ポータブルバッテリーの商品ページでは、「AC電源」や「DC電源」といった言葉がたびたび出てきます。
専門的な言葉であるだけに、その意味をしっかりと理解できていない方も多いとは思います。実はポータブルバッテリーを購入、使用するにあたって知っておくべき用語のひとつです。
AC電源とは、「交流電源」を意味する言葉です。ACは「Alternating Current」の略であり、交流を意味しています。これに対し、DC電源は「直流電源」という意味です。それぞれが異なる性質を持っており、向き不向きにも違いがあります。
AC電源を使用している身近な例として、家庭用のコンセントがあります。ご存じない方も多いかもしれませんが、各電力会社の発電所から供給される電力はAC電源です。
この理由は、AC電源の特徴にあります。ACの方が電気を送る際のロスが少ないため、効率良く各家庭に電気を供給することができるのです。
その一方で、一般的な家電製品の多くはDC電源を採用しています。では、なぜ家庭用のコンセントで使用できるのでしょうか。
実は、多くの家庭用の電気製品にはAC電源からDC電源への変換機能が内蔵されています。交流電源を直流電源へと変換することで、家庭用のコンセントでも使用できるようになっているのです。
またACアダプターを接続することで、コンセントからも給電できるように設計されている機器もあります。その代表的な例はノートパソコンですが、ポータブルバッテリーもこちらのタイプが多いのが現状です。
ただし、ポータブルバッテリーにはAC出力に対応していないものもあります。こうした機器を使用したいと考えている方は、AC出力に対応したポータブルバッテリーを購入するようにしましょう。