアダプターは3Dプリンターで作れないかな?


テントの外において冷たい空気だけを引き込むことができるみたい。
日本のキャンプ場は狭いので他人への騒音問題がありそうですね。
アプリで制御可能
アプリを使用してWaveのエネルギー使用をモニタリングし、温度や実行時間などの設定を簡単に調整することができます。
涼しく快適な夜の睡眠のため稼働時間を設定することができます。
Waveはスマートバッテリーアルゴリズムを使用して、一晩中自動調節します。
エアコンの効率を上げながら、省エネのプロセスを自動化します。Smart Battery Allocation Algorithm」を搭載しており、予想される運転時間(最大8時間)を設定することができます。
この時間に基づいて、デバイスは冷房とファン設定を交互に行い、冷房と運転時間のバランスをとります。また、ACの自動スケジュールを設定することができるので、手動で電源を切る必要もありません。
今後のファームウェアのアップデートでは、冷却モードをさらに向上させるため、扇風機と冷却モードの間を工夫的に前後に切り替えるモードもリリースします。
対抗製品はZero Breeze
EcoFlow Waveの冷却性能をチラ見しましょう。
標準エアコンと同じ冷却効果を実感できるようにEcoFlow Waveを設計しました。
テント、RV、または26平米(16畳)以下のあらゆるスペースで使用することを想定しています。
4000 BTU(1200W)で、Waveは業界最高の冷却性能を提供し、温度を約8分で30℃から24℃に下げます。
BTU:ヤードポンド法の熱量の単位の一。 1BTUは1ポンドの純粋な水の温度を1気圧のもとでカ氏温度60.5度から1度だけ上げるのに必要な熱量として定義される。
快速な冷却時間だけではなく、温度レベルをキープするインバーターコンプレッサーも搭載しています。
ベンチマークにしている比較製品は「ZERO BREEZE Mark 2」のようです。
参考記事: ZERO BREEZE Mark 2
1,699ドルなので、EcoFlow Waveはもう少し安く出してくるかな?
DELTA Max、DELTA ProとはXT150ケーブルで接続するみたい
Youtuberさんなのかな、アウトドアで試用している方がいてエコフローのポータブル電源と接続して使っていました。
XT150ケーブル(69ドル)を使うようです。ポータブルエアコンに内蔵バッテリーがあるでしょうけど、外付けで稼働時間を伸ばせるのでしょうね。
「EFDELTA(1,260Wh)だとWaveを全力で使って3時間」という記述がありました。温度が安定するまでは消費電力330Wくらいみたい?
EcoFlow Waveはアドオンバッテリーで最大8時間の稼働時間があります。
しかし、XT150ポート経由でEcoFlow DELTA MaxまたはProを接続すれば、これを最大8~16時間の稼働時間に拡大することができます。 他の接続方法を使用するのと比べ、DC電源変換の損失を避けるため28%効率的です。
EcoFlow Waveの稼働時間
EcoFlow Waveには運転モードが4つあります。
- 冷房モード・・・インバーターコンプレッサーによる強力な4000BTU冷却
- エコモード・・・低・中・高から選択可能。エコモードは、ファンと冷房の設定をインテリジェントに切り替え、通常よりも運転時間を延長します。アプリで運転時間の目安がわかるので、安心して涼しく過ごせます。
- タイマーモード・・・EcoFlow Waveをあらかじめ設定した時間だけ運転するように設定します。タイマーが終了すると自動的に電源が切れます。
- ファンモード・・・ファンモードで使用すると、バッテリー容量をあまり使用せずに空気の循環を高く保つことができます。
どのモードでもバッテリー容量をオンタイムで検出し、必要な時に自動的にファンモードに切り替えることができます。アプリで制御可能。
効率的に一晩使う場合の運転サイクルは以下の通り。バッテリー容量が多いほど冷却モードの時間が長く取れるので、より快適に過ごせそうですね。
ひたすら冷却モードを使った場合の稼働時間は以下の通り。
- アドオンバッテリー(1008Wh):3時間
- DELTA Max1600(1612Wh):5時間
- DELTA Max 2000(2016Wh):6時間
- DELTA Pro(3600Wh): 11時間
アメリカではRV車やキャンピングカーなど、オフグリッドライフを楽しむ人たちがたくさんいるので、こういったポータブルエアコンは必需品なのでしょうね。
EcoFlow’s vision goes beyond providing continuous, sustainable electricity,” said Thomas Chan, R&D Director of EcoFlow. “We also want to offer the best living experience, anchored in a comfortable environmental temperature, by building a complete ecosystem which not only addresses power generation and storage, but usage as well. The EcoFlow Wave Portable Air Conditioner is the first step towards this goal.
https://www.prnewswire.com/news-releases/ecoflow-expands-its-ecosystem-with-the-wave-portable-air-conditioner-301545957.html
EcoFlow R&Dディレクターであるトーマス・チャンさんによると、「エコフローのビジョンは、持続可能な電力を継続的に提供することにとどまりません。エコフローのビジョンは、持続可能な電力の供給にとどまらず、発電や蓄電だけでなく、使用方法まで含めた完全なエコシステムを構築し、快適な環境温度のもと、最高の生活体験を提供することです。エコフローのウェーブポータブルエアコンは、この目標に向けた最初のステップです。」とのこと。
以前、日本法人の方に「風力発電も開発している」と聞いたことがあるので、本気で『完全なエコシステムを構築』を目指しているんですね。
EcoFlow Waveに関するFAQ
公式サイトやツイッター、FB、ファンサイトなどで興味深い質疑応答がいくつかあったのでご紹介します。
英語でやりとりされているものを日本語に直して掲載しています。
DELTA miniでもEcoFlow Waveは使えますか?
密閉されていない空間で効果を発揮するのか?
アドオンバッテリーの追加購入はできますか?
ソーラーパネルで直接EcoFlow Waveへ充電できるか?
屋外へ排熱する必要があるのか?
車内で使う場合、排気が必ず必要なのか?
DELTA Max2000でどのくらい使える?
車内でわんこがお留守番するのに使えますか?
アドオンバッテリーとポータブル電源を併用できるのか?
補足:「Smart Generator」は日本では「EcoFlowスマート発電機」として発売されているガソリン発電機です。DELTA Proの電力が指定のパーセンテージを下回ると自動でガソリン発電を開始し、指定の容量まで給電します。
アドオンバッテリーの電池種類と寿命を知りたい
EFDELTA1300でどのくらい使えますか?
設定温度に到達したらWaveは運転を停止するのですか?
アドオンバッテリーをスマホ充電に使えますか?
他社製のポータブル電源でもWaveは使えますか?
どのくらいの広さで使えますか?
アメリカでの早割価格表(参考資料)
アメリカではいち早く先行予約販売が行われています。
参考として記録を残しておきます。




おまけ:EcoFlow Waveのレビュー動画紹介
アメリカではKOL(Key Opinion Leader)によるレビューが公開されています。
英語にはなってしまいますが、製品の全体像は掴みやすいですね。
2022年5月12日現在の情報を動画にまとめました。
随時、情報を更新していきますので、よろしければまた読みにきてくださいね♪