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ここを訪れた皆さまの中には、「ポータブル電源とソーラーパネルの接続、それは具体的にどのように行うのか?」という素朴な疑問をお持ちの方がいらっしゃるかと思います。

その疑問、とても理解できます。なぜなら、私も最初は同じように混乱していましたから。

ポータブル電源・ソーラーパネルの専門サイトを運営していて、ダントツに多い質問が「ポータブル電源とソーラーパネルをどうやって接続するんですか?」「このポータブル電源に接続できるソーラーパネルを教えて欲しい」といったもの。

皆さんからの多くの声に応え、この問題に真剣に取り組むことを決めました。50台以上のポータブル電源とソーラーパネルを試してきた経験を基に、わかりやすいガイドを作っていきます。

このガイドでは、ポータブル電源とソーラーパネルの接続について、次の3つの観点からわかりやすくご紹介します。

お悩みの項目だけ拾い読みしていただければ、と思います。それぞれのポイントについては、図解や写真を添えて、更に視覚的にも理解を深めていただけるよう心がけています。

それでも解決策が見つからない場合は、どんな質問でも大歓迎ですので、お気軽にコメント欄にご記入ください

もしも接続方法が「ポータブル電源とソーラーパネル」ではなく、「ソーラーパネル同士の並列・直列接続」に関する疑問でしたら、「ソーラーパネルの接続方法 直列接続と並列接続の違いとメリットデメリット」をご参照ください。

ソーラーパネルとポータブル電源を接続する方法

リバー 2がXT60形式で電力を受け取れるように、MC4やアンダーソン形式をXT60に変換するケーブルが必要です。

ソーラーパネルとポータブル電源をケーブルで繋ぐ方法にはいくつもの組み合わせがありますので実例で見ていきましょう。

まずは、主なポート形式を説明していきます。

ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせ

アンダーソン、XT60、DCまでは共通なのですが、ソーラーパネルの出力ポート側に「MC4」が現れました。

この「MC4コネクタ」の存在がわかりにくさの要因です。

MC4コネクタについて

MC4コネクタは太陽光発電システムなどで使用される直流接続用のコネクターの規格の1つ。高い防水性能と安全性を持ち、簡単に接続できることから、広く使用されています。

オスとメスの2つのコネクタで構成され、電気抵抗が低く、接続が簡単で、耐久性が高い、外れにくいという特徴があります。

スイスのMulti-Contact社によって開発され、世界中で広く使用されています。MC4コネクタは、日本で販売されている折りたたみソーラーパネルの出力として最も標準的な形式となっています。

Mango Power Eのスペック・外観詳細

見てわかりますように、ソーラーパネルから出ているMC4コネクタはそのままポータブル電源には差し込めません。

ポータブル電源側の受け入れられる形(アンダーソン、XT60、DC)にして、接続する必要があります。

ASAGAO 200W折畳式ポータブルソーラーパネル
ソーラーパネルのMC4コネクタをXT60に変換している

基本的に同一メーカーのポータブル電源とソーラーパネルを購入すると、接続に関する問題は発生しません。ちゃんと接続できるように変換ケーブルが同梱されているはずです。

問題は異なるメーカー製品を接続させるときに、どういった接続ケーブルが必要になるか、ということでしょう。

ソーラーパネルのMC4からポータブル電源側で受け入れられる形(アンダーソン、XT-60、DC)に変換するには、「MC4-〇〇変換ケーブル」が必要になります。

この「〇〇」には、ポータブル電源側の受け入れポート形式が入ります。

ソーラーパネルポータブル電源必要なケーブル
(Amazon)
MC4アンダーソンMC4-アンダーソン変換ケーブル
XT60MC4-XT60変換ケーブル
DC(5521/5525/7909など)MC4-DC変換ケーブル
MC4コネクタのソーラーパネルとも「XT60-MC4変換ケーブル」を使用すれば接続可能

MC4コネクタのソーラーパネルとXT60コネクタのポータブル電源を接続するには、「MC4-XT60変換ケーブル」が必要です。

MC4-XT60変換ケーブルはALLPOWERS製品を使っています。エコフローやALLPOWERS、ASAGAO、Zendureのポータブル電源で動作確認しています。


