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注目のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載のポータブル電源。その高い安全性と長い寿命から、多くの人々がその利点を活用し始めています。

しかし、ポータブル電源は基本的に危険物という性質上、より安全で信頼性の高いものを選ぶことが求められます。数ある製品の中から、安全で信頼性の高いものを見つけるのは一筋縄ではいきません。

家電量販店・ホームセンターでは選択肢が限られてしまうことが多く、一方、アマゾンや楽天では多種多様な製品が並んでいます。そして、その全てが一概に良いわけではないのが現状です。

パワーバンクスでは、これまでに50台以上のポータブル電源を実際に検証してきた結果をもとに、2023年最新のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載ポータブル電源ランキングをお届けします。

選んだ製品は、企業の信頼性、製品の特徴とデメリット、製品の作り込み度、メーカーのカスタマーサポート、そして日本でのメーカー定着度などを考慮して厳選しています。

データだけでなく、私自身の経験に基づいた情報をもとに選んだ製品ばかりです。適当に作られたランキングに辟易しているあなたにとって、私が提供する情報が新鮮な風となり、選択の助けとなることを願っています。

それでも解決策が見つからない場合は、どんな質問でも大歓迎ですので、お気軽にコメント欄で教えてくださいね

安全性の高いポータブル電源選びに重要!メーカーの企業存続可能性

安全性の高いポータブル電源選びに重要!メーカーの企業存続可能性

企業の存続可能性は、ポータブル電源の選び方において最重要項目です。なぜなら、安定した経営基盤を持つメーカーは、製品の品質管理・改善にも力を入れており、信頼性が高いため。

企業が長期的に安定して存在することで、購入後のアフターサービスや継続的なサポートが受けられることが期待できます。また、日本市場だけでなく、世界的な立ち位置を確認することも重要になります。なぜなら、残念ながら日本市場はとても小さいため、重要度が低くく撤退可能性があるためです。

購入後に問題が発生した場合や、製品のアップデートが必要になった際に、メーカーが対応できる体制を持っていることは、安心して製品を使用し続けるためには欠かせません。そのため、企業の財務状況やブランド評価、市場での実績を調べることで、メーカーの存続可能性を判断することが重要です。

結論として、企業の存続可能性を考慮することで、品質の高いポータブル電源を選び、長期的に安心して使用できる製品を手に入れることができます

おすすめブランド エコフロー・アンカー・ブルーティ・ジャクリー

日本では、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したポータブル電源としては、エコフローやアンカーが売れています。しかし、ヨーロッパ・北米ではBLUETTIがトップランナーです。BLUETTIは先進的かつ高性能であり、安全性も高く評価されています。

Jackeryは、リン酸鉄リチウムイオン電池では出遅れましたが、後発だけあり非常に完成度の高い製品をラインナップしています。リチウムイオン電池では売り上げトップでしたので、いずれ追いつくと考えています。

世界的に見て、日本市場は非常に小さいため、日本だけでの評判だけでなく、北米・ヨーロッパでの実績も加味する必要があります。財務基盤の弱い企業は小さい市場から撤退していきます。

つまり、世界的に見てメジャーなメーカーである企業が存続可能性が高いと言えます。メーカーに対して、特にこだわりがなければ以下の4社から選ぶことをおすすめします。

EcoFlow

  • 正式名称:深圳市正浩創新科技(Shenzhen EcoFlow Technology)
  • 設立:2017年
  • 出身:広東省深圳市, 中国
  • 主な事業:ポータブル電源、太陽光発電、エネルギーストレージ、冷蔵庫
  • ウェブサイト: https://jp.ecoflow.com/

Anker

  • 正式名称:安克创新科技股份有限公司(Anker Innovations Technology)
  • 設立:2011年
  • 出身:広東省深圳市, 中国
  • 主な事業:モバイル充電アクセサリー、ポータブル電源、オーディオ製品、コンピュータ周辺機器
  • ウェブサイト: https://www.ankerjapan.com/

BLUETTI

  • 正式名称:深圳市徳蘭明海新能源(Shenzhen Poweroak Technology)
  • 設立:2013年
  • 出身:広東省深圳市, 中国
  • 主な事業:ポータブル電源、太陽光発電、エネルギーストレージ
  • ウェブサイト: https://www.bluetti.jp/

Jackery

  • 正式名称:深圳市華宝新能源能(Shenzhen Hello Tech Energy co.,Ltd)
  • 設立:2011年
  • 出身:広東省深圳市, 中国
  • 主な事業:ポータブル電源、太陽光発電、キャンプギア、風力発電
  • ウェブサイト:https://www.jackery.jp/

