
エコフロー デルタ 2を購入して、造りの良さや使い勝手に日々満足しています。
「これ一台でOK!」と自信を持っておすすめできるポータブル電源です。
しかし、不満点もなくはない。
1番のデメリットは「ソーラーパネルに繋ぐケーブルが別売り」であること。
ソーラーパネルとの併用をメーカーが推奨しているのに同梱されていないのはどう考えても惜しい。
エコフローのソーラーパネルを一緒に購入しても接続できません。
ポータブル電源やソーラーパネルに詳しくない場合は、どうして接続できないのかわからないでしょう。
ソーラー発電するには別売りの「EcoFlow XT60変換ソーラー充電ケーブル(4,800円)」もDELTA2と一緒に購入する必要があります。
さらにエコフローのソーラーパネルは他社と比べても高額です。そのかわり作りはとても良い。
EcoFlow純正ソーラーパネルとの組み合わせに関しては「デルタ 2をソーラーパネル充電する方法」でご紹介しています。
この記事でご紹介する「Kohree ソーラーパネル 100W」は、そのようなデメリットを一気に解消してくれる優れもの。
別途XT60変換ソーラー充電ケーブルを購入せずに、比較的少ない出費でDELTA2をソーラー充電できるようになります。
備え付けのXT-60ケーブルは2メートルあり取り回しが楽、2つ折りなので展開が簡単、安い(約1.5万円)ので2枚購入して並列で使うのも良し、となかなか気の利いた製品です。
参考記事:エコフロー DELTA2 実機レビュー 家電使用、パススルー、充電スピードを実証実験



移動させないならば一番下の「EcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(剛性)2枚セット」がおすすめ。
Kohree ソーラーパネル 100Wでデルタ 2をソーラー充電してみる

畑の小屋前でソーラーパネルを広げてみます。
撮影用にデルタ 2が太陽光の当たる所にあります。実際は日陰においてくださいね。
条件:10/1 10:00〜14:00に実証実験・快晴・27℃・無風・関東地方

平均して70W程度の発電量。
10:00から14:00までソーラーパネルに接続して270Whほど貯めることができました。
朝早くから行えばもう少しデータが伸びると思います。
デルタ 2のバッテリー容量は1,024Whなので4時間で1/3ほど充電できました。
実売価格から考えれば十分の性能だと感じました。
ソーラーパネルで充電しながら家電を使う実証は後ほど行います。
エコフロー デルタ 2とKohree ソーラーパネル 100Wの接続方法

エコフロー デルタ 2とKohree ソーラーパネル 100Wの接続方法は、左上オレンジ部分にソーラーパネルから出ているXT-60ケーブルを差し込むだけです。



ソーラーパネルに詳しくない方、機械が苦手な方でも簡単に接続できますよ!
Kohree ソーラーパネル 100Wのスペックと画像レビュー




ブランド | Kohree |
型番 | HY1824-JP |
価格 | 14,999円(2022/10/04現在) |
変換効率 | 22%〜25% |
サイズ | 116 x 51.5 x 3.5 cm |
重量 | 3.9kg |
発売日 | 2021/11/12 |
KOHREEという会社について詳しいことはわかりません。
所在地は中国広東省にあるようです。
アマゾンを見てみると、ガンタッカーや車中泊グッズなどを販売していてレビューも集まっています。
リチウムイオン電池を積んだポータブル電源と違いソーラーパネルは爆発しないため、個人的にはあまりブランドを気にしていません。
初期不良の時だけ対応してくれればOKだと思ってます。
Kohree ソーラーパネル 100W画像レビュー

折り畳んだ状態で、横59cm・高さ51.5cm、厚み4.5cm、重量は3.9kg。
女性でも軽々持ち運べます。
表面は展開時のキックスタンドが付いてます。
二つ折りの仕組みはマグネットです。程よい磁力。カラビナループの部分に磁石が入っています。

裏面は持ち手と収納袋、キックスタンドです。
持ち手部分はアルミ合金製。

ジッパーはYKKではありませんが簡易防水仕様。

収納袋の中に「XT-60ケーブル」が設置されています。
剥き出しではないため耐候性がありそうです。

アルミ合金製の柱部分に出力ポートがあります。
とても珍しい仕組みですね。



左からDCポート(20V/6A)、PDポート(45W)、USBポート(18W)。
DELTA2のソーラー入力はDCポート(11〜60V/15A)となっているので接続可能。
柔らかいゴム製カバーで守られています。