「Echainstar / MC4 to 4 ケーブルキット」です。

これ一本で、MC4から4種(アンダーソン、XT60、DC7909、DC5521)に変換することができます。
‎Echainstar MC4変換ケーブル

MC4コネクタのソーラーパネルとアンダーソンコネクタのポータブル電源を接続するには、「アンダーソン-XT60変換ケーブル」が必要です。MC4-アンダーソン変換ケーブルは「Echainstar / MC4 to 4 ケーブルキット」を使用しています。


MC4コネクタのソーラーパネルとDCコネクタのポータブル電源を接続するには、「MC4-DC変換ケーブル」が必要です。MC4-DC変換ケーブルは、BougeRV製品が価格と品質のバランスが優秀です。

BougeRV MC4 DC7909 DC5525対応変換ケーブル 1.8M

XT60コネクタについて

ASAGAO 200W折畳式ポータブルソーラーパネル

XT60は、電力接続に使用されるポピュラーなコネクタの一つです。ラジコンやドローンなどの分野でよく見かけるこのコネクタは、その名前が示す通り、最大60Aの電流を流すことができます。

エコフローが採用して、ポータブル電源の入力ポートとしてスタンダードなものとなりました。今では、ALLPOWERS、ASAGAO、ZENDURE、ENERNOVA、Ankerの上位機種などが採用しています。

黄色のプラスチックハウジングが特徴的で、オスとメスの部分があり、繋げると確実に接続が確保されます。

向きを間違えることがないため、電気が苦手な方にもわかりやすい接続方法です。

XT60接続といってもいくつかのパターンがあります。

  • ポータブル電源がXT60で、ソーラーパネル出力は異なる場合
  • ソーラーパネル出力がXT60で、ポータブル電源側が異なる場合
  • ポータブル電源・ソーラーパネルともにXT60の場合

ポータブル電源がXT60で、ソーラーパネル出力は異なる場合

ALLPOWERS R600のフォトレビューと機能説明

ポータブル電源がXT60で、ソーラーパネル出力は異なる場合(MC4、アンダーソン、DC)について解説します。ソーラーパネルのMC4、アンダーソン、DCからXT60に変換する必要があります。

ポータブル電源ソーラーパネル必要なケーブル
XT60MC4MC4-XT60変換ケーブル
アンダーソンアンダーソン-XT60変換ケーブル
DCDC-XT60変換ケーブル
接続ケーブル XT60-MC4ケーブルの選び方 ALLPOWERS,Echainstar

まず、ソーラーパネルがMC4でポータブル電源がXT60の場合。MC4-XT60ケーブルはALLPOWERS製をおすすめします。

管理人もエコフローやALLPOWERS、ASAGAOといったポータブル電源に使っています。

実例は以下の項目で紹介しています。


ソーラーパネルの出力がアンダーソンコネクタの場合。アンダーソン-XT60変換ケーブルは、種類が少ないため選択肢があまりないです。

以下のEchainstar製は品質が比較的良好なため、初期不良が少ないと考えられます。


DC-XT60変換ケーブル
DC-XT60変換ケーブル

最も接続が難しいのが、ソーラーパネルがDCコネクタでポータブル電源がXT60の場合。DC出力のソーラーパネルが少ないので、あまり悩む方もいないかもしれませんが変換ケーブルを紹介します。

よくある例としては、ソーラーパネルがJackeryで、ポータブル電源が他社メーカー(エコフロー、ALLPOWERSなど)というパターンですね。

そして、DCコネクタにはサイズが複数あります。主なものは、DC5521、DC5525、DC7909、DC8020です。

DC5525からXT60に変換するケーブルは以下の「CERRXIAN」製をおすすめします。ソーラーパネル出力がDC5525ではない場合は、さらに変換パーツが必要となります。

実例は以下の項目で紹介しています。

次にソーラーパネルの出力がDC7909の場合

POWERNESS ポータブル電源用 3in1変換ケーブル 7909 toアンダーソン/XT60/8020 変換コネクター」が選択肢となります。このケーブルは、POWERNESSのポータブル電源とソーラーパネルを接続するためのものです。

しかし、おそらくJackeryユーザーを意識した製品でもあると思います。

POWERNESS ポータブル電源用 3in1変換ケーブル 7909 toアンダーソン/XT60/8020 変換コネクター
POWERNESS ポータブル電源用 3in1変換ケーブル 7909 toアンダーソン/XT60/8020 変換コネクター
DCコネクタのソーラーパネルとXT60のポータブル電源を接続するケーブル