この4社は世界的に見て、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使用したポータブル電源の分野で高い評価を受けており、競争力のある製品を提供しています。また、日本市場の開拓にも積極的で日本支社を設立し、カスタマーサービスにも力を入れています

この4社を追いかけるのがALLPOWERS、Zendure、Pecron、Growattと言われています。

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載ポータブル電源の選び方と注意点

STEP
使いたい家電から必要出力を考える

用途にぴったりのポータブル電源を選ぶ際には、まず出力が重要です。出力が小さいと使用できる家電が制限されるため、特に出力の大きな家電を考慮する必要があります。

例えば、ドライヤーは700W、エアコンは900W、電気ケトル・電子レンジは1,200W以上必要になります。家電の使用を考慮しない場合は、小型ポータブル電源でも十分です。

出力を選んだら、使用継続時間を考えて容量を選びましょう。

  • 小型ポータブル電源(1,000W以下)
  • 中型ポータブル電源(1,000W〜1,500W以下)
  • 大型ポータブル電源(1,500W以上)

小型ポータブル電源は、エアコン・電子レンジ・電気ケトルなどの大出力家電を使用しない方に向いています。

中型ポータブル電源は、出力の大きな家電(電子レンジ・電気ケトル、ドライヤー)を短時間使用したい方に適しています。

大型ポータブル電源は、長時間あらゆる家電を使用したい方に向いています。特にエアコンを長時間使用したい場合は、できる限り容量が大きい製品を選んでください

STEP
その出力を維持したい時間から容量を考える

その上で、家電の使用継続時間から必要な容量を考えましょう。

例えば、家庭用エアコンの最大出力が900W、平均出力が400Wの場合、一晩(8時間)使用する場合を考えてみましょう。前提条件として、出力1,000W以上のポータブル電源が必要です。

エネルギーロス率が20%の場合、「400W×8時間×1.2」の式で計算すると、3,840Whの容量が必要になります。つまり、1,000W以上の出力を持ち、容量が3,840Wh程度のポータブル電源を使用すれば、8時間以上エアコンを安心して使用できます。

ポータブル電源での家電の運用に関しては、「ポータブル電源活用ガイド」からご覧になってください。

停電時間に対応できるバッテリー容量の概算方法
画像参照:ペットを守る!停電時にエアコンを動かすポータブル電源ガイド
STEP
バッテリー以外の点でも安全性の高い製品を選ぶ

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載していることは最低限の条件として、以下の項目において優秀な製品だけを紹介しています。

  1. 耐久性と堅牢性:災害時に耐えうる耐久性が必要です
  2. 冷却システム:高効率の冷却システムを備えたポータブル電源は、過熱による損傷や発火のリスクを軽減します
  3. 信頼性のある保証:ポータブル電源を購入する際には、信頼性の高い長期間の保証が付帯されていることが重要です
  4. 会社の存続可能性:保証が長くてもメーカーが消滅しては意味がないので最も重視します

おすすめポータブル電源の紹介

製品評価(5.0)容量出力重量価格
エコフロー リバー24.5256Wh300W
拡張出力450W
3.5kg29,900円
ALLPOWERS R6004.0299Wh600W5.8kg31,800円
Enernova ETA4.5288Wh300W
拡張出力550W
4.0kg29,800円
BLUETTI EB3A4.0268Wh600W
拡張出力1,200W
4.6kg39,800円
DEENO X15004.51,036Wh1,500W14.8kg79,600円
Jackery 1000 Plus5.01,042Wh2,000W14.5kg168,000円
エコフロー デルタ 24.01,024Wh1,500W12kg143,000円
BougeRV Fort 10003.51,120Wh1,200W15kg135,000円
ASAGAO AS2000-JP4.51,920Wh2,000W
拡張出力2,800W
20.5kg249,800円
ALLPOWERS R35004.53,168Wh3,200W40kg330,000円

ここでご紹介するポータブル電源はすべて、パワーバンクスのレビューポリシーに則って実際に検証されたものです。これは単なる適当なランキングや、特定のPRから抜粋した情報ではありません

信頼性と安全性を大切に、読者の皆様のために最良の選択肢を提案したいと思っています。これらの情報が、みなさまの選択の一助となることを心より願っています。それでは、早速見ていきましょう!

