特に災害時、いざ使う段階になってポータブル電源が劣化していたら元も子もないですよね。
購入してからの管理の仕方によって、ポータブル電源の寿命は大きく異なります。
そもそもポータブル電源の寿命とは?
ここではバッテリーの寿命に限定して話を進めます。
リチウムイオン電池の寿命は、約300回~500回の充電サイクルと言われています。
この充電サイクル1回とは、ポータブル電源が100%まで充電された後、完全に充電切れになるまでのことです。
What Causes Lithium-ion to Age?
単に充電をした回数ではありません。
100Whのポータブル電源だと、通算で100Whを使った時が1充電サイクル。

そこで、JVCケンウッドさんのサイトに「バッテリーを長持ちさせる使い方と保管法」というわかりやすい記事がありましたのでご紹介。
ポータブル電源の電池は、モバイルバッテリーと同じリチウムイオン電池なので、使わずに保管しても少しずつ劣化してしまいます。
このコラムでは、そんなポータブル電源を長持ちさせるためのコツを紹介しています💡https://t.co/1mr2L3PAV9 pic.twitter.com/OXJKyKszgv— JVC (Japan) (@jvc_jp) September 25, 2020
要約すると、ポータブル電源の寿命を長持ちさせる方法は3つ
使用時・保管時に過度な温度下を避ける(理想は、約5℃~45℃)、パススルーを避ける、バッテリー残量は80%くらいに。
涼しくて風通しの良い場所に置いて使用する
キャンプ場で使用する際などに日陰に置いてあげるといった配慮が必要。
ソーラーパネルで充電している時も、ポータブル電源は日に当たらないところに設置しましょう。
パススルーをしない
記事の中には、「パススルーは推奨しない」と書かれていました。
パススルーとは、電気の入力と出力を同時に行うことです。
ポータブル電源を充電しながら、ポータブル電源でスマホを充電する、といった状況。
他のメーカー(Anker)では、「バッテリーの技術が進化しているので心配する必要はない」といっているところもあります。
バッテリー残量を60〜80%にしてから保管
一般的なリチウムイオン電池は充電が約20%〜80%の状態のときに最も性能を発揮するそうです。
過度な振れ幅(100%→0%)はバッテリーに負荷がかかり、劣化・寿命短命化に繋がります。
残量40%の時がもっとも劣化が少ないとのこと。
とはいえ、非常時に使うことを考えて80%くらい充電した状態で保管したいですね。

以上、災害時に劣化していては意味がない | ポータブル電源の寿命を長持ちさせる方法という話題でした。