ソーラーパネルに接続する側がDC7909、ポータブル電源に接続する側が3通り(アンダーソン・DC8020・XT60)となっています。DC8020はJackeryのリン酸鉄リチウム搭載モデルPlusシリーズなどに使われています。

DCコネクタのソーラーパネルとXT60のポータブル電源を接続するケーブル
DCコネクタのソーラーパネルとXT60のポータブル電源を接続するケーブル
DCコネクタのソーラーパネルとXT60のポータブル電源を接続するケーブル
DCコネクタのソーラーパネルとXT60のポータブル電源を接続するケーブル

ソーラーパネル出力がXT60で、ポータブル電源側が異なる場合

ソーラーパネル出力がXT60で、ポータブル電源側が異なる場合(アンダーソン、DC)について解説します。

ソーラーパネル出力がXT60だけのケースは非常に少ないです。

ポータブル電源ソーラーパネル必要なケーブル
アンダーソンXT60アンダーソン-XT60変換ケーブル
DCXT60DC-XT60変換ケーブル(なし)

XT60側オスでアンダーソンポートのものはほぼありませんでした。

ポータブル電源・ソーラーパネルともにXT60の場合

どちらもXT60の場合はそのまま接続できます。ソーラーパネルに詳しくない方、機械が苦手な方でも簡単に向きを間違えずに接続できる形式です。

XT60コネクタのソーラーパネルをお探しの方には、管理人が実際に使っているいくつかの製品を紹介します。

実例は以下の項目で紹介しています。

DC接続形式について

ソーラーパネルからDC接続するポータブル電源
ソーラー入力がDC7909のBLUETTI EB3A

DCは、パソコンやスマホなどのバッテリーに使われていて、多くのポータブル電源でも充電・出力の方式として採用されています。

ひとつ注意点があるとすれば、プラグの大きさによって種類(5521/5525/7909など)があること。

  • ポータブル電源がDCで、ソーラーパネル出力は異なる場合
  • ソーラーパネル出力がDCで、ポータブル電源側が異なる場合
  • ポータブル電源・ソーラーパネルともにDCの場合

ポータブル電源がDCで、ソーラーパネル出力は異なる場合

ポータブル電源ソーラーパネル必要なケーブル
DCMC4MC4-DC変換ケーブル
アンダーソンアンダーソン-DC変換ケーブル
XT60DC-XT60変換ケーブル

ポータブル電源がDCポートの製品は、BLUETTIやJackery、アンカー、BALDRなどにいくつかあります。ポータブル電源がDCポートでソーラーパネルがXT60のパターンはほぼあり得ないので割愛します。


POWERNESS ソーラーパネル 120Wで充電してみました

MC4のソーラーパネルとDCポートのポータブル電源を接続できるケーブルは選択肢が豊富です。

ポータブル電源がDC7909またはDC5525の場合は、「BougeRV MC4-DC変換ケーブル」が品質も良くカスタマーサービスが親切なのでおすすめ。

ポータブル電源がDC7909またはDC5521の場合は、「Echainstar / MC4 to 4 ケーブルキット」が適合します。

実例は以下の項目で紹介しています。


アンダーソンのソーラーパネルとDCポートのポータブル電源を接続する場合。アンダーソン-DC変換ケーブルは、種類が少ないため選択肢があまりないです。

以下のEchainstar製は品質が比較的良好なため、初期不良が少ないと考えられます。DCは7909と5521が付属します。DC5525の場合は変換パーツが必要となります。

Echainstar アンダーソン変換ケーブル(XT60、DC8、DC5521)

ソーラーパネル出力がDCで、ポータブル電源側が異なる場合

ポータブル電源ソーラーパネル必要なケーブル
(Amazon)
アンダーソンDCアンダーソン-DC変換ケーブル
XT60DCXT60-DC変換ケーブル

代表的なDCポートのみのソーラーパネルはJackeryです。DCコネクタをアンダーソンやXT60に変換するのは難易度が高いです。そのため、DCコネクタ付きのソーラーパネルは、同じDCポートを持つポータブル電源に接続することをおすすめします。