エコフロー リバー 2

エコフロー リバー 2を車内で充電 シガーソケット充電を検証
容量出力重量サイズ価格
256Wh300W(450W)3.5kg24.5 x 21.5 x 14.5cm29,900円

→ エコフロー公式サイト

  • 定格出力300W、場合によっては450Wまでの家電が使えます
  • EPS(非常用電源機能)付き 瞬断スピード30ms
  • 60分の急速充電(AC360W)
  • 何をやっても壊れない(TUV認証を取得した 世界初のポータブル電源)
  • シガーソケット充電が快適・便利
  • AC充電の際は次世代パススルー充電に対応。

リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したRIVER 2シリーズで最も安価な製品です。セールを利用すれば2.4万円程度で素晴らしい性能のポータブル電源を得ることができます。

持ち手の部分が後ろに飛び出ているため、少し収納時は邪魔です。しかし、持ち運びの際はこれほど便利な持ち手もありません。結果、普段から持ち運んで有効活用できています。

機能は制限されますが、リバー2のX-Boostモードでドライヤー(SETモード 570W)が使用できました。しっかり温風なので髪を乾かすことが可能です。

充電時間が早く、充放電レベルもスピードもアプリで設定できるためバッテリー寿命を考えた使い方ができるのもメリット。RIVER 2シリーズには、RIVER 2MaxとRIVER 2Proがありますが、この無印のRIVER 2が最もおすすめ。

価格も抑えられていて、とにかく頑丈。普段から使い倒すのにちょうどいい製品です。

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ALLPOWERS R600

ALLPOWERS R600のフォトレビューと機能説明
容量出力重量サイズ価格
299Wh600W5.8kg28.5 x 19.5 x 19.0cm31,800円

→ ALLPOWERS公式サイト

  • UPS機能が10msと業界最速
  • ソーラーパネル入力が300W(60V)
  • USB-C100Wが2ポートある
  • 充電速度を変更するオプションがある
  • 実売2万円台で出力が600W
  • ドライヤーのSET設定(温風)が使える

ALLPOWERS R600は、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー、600W出力、1時間の高速充電、最大60Vまでの300Wソーラー入力、そしてアプリ制御を含む素晴らしい機能を誇っています。

そのモダンなデザインには、ハイコントラストで鮮明なディスプレイが備わっており、軽量で持ち運びに便利です。小型ポータブル電源で最高クラスの性能。

特筆すべきは、瞬断スピード10msという高性能なUPS(無停電電源装置)機能です。このスピードを持つポータブル電源は、現状ほとんど存在しません。

ライバルは、エコフロー リバー2、BLUETTI EB3Aとなるでしょう。それぞれ良い製品ですが、基本スペックはALLPOWERS R600が上回っています。

ALLPOWERS
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Enernova ETA

Enernova ETA
Enernova ETA
容量出力重量サイズ価格
288Wh300W
Turbo Mode550W
4.0kg21.8 x 14.9 x 14.5cm
29,800円

→ Enernova公式サイト

  • 本体がプラスティックメインではないため、重厚感があり、経年劣化も起こりにくい
  • ACアダプター+PD充電が可能(50分で80%充電)
  • XT60コネクタが入出力でき、ドローンなどの充電に便利
  • 本体上部の持ち手+ショルダーストラップが付属し持ち運びが容易
  • ワイヤレス充電の反応が他製品より良い
  • スタンバイモードで電気毛布や車載冷蔵庫を常時稼働できる
  • 読書灯と非常灯の使い分けが災害時に力を発揮する
  • 最大5年間の保守保証と無償の生涯技術サービス

アウトドアのさまざまなシーンで活躍するポータブル電源として、Enernova ETAは堅牢な構造と高度な機能を備えています。

その迅速な充電能力、便利なXT60コネクタ、携帯性、長時間の稼働、災害時に活躍するLEDライト、そして長期保証がこの製品の主要な強みです。

3万円以下の製品としては、突出して製品の作りがしっかりしています。プラスチックの外装にありがちな安っぽさがありません。前面と最後に搭載されているLEDが非常に便利。車中泊やキャンプの夜に本を読む楽しみを提供してくれます。

特にコストをかけずに、スマートフォンの充電や照明の確保を目的とする場合、この製品が最も優れた選択となります。

Enernova ETA,エコフロー リバー2,BLUETTI EB3A,ALLPOWERS R600の比較
左手前から時計回りに、Enernova ETA,BLUETTI EB3A,ALLPOWERS R600,エコフロー リバー2