パネル面は可視光透過率の高いフッ素樹脂ETFEを使用。
防水機能はIP65。突然小雨が降ってきても大丈夫な程度の防水性能。
FCCとRoHS国際認証を取得済みで耐熱性、耐久性が高いとされています。
実際のところは使い続けてみないとわからないと思います。


キックスタンドはパネル一枚に一本付いていて、太いので安定感はあります。
細かい角度調節も可能。
パネル2枚の折り畳みなので風には強いですね。

Kohree ソーラーパネル 100W同梱物

- ソーラーパネル本体(XT-60ケーブル備え付け200cm)
- カラビナ4つ
- 10種類のコネクタ
- DC5521ケーブル 160cm
- 取扱説明書
XT-60ポートとDCポートをカバーしているのでほとんどのポータブル電源と接続できると思います。
EcoFlow製品全般、DC7909ポートのBLUETTIやBALDR、Jackery、Ankerなど。
取扱説明書はちゃんと日本語です。
参考資料:Kohree ソーラーパネル 100Wの取扱説明書(クリックするとPDFが開きます)

EcoFlowのソーラーパネルと比較
EcoFlow純正のソーラーパネルと価格などを比べてみましょう。
「EcoFlow 110Wソーラーパネル」と「EcoFlow 160Wソーラーパネル」です。
発電量は条件によって異なりますので定量的なデータのみとなります。
レビューを見てみると「EcoFlow 110Wソーラーパネル」が100W、「EcoFlow 160Wソーラーパネル」が120Wくらい出ているとのこと。



普段からEcoFlow 60Wソーラーパネル(廃盤)を使っていますが作りはとても良いですね。
収納ケースが支えになるというアイデアも面白い。組み立てはちょっと面倒。ケースが汚れますしね。
製品名 | 価格 | 折り畳みサイズ 横×高さ×厚み | 重量 | 予想発電量 |
Kohree | 14,999円 | 59×51.5×4.9 | 3.9kg | 70W |
EcoFlow 110W | 33,000円 | 42×48×2.5 | 6kg | 100W |
EcoFlow 160W | 42,900円 | 68×42×2.4 | 7kg | 120W |
EcoFlow DELTA2と組み合わせて使う場合は、さらに「EcoFlow XT60変換ソーラー充電ケーブル(4,800円)」が必要です。
コストパフォーマンスではKohreeが圧勝だと思います。
カスタマーサービスや製品保証、ブランド力ではエコフローの方が断然上。
ソーラーパネルに何を求めるか?
管理人はソーラーパネルの発電量はわりと当てにならない、うまく条件に合った時に使えればいい、と考えているのでコスパメインで選んでいます。
高額製品だからといって発電効率が良くなるわけでもありません。
エコフロー以外にも比較対象になりそうなソーラーパネルをいくつか選んでみました。
どれも別売りのケーブルを購入する必要がない、XT-60ケーブル搭載モデルです。
リンクをクリックするとアマゾン商品ページへ移動します。
BALDRは購入して使っています。条件が合うと100W近く発電できます。
平均70W程度。実売価格は22,000円あたりです。
ELECAENTAは以前PR案件を行った際に貸していただきました。
作りがとても高級感があって良いですね。
また、企業担当の方やカスタマーサービスの質はトップレベル。
こちらも70Wから100W程度でます。
実売価格は20,000円あたり。
どちらも良いですがKohreeのコスパには勝てないかな。
まとめ:価格を考えると素晴らしい製品




実際にエコフロー デルタ 2へ繋げて発電してみました。
平均して70Wと実売価格15,000円のソーラーパネルとしては良い成績。
EcoFlow純正ソーラーパネルと比べコスパは抜群。
もう一枚購入して並列で繋げて200WにしてもEcoFlow1枚より安く上がります。
なによりソーラーパネルにつながっているケーブルをDELTA2へ差し込むだけで充電が始まる簡単さ。
当然、エコフロー社のRIVERシリーズやDELTAシリーズにも接続できます。
いつまで存在するかわからない会社ですが、そうそう壊れるつくりではないので元は取れるでしょう。
一応12ヶ月保証が付いています。
野外に放置せず、その都度設置する形であれば数年は使い続けることができると思います。
予算を抑えてDELTA2をソーラー充電したい方にはおすすめできるソーラーパネルです!