ポータブル電源・ソーラーパネルともにDCの場合

Jackery ポータブル電源 1000 PlusとJackery SolarSaga 100Wの発電

JackeryはDCポートのソーラーパネルでよく知られています。DC接続で難しいのは、径のサイズがいくつかある点です。主なサイズとしてはDC5521、DC5525、DC7909があります。

Jackery ポータブル電源 1000 PlusとJackery SolarSaga 100Wの発電

DCポートの直径が異なる場合は「DC変換プラグ」を利用すると接続することができます。オスとメスのサイズをしっかり確認してから購入してください。

実例は以下の項目で紹介しています。

アンダーソンコネクタについて

「アンダーソンコネクタ」は、アンダーソンパワーポールズ社が製造する特定のタイプの電源コネクタを指します。

直流で大きな電流を流すのに適しているうえ、同じ形状のハウジングをはめ合わせて使うため、安全に接続、取り外しも行うことが可能。

すべてのアンダーソンコネクタは、特定のサイズのコネクタが他の同じサイズのコネクタと相互接続できるように設計されています。これは「ジェンダーレス」設計と呼ばれ、雄型と雌型の違いを気にする必要がないため、接続の簡素化に貢献しています。

赤同士、黒同士で接続すれば良いので、間違えることのない点がメリットですね。

アンダーソンコネクタにはいくつかパターンがあります。

  • ポータブル電源がアンダーソンで、ソーラーパネル出力は異なる場合
  • ソーラーパネル出力がアンダーソンで、ポータブル電源側が異なる場合
  • ポータブル電源・ソーラーパネルともにアンダーソンの場合

ポータブル電源がアンダーソンで、ソーラーパネル出力は異なる場合

ポータブル電源ソーラーパネル必要なケーブル
(Amazon)
アンダーソンMC4MC4-アンダーソン変換ケーブル
XT60アンダーソン-XT60変換ケーブル
DCDC-アンダーソン変換ケーブル

ポータブル電源がアンダーソンコネクタで、ソーラーパネルがMC4は、比較的多いパターンです。

その代わり、ソーラーパネルがXT60、DCのみのパターンは非常に少ないので割愛します。

節電効果:BougeRV フレキシブルソーラーパネルと相性抜群

MC4-アンダーソン変換ケーブルは「Echainstar / MC4 to 4 ケーブルキット」を使用しています。

これ一本で、MC4から4種(アンダーソン、XT60、DC7909、DC5521)に変換することができます。

ソーラーパネル出力がアンダーソンで、ポータブル電源側が異なる場合

ポータブル電源ソーラーパネル必要なケーブル
(Amazon)
XT60アンダーソンアンダーソン-XT60変換ケーブル
DCアンダーソンアンダーソン-DC変換ケーブル

アンダーソンコネクタ出力の折りたたみソーラーパネルは選択肢が多く、XT60またはDCポートを持つポータブル電源との接続を希望する方々もいらっしゃるでしょう。

その場合、アンダーソンコネクタを搭載したソーラーパネルとXT60ポートのあるポータブル電源をつなぐには「アンダーソン-XT60変換ケーブル」が必要です。

また、DC接続を利用する場合には「アンダーソン-DC変換ケーブル」が必要となります。

しかし、これらのケーブルをアマゾンで探してもなかなか見つけるのは難しいです。

そこでお勧めしたいのがEchainstar製の「アンダーソン変換ケーブル」で、これはXT60およびDCに対応しています。

Echainstar アンダーソン変換ケーブル(XT60、DC8、DC5521)

この製品にはDC7909とDC5521が付属しています。DC5525を使用する場合には、別途変換パーツが必要となる点をご留意ください。

ポータブル電源・ソーラーパネルともにアンダーソンの場合

ポータブル電源とソーラーパネルの両方がアンダーソンコネクタを備えている場合、特に大きな問題はありませんが、いくつかの注意点をお伝えします。

赤同士、黒同士で接続してください。

そして、互換性が重要な要素となります。ソーラーパネルとポータブル電源が互いに適応できる電力範囲であることを確認することは非常に重要です。

次に、ケーブルとポートの接続をきちんと確認することも重要です。接続が不十分だと、充電が不完全になったり、電流が急激に変動し、それが機器の損傷を招く可能性があります。