アクティブに持ち運べるように持ち手とショルダーストラップが付属しています。ライバル製品と比較しても一回り以上コンパクトなので、毎日使いたくなる製品です。

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enernova
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BLUETTI EB3A

BLUETTI EB3Aでドライヤーを使う
容量出力重量サイズ価格
268Wh600W4.6kg25.5 x 18.0 x 18.3cm39,800円

→ BLUETTI公式サイト

  • 定格出力600W、場合によっては1,200Wまでの家電が使えます
  • EPS(非常用電源装置)付き
  • PD100W・LEDライト付き・ワイヤレス充電あり・アプリ操作可能
  • 実売価格は24,800円程度
  • 「BLUETTI B80」でバッテリー容量を拡張可能

管理人も購入し、デスクの上で使っています。iPadの充電やIHクッキングヒーターでお茶を淹れたり。

200Wのソーラーパネルだと1.5時間ほどでフル充電になります。そのため、コンセントからの充電を行わずに再生エネルギーのみで使い続けています。

実売2万円台でリン酸鉄リチウムイオン電池搭載、出力600W、PD100W、アプリでも操作可能と抜群の能力です。

2023年に「BLUETTI B80(806Wh)」という追加バッテリーが発売されたため、このクラスでは破格の拡張性を持つことになりました。

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DEENO ポータブル電源 X1500

DEENO X1500 検証レビュー 高度な安全技術を搭載したポータブル電源
容量出力重量サイズ価格
1,036Wh1,500W14.8kg39.3 x 22.7 x 23.9cm79,600円

→ DEENO公式サイト

  • 容量1,036Wh・出力1,500Wでほぼ全ての家電がコンセントと同じように使える
  • メーカー5年保証
  • 停電時に活躍する大型LEDライトを搭載
  • 他社と比べてもクリアでどのような環境でも見やすい大型ディスプレイ
  • 15Wのワイヤレス充電
  • 機械が苦手な方も使いやすいシンプル設計
  • スペックを考えると格安
  • 充電スピードが遅い
  • ファンの音がうるさい

家庭用家電をしっかり動かせるポータブル電源が一般的に10万円以上と高価な中、DEENO ポータブル電源 X1500は、9万円以下でほぼ全ての家庭用家電の利用が可能で、同等スペックのエコフロー デルタ2と比べても30%近く低価格です。

この製品の特徴は、使いやすさと安全性に重点を置いた設計で、ディスプレイの美しさや先進技術による高い安全性も魅力。派手な機能はありませんが、質実剛健なタイプで普段使いや災害時に役立つ製品です。

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DEENO X1500のデメリットとして、充電スピードの遅さや充電時にアダプターが熱を持つ、無停電電源装置の非搭載などが挙げられます。しかし、これらの問題を解消した新モデル「DEENO S1500」が登場しました

特に充電スピードは業界最新の急速充電双方向インバーターを採用しており、最短2時間でフル充電が可能。充電時のアダプターの熱問題も改善され、無停電電源装置も業界最速の10msで動作するものが新たに搭載されました。

基本的なスペックはX1500を踏襲しつつ、これらの新機能とともに価格は95,600円と、わずかに値上がりしていますが、その価値は十分に感じられるでしょう。

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Jackery ポータブル電源 1000 Plus

Jackery ポータブル電源 1000 Plus実機レビュー:信頼できるメーカーと安全性が備わった理想的選択肢
容量出力重量サイズ価格
1,042Wh2,000W14.5kg35.6 x 26.0 x 28.3cm168,000円
  • 使用時・充電時のファンの騒音がほぼなし 最高レベルの静音性
  • バッテリーパックにより容量を5,058.56Whまで拡張できる汎用性の高さ
  • 機会が苦手な方にも使いやすいシンプルな操作性
  • 安全性高く、充放電サイクルが4,000回以上と他社製品より長寿命
  • カスタマーサービスの質がポータブル電源メーカーでは頭ひとつ抜けている
  • 純正ソーラーパネルとの組み合わせにより発電性能を引き出せる

長く安全に使える高品質なポータブル電源を求めている方、機械が苦手でポータブル電源を使いこなせるか心配な方におすすめしたい製品です。

使いやすさ、安全性、バッテリー容量拡張性、静音性、先進的なソーラーセル技術がポイント。特に、充電時・使用時のファンの静音性はいままで検証してきたポータブル電源で最も静かです。リビングや寝室など静かな環境で使用することを考えている方にはおすすめできます。

