
ポータブル電源を使う目的として上位にある「電気ケトルでお湯を沸かす」。
電気ケトルが使えるポータブル電源は1,500W近い出力が必要なため高額になります。
そこで比較的手に入れやすい価格のポータブル電源でお湯を沸かす方法を試してみたいと思います。
今回使うのは「dretec(ドリテック) IH クッキングヒーター ピッコリーノ(DI-217BK)」と「TogoPower ADVANCE500」です。
IH クッキングヒーターはパナソニックやアイリスオーヤマ、山善などさまざまなブランドから販売されていますが、レビュー数がダントツで多いドリテックにしてみました。
ポータブル電源はビックカメラでも取扱のあるTogoPower株式会社のエントリーモデル。出力500Wなので参考になりやすいと思います。
参考記事:TogoPower ADVANCE500 実機レビュー
IHクッキングヒーターに必要なワット数

上記の画像は「dretec IH クッキングヒーター ピッコリーノ」の取り扱い説明書の一部です。
参照:dretec IH クッキングヒーター ピッコリーノ取り扱い説明書(PDF)
火力は100W〜1,000Wの10段階。商品説明欄にもこのように書かれているので、「最低限100Wあれば使えるだろう」と考えてしまいます。
出力100W〜200Wの時は間欠運転なので平均の値になります。具体的には100Wから400Wを上下して平均して100W〜200Wにしています。
アマゾンレビューで「初動は600Wないと動かない」と怒っている方が数人いらっしゃいますが、使い方次第で600W必要ありません。
ということで、最低400W程度の出力を持つポータブル電源が必要です。
TogoPower ADVANCE500とIHクッキングヒーターで500mlのお湯を沸かす

使用したアウトドア用鍋は「キャプテンスタッグ ステンレス角型ラーメンクッカー1.3L」。
ステンレス鋼(18-0)であれば基本的にIHが使えます。
参考記事:IHで使える鍋の見分け方(パナソニック)
このラーメンクッカーと取手以外同等品のおでん鍋(↓この製品)がIH対応なので使用可能と判断しました。

実際の様子は動画を見ていただくとわかりやすいです。
動画のチャプターリスト(目次)です。興味のあるところだけ見ることができます(YouTubeに移動します)。
- 00:00 スタート
- 00:18 ドリテック IHクッキングヒーター ピッコリーノの間欠運転について
- 00:47 IHクッキングヒーター ピッコリーノの出力チェック
- 02:04 500mlのお湯を沸かすのに何分かかるか?
- 02:25 まとめ
結果的に、IHクッキングヒーターと500Wポータブル電源の組み合わせで400Wモードまで使用できました。
400Wモードだと500mlのお湯を沸かすのに5分30秒ほどかかりました。
ちなみに壁のコンセントと電気ケトルの組み合わせだと2分45秒。
おうちにいる時と同じようには湧かせませんが十分実用的ですね。
何より電気ケトルが使えない出力が低いポータブル電源でもお湯が沸かせるのは便利♪
まとめ

500Wのポータブル電源で、出力400Wモードまで使えました。
それもぬるいお湯ではなくしっかり沸騰できます。
車中泊やキャンプ、災害時にも十分実用的なレベルの組み合わせだと感じました。
どちらの製品も手元にありますので、何か質問があればコメント欄からお気軽にどうぞ!