ソーラーパネルとポータブル電源を接続するときに気をつけるべき電圧と電流の関係

エコフロー リバー2にぴったりのソーラーパネル選びのポイント

ソーラーパネルとポータブル電源の接続形式も大事ですが、「電流と電圧」の概念も重要です。

選択するソーラーパネルの仕様がポータブル電源の許容範囲に収まっていないと、適切に充電ができず、場合によってはポータブル電源の故障の原因にもなります。

具体的には、ポータブル電源は一定の「電圧」範囲と「電流」上限を許容します。この範囲と上限は製品ごとに異なるため、それぞれの製品の仕様書やユーザーマニュアルを確認することが重要です。

一方、ソーラーパネルの製品ページや仕様書には、通常以下のような情報が含まれます。

一般的なソーラーパネルの発電スペック表
一般的なソーラーパネルの発電スペック表

これらの数値を参考にして、ポータブル電源と互換性のあるソーラーパネルを選ぶことができます。

一番注目する点は、最大電力点電圧 (Vmp) と最大電力点電流 (Imp) です。この2点がポータブル電源の許容範囲内に収まることを確認すれば十分です。

異なるメーカーのポータブル電源とソーラーパネルの互換性について

理論はもちろん大切ですが、実際の経験から得られる知識はまた別の価値がありますよね。それが今回、様々なメーカーのポータブル電源とソーラーパネルの具体的な組み合わせをご紹介する理由です。

「ポータブル電源AとソーラーパネルBを組み合わせた場合、どのように動作するの?」あるいは「ポータブル電源CとソーラーパネルDの互換性はどうなの?」といった疑問に対する回答を提供することで、製品選びや使用方法についての理解を深めていきたいと思います。

各組み合わせにおける実際の動作、注意点、そして性能(例えば、充電時間)について詳しく説明します。

私自身が手掛けてきた実例を通じて、理論だけでは得られない具体的な知見を共有できればと思います。それでは、さっそく具体的な組み合わせを見ていきましょう。

BLUETTI EB3A(DC)とEcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(MC4)

項目ポータブル電源ソーラーパネル
アイテム名BLUETTI EB3AEcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(柔性)
ポート形式DC7909MC4
電圧12V-28V17.1V
電流8.5A5.9A

「BLUETTI EB3A」と「EcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(柔性)」の組み合わせを試しました。接続に使用したケーブルは、「Echainstar / MC4 to 4 ケーブルキット」です。

EB3AはDC7909という丸型のポートから電力を受けます。ソーラーパネルはMC4コネクタになっています。ソーラーパネルのMC4をDC7909に変換するために「Echainstar / MC4 to 4 ケーブルキット」を利用します。

この組み合わせでは、最大発電量77Wを記録しました。環境によっては80W以上出ると思います。検証したのが14時頃だったため、条件があまり良くありませんでした。

Anker PowerHouse II 400(DC)とEcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(MC4)

Anker PowerHouse II 400(DC)とEcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(MC4)
項目ポータブル電源ソーラーパネル
アイテム名Anker PowerHouse II 400EcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(柔性)
ポート形式DC7909MC4
電圧11V-28V17.1V
電流5.5A5.9A

「Anker PowerHouse II 400」と「EcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(柔性)」の組み合わせを試しました。接続に使用したケーブルは、「Echainstar / MC4 to 4 ケーブルキット」です。

コメント欄で、Ankerのポータブル電源とエコフローのソーラーパネルの組み合わせについて質問をいただいたため、実際に接続してみました。

Anker PowerHouse II 400(DC)とEcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(MC4)
Anker PowerHouse II 400(DC)とEcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(MC4)の接続方法

Anker PowerHouse II 400はDC7909という丸型のポートから電力を受けます。エコフロー ソーラーパネルはMC4コネクタになっています。ソーラーパネルのMC4をDC7909に変換するために「Echainstar / MC4 to 4 ケーブルキット」を利用します。このケーブルではなく、MC4-DC変換ケーブルでも大丈夫です。

Anker PowerHouse II 400(DC)とEcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(MC4)
58Wで発電。ケーブルを少し下へ力をかけると接続しやすいです

この組み合わせでは、最大発電量58Wを記録しました。環境によっては80W以上出ると思います。検証したのが曇りがちの日だったため、条件が良くありませんでした。

Anker PowerHouse II 400(DC)とEcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(MC4)