メーカーの信頼性・継続性がポータブル電源選びでは最も大切です。メーカーが存続していなければ、長い保証期間に意味がありません。Jackery社は、日本のポータブル電源市場で実績も長くトップブランド。カスタマーサービスの質が非常に高く、安心して購入できます。

Jackery ポータブル電源 1000 Plusの魅力の一つは、拡張バッテリー機能です。最大約5,000Whまで拡張可能なため、用途が変わっても機器が無駄になることはありません。

まずはポータブル電源を導入し、使い方がわかってきたら容量を増やして停電などに対応するシステムにしていくこともできます。

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Jackery(ジャクリ)
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エコフロー デルタ 2

EcoFlow DELTA2をソーラーパネル充電
容量出力重量サイズ価格
1,024Wh1,500W12kg40.0 x 21.1 x 28.1cm143,000円
  • 容量1,024Wh・出力1,500Wで90%の家電が使える
  • 一般的なポータブル電源は80%までの充電に約5~9時間必要なのに対し、デルタ 2はその約7倍速のわずか50分で充電可能
  • デルタ 2専用エクストラバッテリーおよびDELTA Max専用エクストラバッテリーで最大3,040Whまで拡張できる
  • リン酸鉄リチウムイオン電池が搭載、充放電サイクルが3,000回以上で10年間は使用できる
  • 容量1,000Wクラスでは最強スペック、さらにエクストラバッテリーを増設することで2,000Wクラスでもトップレベル
  • 次世代パススルー充電に対応。ACコンセントに繋いでいるときはバッテリーを介さず家電に直接給電します
  • 5年間のメーカー保証

エコフロー社のリン酸鉄リチウムイオン電池搭載エントリーモデルです。

出力は1,500Wあるので電子レンジ等ほぼ全ての家電を動かせます。容量が心許ない感じもしますが問題なし。デルタ 2専用エクストラバッテリー・DELTA Max専用エクストラバッテリーを増設することで最大3,040Whまで拡張可能。

クチコミやレビューを見ていると初期不良が少し出ているようですので、購入時はすぐにチェックが必要です。販売されている量が多いだけに不良品が出る可能性も増しているのかもしれません。私も購入していますが、特に問題は起きていません。

3,000回の充放電サイクル+高寿命、バッテリーの拡張性と長年使っても時代遅れになりにくい製品です。メーカー保証も5年間ありますので安心して購入できるおすすめポータブル電源!

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BougeRV Fort 1000

BougeRV Fort1000徹底レビュー:性能、デザイン、使いやすさ、価格、節電効果、カスタマーサポートを総合評価
容量出力重量サイズ価格
1,120Wh1,200W15kg32 x 22.9 x 28cm135,000円

→ BougeRV公式サイト

  • リン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載 3,500回以上の充放電サイクル
  • 4種類充電方式対応(コンセント・シガーソケット・ソーラーパネル・USB Type-C)
  • ソーラーパネル発電に効率的なMPPT制御方式採用
  • 10台のデバイス同時給電
  • 高品質のアルミニウム合金ケースがもたらす耐衝撃・耐摩耗・スタイリッシュな外観
  • 視認性の高い大きい液晶画面
  • バッテリー実容量:AC970Wh・DC900Wh(85%以上でとても優秀)

BougeRV Fort 1000は、非常にコストパフォーマンスが高く、頑丈な構造と使いやすさが魅力的なポータブル電源です。高さがないため、狭い場所や車内での使用に向いています。

電子レンジやドライヤー、IHクッキングヒーターもしっかり使えます。

また、BougeRVの高性能ソーラーパネルと組み合わせることで、電気料金の節約効果も期待できます。ファンが二台搭載されているため、若干騒音レベルが高いのがデメリット。その分、排熱をしっかりしているので安全性は高いです。

軽量さやアプリ対応を重視する場合は、他のオプションも検討することが望ましいでしょう。

BougeRVの社是である「世界中を移動してアウトドアを楽しもうぜ!」を考慮すると、アクティブなキャンプや旅行に持ち運んでタフに使用することが最も相応しい使い方かもしれません。BougeRV Fort 1000は、実売価格が8〜9万円とコストパフォーマンスに優れており、多くのユーザーにおすすめできる製品です。

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ASAGAO AS2000-JP

ASAGAO AS2000-JP 実機レビュー 厳選された日本製クオリティを満たすポータブル電源
容量出力重量サイズ価格
1,9200Wh2,000W
αBOOST 2,800W
20kg35.5 x 34.7 x 22.7cm249,800円