参考記事:EcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(柔性)レビュー:体験から学ぶ使用感とパフォーマンス

BLUETTI EB3A(DC)とPOWERNESS SolarX S120ソーラーパネル(DC)

DC7909が出力ポートにありますので、BLUETTI EB3AやAnker、Jackeryなどのポータブル電源メーカーでも接続できます。
項目ポータブル電源ソーラーパネル
アイテム名BLUETTI EB3APOWERNESS SolarX S120
ポート形式DC7909DC(4mm、6.3mm、8mm)
電圧12V-28V18V
電流8.5A6.6A

「BLUETTI EB3A」と「POWERNESS SolarX S120 ソーラーパネル」の組み合わせを試しました。接続に使用したケーブルは、ソーラーパネルに装備されている「DC7909コネクタ」でした。

この組み合わせでは、最大発電量84Wを記録しました。POWERNESSのソーラーパネルは、電流や電圧といった発電情報がディスプレイで確認できます。ディスプレイの情報をもとに太陽との角度を調整すると、最適な発電環境を整備できます。

ソーラーパネルの出力がDC8mmとなっているものは、実際にはDC7909であることが多いです。

参考記事:POWERNESS ポータブル電源 Hiker U500とソーラーパネルでベランダ発電を始めてみませんか!

Jackery ポータブル電源 1000 Plus(DC8020)とBougeRV フレキシブルソーラーパネル 200W(MC4)

Jackery ポータブル電源 1000 PlusとBougeRV フレキシブルソーラーパネル 200Wとの組み合わせ
BougeRV フレキシブルソーラーパネル 200W
項目ポータブル電源ソーラーパネル
アイテム名Jackery 1000 PlusBougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W
ポート形式DC8020MC4
電圧12-60V25V
電流1ポート11Aが2ポートあり22A8A

この検証で確認したのは、Jackery ポータブル電源 1000 PlusがMC4コネクタを持つソーラーパネルと接続可能であることです。Jackery ポータブル電源 1000 Plusは特殊な「DC8020」サイズのソーラーパネル入力ポートを備えています

トランスジャック(DC7909→DC8020)
トランスジャック(DC7909→DC8020)

これはJackery特有のサイズで、一般的なDC7909コネクタは対応していません。しかし、JackeryのPro・Plusシリーズには「トランスジャック(DC7909→DC8020)」が付属しているため、これを使えば接続できます。

仕組みは初めて見ると少し難しいかもしれません。今回、BougeRVのソーラーパネルのMC4コネクタに「MC4-DC7909ケーブル」を接続しました。その後、このDC7909コネクタを付属の「トランスジャック(DC7909→DC8020)」を用いてDC8020に変換し、ポータブル電源に接続しました。

使用したケーブル:Smart Tap MC4 – DC8mm 延長ケーブル 10m

最終的に、最大140Wでの発電が可能だと確認できました。この結果から、他社製のソーラーパネルもJackeryポータブル電源に接続可能であることが明らかになりました。Jackeryのソーラーパネルは高品質ですが、価格も高めですね。コストを抑えたい方は他社製ソーラーパネルを使用することも可能です。

参考記事:Jackery ポータブル電源 1000 Plus実機レビュー:信頼できるメーカーと安全性が備わった理想的選択肢

DEENO X1500(DC)とJackery SolarSaga 100W ソーラーパネル(DC)

DEENO X1500(DC)とJackery SolarSaga 100W ソーラーパネル(DC)
項目ポータブル電源ソーラーパネル
アイテム名DEENO X1500Jackery SolarSaga 100W
JS-100C
ポート形式DC7909DC(7909/8020)
電圧12V-32V20.0V
電流8.0A5.0A

Jackery SolarSaga 100W ソーラーパネル(JS-100C)を用いて他社製のポータブル電源の充電が可能か検証しています。多くの方から「Jackeryのソーラーパネルは他社のポータブル電源にも使えますか?」という質問が寄せられているため、この検証を行いました。

このソーラーパネルには型番JS-100CとSPL101の2種類があり、今回使用したのは新型のJS-100Cです。Jackery SolarSaga 100W(JS-100C)は標準でDC7909コネクタを持っています。Jackeryポータブル電源への接続には付属の「トランスジャック(DC7909→DC8020)」を使用します。

今回検証したポータブル電源は「DEENO X1500」で、ソーラー入力ポートはDC7909です。そのため、ソーラーパネルのケーブルを差し込むだけで発電が始まります。発電量は平均して65〜75W程度で、標準的な数値でした。

Jackery SolarSaga 100WはDCコネクタなので、XT60ポートを持つEcoFlowなどのポータブル電源には接続が難しいです。そのため、他社製ポータブル電源に接続する場合は、DC7909ポートを持つものに限定することをおすすめします。

参考記事:DEENO X1500 検証レビュー 高度な安全技術を搭載したポータブル電源

エコフロー リバー2(XT60)とTogoPower ソーラーパネル 60W(DC)

エコフロー リバー2とDC出力のソーラーパネルを接続する方法
項目ポータブル電源ソーラーパネル
アイテム名BLUETTI EB3ATogoPower ソーラーパネル 60W
ポート形式DC7909DC(5521/5525/7909)
電圧12V-28V18V
電流8.5A3.3A

エコフロー リバー2とTogoPower ソーラーパネル 60Wの組み合わせでは、DCコネクタのソーラーパネルをXT60のポータブル電源に接続する方法を検証しています。

DC出力のソーラーパネルをリバー2に接続

DCコネクタをXT60コネクタに変換するケーブル「CERRXIAN XT60ケーブル」を使用します。

DC7909(Jackery採用タイプ)など形状が異なる場合は、アダプターでDC5525に変換する必要があります。DCコネクタをXT60コネクタに接続させるのは、少し手間がかかります。

発電量は50W程度でした。発電量的には、接続方法が特殊でも低下していません。なかなかないケースだとは思いますが、DCコネクタからXT60コネクタへの変換ができることがわかりました。

参考記事:エコフロー リバー2とソーラーパネルの完全ガイド:互換性、選び方、設置方法を徹底解説

Enernova ETA(XT60)とEcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(MC4)

Enernova ETAのソーラーパネル発電
項目ポータブル電源ソーラーパネル
アイテム名Enernova ETAEcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(柔性)
ポート形式XT60/DC5521MC4
電圧5V-20V/5V-20V17.1V
電流18A/3.5A5.9A

「Enernova ETA」と「EcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(柔性)」の組み合わせを試しました。接続に使用したケーブルは、「Echainstar / MC4 to 4 ケーブルキット」です。

Enernova ETAは珍しいことに、ソーラーパネル入力をXT60とDC5521の2カ所で受けることができます。XT60が出力もできるので、ポートが埋まっているときはDC5521でインプットするため。上記のケーブル1本で、XT60とDC5521に対応可能です。

この組み合わせでは、75W程度の発電量でした。この製品のXT60とDC5521では取り扱える電流量が異なるのですが、やはり電流が大きい方が発電量は多く、安定することがわかりました。

参考記事:Enernova ETA:モバイル性と安全性を兼ね備えたポータブル電源レビュー

Enernova ETA(XT60)とBougeRV フレキシブルソーラーパネル 200W(MC4)

Enernova ETAとBougeRV CIGS系フレキシブルソーラーパネル200Wで充電してみました。
項目ポータブル電源ソーラーパネル
アイテム名Enernova ETABougeRV フレキシブルソーラーパネル 200W
ポート形式XT60/DC5521MC4
電圧5V-20V/5V-20V25V
電流18A/3.5A8A

Enernova ETAとBougeRV フレキシブルソーラーパネル 200Wを組み合わせてテストを行いました。接続には「ALLPOWERS MC4 to XT60 ケーブル」を使用しました。

このソーラーパネルとポータブル電源の組み合わせは、カタログ上の数値では電圧が5V超過しています。実際に測定したところ、18V程度だったため接続してみました。結果、最大発電量は142Wとなり、およそ2時間でフル充電に至りました。

なお、このポータブル電源は受け入れ電流が高いため、200Wの発電を目指す場合でも、200Wのソーラーパネルを1枚使うより、100Wのソーラーパネルを2枚並列に使用した方が発電量が増えると考えられます。

ALLPOWERS R600(XT60)とUGREEN ソーラーパネル 100W(XT60)