ASAGAO AS2000-JP 公式製品ページ

  1. 最大2,800Wまで使用可能なαBOOSTモード: 同時に複数の電気製品を使用できる
  2. 1,920Wh(実測値2,390Wh)の大容量: 大容量バックアップ電源として活用できる
  3. 充放電サイクル3,500回以上の長寿命: 長寿命で信頼性が高い
  4. パススルー&自動内蔵電源切替機能(10ms以内): 電力供給が途切れることなくスムーズに切り替わる
  5. 低温下でもしっかり動作: -10℃~45℃の使用温度範囲で動作可能
  6. 国際的安全規格に適合: 世界基準の安全性能が確保されている
  7. 「AC出力定格電圧(100V/110V/120V)の切り替え」機能は他のポータブル電源にはない特徴
  8. AC出力が5W以下でもAC出力常時ONに設定可能
  9. 全高調波歪(THD)が1.2%とクリーンな電源

ASAGAO AS2000-JPは、レビューを書いていても書き切れないほど、多くの優れた特長と機能を持つポータブル電源です。

最大出力2000W、αBOOSTモードでさらに2800Wまで対応し、約20kgという圧倒的な軽さを実現しています。これらの特徴により、あらゆる家電を長時間にわたり確実に稼働させます。

さらに、日本製クオリティという信頼性と高い安全性、5年間の長期保証といった細部まで配慮された設計が評価を高めています。

独自の特徴、例えばAC出力定格電圧(100V/110V/120V)の切り替え機能や、全高調波歪(THD)が1.2%という驚きのクリーンさなどは、他社製品にはない魅力をもたらしています。

長時間の使用、複数の家電への対応、そして信頼性と安全性。日本製に近いポータブル電源を探しているなら、ASAGAO AS2000-JPはあなたが探し求めていた製品と言えるでしょう。

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BLUETTI × アイリスオーヤマ PS2000AA

BLUETTI × アイリスオーヤマ PS2000AA

→ アイリスオーヤマ公式サイト

  • 容量2,048Wh・出力2,000W(100V)とほぼ全ての家電が使えるパワーあり
  • 防災・減災に力を入れているアイリスオーヤマが取り扱っている安心感
  • ポータブル電源自体はBLUETTIのOEMなので性能は保証済み
  • 日本企業の保証が受けられるのは大きなメリット

宮城県仙台市青葉区に本社を置くアイリスオーヤマ株式会社の製品です。新興企業が多いポータブル電源業界のなかで、アイリスオーヤマのような有名な日本企業が販売していること自体に価値があります。ふるさと納税で返礼品になっていることから気になっている方の多い製品だと思います。

アイリスオーヤマ株式会社は、宮城県仙台市青葉区に本社があります。東日本大震災の経験から防災への取り組みが充実しています。ポータブル電源は非常用電源として重要な位置付けをしているようです。

参考:アイリスオーヤマの防災への取り組み(PDF)

日本製のポータブル電源が欲しい、それが無理ならばちゃんとした日本企業のポータブル電源が欲しい、という方は多いと思います。日本製のリン酸鉄ポータブル電源がない現状では、この製品がその需要に最も近いと考えています。

ポータブル電源自体はBLUETTI製です。おそらく「BLUETTI ポータブル電源 AC200P」だと思います。「PowerArQ Max」も「BLUETTI × アイリスオーヤマ PS2000AA」と色違いのOEMでしょうね。

定格2,000Wなのでご家庭にある家電はほぼ全て使えます。アイリスオーヤマの信頼度も重なり、かなりコストパフォーマンスの高い製品になっていると思います。

日本製のポータブル電源はほとんどないので、「せめて日本メーカーの安全性が高い製品が欲しい!」という方には良い選択になります。

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↓小型バージョンもあります。

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Zendure SuperBase Pro1500

ZENDURE SuperBasePro1500

→ Zendure公式サイト

  • Apple製品のようなシンプルで美しいデザイン、スーツケースのような頑丈で可搬性の高い設計
  • 最速レベルのAC充電スピードと最大1,800W充電可能なソーラーパネルの充電オプションを持つ
  • 組み込み4G IoT接続を用いて、Co2削減チェック・GPS・アップデート・盗難防止の操作をアプリで行える

Zendure社はカリフォルニアのシリコンバレーと中国のグレーターベイエリアに拠点を置いています。日本を含め、世界100か国以上で販売され、何百万人もの人々に使用されています。日本におけるカスタマーサービスも全て日本人が行なっていますので安心!

充電時間は最速レベルであり、AC出力もほぼ全ての家電が使えるハイパワー。デザインは高級感があり、美しく、所有欲が満たされます。SuperBase Proは、ホームグレードのUPS機能(20ms)を備えています。炭素削減を追跡し、世界中に本物の木を植えるため使用できるクレジットを獲得できる最初のIoTデバイスとなります。

Zendure社は、アウトドアブランド PATAGONIAのような製品性能だけでなく、世界を良くするための行動にも積極的な企業という印象。また、半固体電池のポータブル電源を初めて商用化した技術力・先進性もあります。

「ZENDURE SuperBase Pro」には2000と1500の2モデルがあり、「ZENDURE SuperBase Pro1500」がリン酸鉄リチウムイオン電池搭載モデルです。

Zendure
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ALLPOWERS R3500

ALLPOWERS R3500:電力節約×コストパフォーマンス最強!スマートホーム・オフグリッド生活が快適に進化
  • 容量3,168Wh・出力3,200Whで実売25万円程度というハイコストパフォーマンス製品
  • ホームバックアップ製品としては最高水準 EcoFlow・BLUETTIを凌ぐ
  • 最大2,000Wのソーラーパネル発電と組み合わせることで電気料金削減効果あり
  • ALLPOWERS R3500は、簡単に導入できるため、災害や停電、電気代高騰から家族を守るのに最適

ALLPOWERS R3500は、大容量と高性能、使いやすさ、手ごろな価格、そして電気代節約効果を備えた魅力的なポータブル電源です。

私は、R3500とレノジー両面220Wソーラーパネル2枚を組み合わせて、太陽光発電でエアコンの運用を行っており、電気料金の削減が実現しています。

この製品のメンテナンスコストは低く、充実したサポートも提供されているため、長期的な利用にも安心です。エネルギー効率と使いやすさを両立させた設計は、電気料金の上昇傾向を考慮すると、長期的に見て高いコストパフォーマンスを誇ります。

その上、コンパクトでスタイリッシュなデザインはどんな家庭にも適応し、スマートホームやオフグリッド生活にも最適です。コストパフォーマンスと環境に優しいエネルギー供給を兼ね備えたR3500は、長期的に電力費を削減したい方にとって理想的な選択肢と言えるでしょう。

現在、ALLPOWERS R3500が通常価格の50%オフ、190,000円で提供されています。詳細はALLPOWERS公式サイトでご確認ください。

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リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの優位性

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの優位性
画像参照:Will sodium-ion battery cells be a game-changer for electric vehicle and energy storage markets?

画像内、LFPがリン酸鉄リチウムイオン電池です。

リン酸鉄リチウムイオン電池は、その安全性と寿命の長さで評価されています。一方、単位あたりの電力容量や電力効率に関しては、三元系リチウムイオン電池の方が優れていると一般に認識されています。リチウムイオン電池が発熱量が少ないとされるのも一般的な見解です。

リン酸鉄リチウムイオン電池の特徴は、発熱があったとしても熱暴走のリスクが低いことから、一般的に安全とされています。

さらに、リン酸鉄リチウムイオン電池においては、結晶構造内部のリンと酸素の結合が強固であるため、過充電や高温時に結晶構造が崩壊しても酸素放出が少ないという特性があります。この特性により、異常発熱や発火に対する安全性が高まると理解されています。

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー 安全性のエビデンス

「Nature」誌に掲載された科学論文[1]によれば、リン酸鉄リチウムイオン電池は低電圧でも安全に運用でき、安定した性能を維持することが示されました。

この研究の中で注目すべき点は、バッテリーのエネルギーの99.1%を取り除いた状態でのテストが実施されたことです。その結果、バッテリーの容量に変化はなく、抵抗の上昇もほとんど見られませんでした。

さらに興味深い結果として、ショートサーキットテストが挙げられます。2.3Vまで放電したセルの表面温度はわずか6℃しか上昇せず、より高い電圧で放電したセルでは火花や煙、火災が発生しました。これらの結果から、リン酸鉄リチウムイオン電池の低電圧状態での安全な運用が実証されたと言えるでしょう。

バッテリー種別ごとの特性比較と新バッテリー技術

リチウムイオン・リン酸鉄リチウムイオン・ナトリウムイオン・半固体電池の性能比較
リチウムイオン・リン酸鉄リチウムイオン・ナトリウムイオン・半固体電池の性能比較

相対的な関係なので「リチウムイオン電池がとても危険」とは言い難いと思います。

参考記事:「ポータブル電源の火災事件・爆発・危険事象のニュースをまとめています

上記の記事を見ていただくとわかるのですが、発火・爆発するには理由があります。使い方が悪かったり、製品自体の作り(BMSや部品の組み付け、ファン性能など)が悪かったり。問題はバッテリー種別だけではありません。

しかし発火・爆発した場合の被害はリチウムイオン電池の方が甚大になるのは確かです。

さらに次世代バッテリーとして、「ナトリウムイオン電池搭載ポータブル電源」や「半固体電池搭載ポータブル電源」「全固体電池搭載ポータブル電源」の販売も開始、または予定されています。

参考記事:Bluettiが世界初のナトリウムイオン電池使用のポータブル電源を発表!ナトリウムイオン電池とは?

参考記事:業界初の半固体電池ポータブル電源 ZENDURE SuperBase V(販売中)

参考記事:YOSHINOの全固体電池搭載ポータブル電源(日本進出決定)

技術の進化とともに安価で安全なポータブル電源が手に入りやすくなってきましたね。

まとめ:Jackery、BLUETTI、Ankerから選ぶと後悔が少ない

この記事では、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載したポータブル電源の選び方と、2023年最新のトップランキングをご紹介しました。また、各メーカーの信頼性や企業存続可能性についても深掘りしました。

全ての情報は私自身が50台以上のポータブル電源を実際に手に取り、検証した結果をもとに作成しています。リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの安全性と新技術についても触れました。

現状ではエコフローの製品が最適とされることが多い一方で、Jackery、BLUETTI、Anker、ALLPOWERSなどのライバルメーカーも品質において引けをとりません。個人的にはJackeryのリン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載モデルの完成度の高さにびっくりしています。

今回ご紹介した製品はすべて中国製で、日本製のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載ポータブル電源の登場が期待されています。より安全性の高い全固体電池では、日本が先行しているのでそちらを期待するのも良いかもしれません。

「この製品やメーカーはどうなの?」といった質問があれば、コメント欄からお気軽にお寄せください。完璧な回答ができるわけではありませんが、一緒に考えたり、調べたりすることはできます。高額な買い物だからこそ、後悔のない選択をしてくださいね!

よくある質問・脚注・更新履歴

Q.リン酸鉄リチウムイオンバッテリーのデメリットは?

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの主なデメリットは、エネルギー密度が低く、価格が高い、低温環境下での性能低下、および充電速度が遅いことです。これらは特定の用途や環境での使用に制限をもたらす可能性があります。しかし、導入コストは高いですが、寿命が一般的な三元系リチウムイオンバッテリーよりも3倍以上長いため、長期的なコストパフォーマンスは高いでしょう。

Q.リン酸鉄リチウムイオンバッテリーが発火することはありますか?それはどういった場合ですか?

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4バッテリー)は、他のリチウムイオンバッテリーに比べて熱安定性が高く、発火リスクは非常に低いとされています。

ただし、絶対的に発火のリスクがゼロではないため、まれに発火することがあります。以下は、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーが発火する可能性のある状況です。

  1. 過充電または過放電:電池管理システム(BMS)が機能していない場合や、適切な充電器を使用していない場合、内部の化学反応が不安定になり、発火のリスクが増加します。
  2. 内部ショート:バッテリーの内部構造が損傷すると、電極間でショート回路が発生することがあります。これは通常、衝撃、過剰な圧力、あるいは経年劣化によって引き起こされます。内部ショートが発生すると、局所的な熱が生じ火災のリスクを高めます。
  3. 高温環境:極端な高温環境下では、発火のリスクが増加することがあります。

脚注

↑1 Transportation Safety of Lithium Iron Phosphate Batteries – A Feasibility Study of Storing at Very Low States of Charge

更新履歴

  • 2023/05/21 ALLPOWERS R3500をランキングに追加しました
  • 2023/06/03 ASAGAO AS2000-JPをランキングに追加しました
  • 2023/06/22 Enernova ETAをランキングに追加しました
  • 2023/08/11 EcoFlow DELTA Proをランキングから除外しました
  • 2023/08/11 DEENO X1500をランキングに追加しました
  • 2023/08/25 Jackery ポータブル電源 1000 Plusをランキングに追加しました