ALLPOWERS R600とUGREEN ソーラーパネル 100Wの組み合わせ
項目ポータブル電源ソーラーパネル
アイテム名ALLPOWERS R600UGREEN ソーラーパネル 100W
ポート形式XT60XT60
電圧12~60V19V
電流12A5.27A

「ALLPOWERS R600」と「UGREEN ソーラーパネル 100W」の組み合わせを試しました。接続に使用したケーブルはソーラーパネルに付属の「XT60 to XT60 ケーブル」でした。

この組み合わせでは、最大発電量80Wを記録しました。

UGREEN ソーラーパネル 100Wには、太陽との最適な角度を示すソーラートラッカーが搭載されているため、発電効率を常に最大化できます。

参考記事:ALLPOWERS R600 レビュー UPS機能が優秀 小型ポータブル電源の決定版

エコフロー デルタ2(XT60)とBougeRV フレキシブルソーラーパネル 200W(MC4)

晴天時は185W程度 エコフロー デルタ2で検証
項目ポータブル電源ソーラーパネル
アイテム名エコフロー デルタ2BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W
ポート形式XT60MC4
電圧11-60V25V
電流15A8A

「エコフロー デルタ2」と「BougeRV フレキシブルソーラーパネル 200W」の組み合わせを試しました。ソーラーパネルのMC4コネクタをデルタ2のXT60コネクタに変換する必要があります。接続に使用したケーブルは「ALLPOWERS MC4 to XT60 ケーブル」でした。

この組み合わせでは、最大192Wの発電量を記録しました。このソーラーパネルは曇り空でも100W以上の発電量があります。デルタ2だと6時間でフル充電にできるので、ソーラーパネルからの充電のみで運用できています。

参考記事:BougeRV CIGS系フレキシブルソーラーパネル 200W実機レビュー:驚異の軽量・高効率発電を徹底検証!

エコフロー デルタ2(XT60)とKohree ソーラーパネル 100W(XT60)

EcoFlow DELTA2をソーラーパネル充電
項目ポータブル電源ソーラーパネル
アイテム名エコフロー デルタ2Kohree ソーラーパネル 100W
(廃盤製品)
ポート形式XT60XT60,DC5521
電圧11-60V18V
電流15A6A

「エコフロー デルタ2」と「Kohree ソーラーパネル 100W」の組み合わせを試しました。接続に使用したケーブルはソーラーパネルに付属の「XT60 to XT60 ケーブル」でした。

条件:10/1 10:00〜14:00に実証実験・快晴・27℃・無風・関東地方。平均して70W程度の発電量。10:00から14:00までソーラーパネルに接続して270Whほど貯めることができました。

なぜ、廃盤製品を掲載したかというと、接続方式と電圧・電流が合っていれば無名のブランドでもしっかり発電することを証明したかったからです。また、有名メーカーだから発電量が多いわけでもありません。

参考記事:エコフロー デルタ 2 レビュー ソーラーパネル、次世代パススルー、充電スピードを検証

エコフロー デルタ2(XT60)とUGREEN ソーラーパネル 100W(XT60)

エコフロー デルタ2とUGREEN ソーラーパネル 100Wの組み合わせ
エコフロー デルタ2とUGREEN ソーラーパネル 100Wの組み合わせ
項目ポータブル電源ソーラーパネル
アイテム名エコフロー デルタ2UGREEN ソーラーパネル 100W
ポート形式XT60XT60,MC4
電圧11-60V19V
電流15A5.27A

エコフロー デルタ2とUGREEN ソーラーパネル 100Wの組み合わせを試しました。接続に使用したケーブルはソーラーパネルに付属の「XT60 to XT60 ケーブル」でした。

この組み合わせでは、最大発電量75Wを記録しました。

このソーラーパネルを使ってわかるのは、「XT60 to XT60 ケーブル」で接続できるのは非常に楽ということです。折りたたみソーラーパネルの良さは機動力にあるので、面倒な方法では続きませんね。

また、デルタ2のバッテリー容量は1,024Whあります。80W前後で発電してもフル充電まで12時間以上かかってしまいます。1,000W以上の大容量ポータブル電源には200W以上のソーラーパネルを組み合わせないと実用的ではないです。

参考記事:UGREEN ソーラーパネル 100W 互換性抜群! ポータブル電源との接続に悩まない

よくある質問

100Wまでの入力を許容するポータブル電源に200Wのソーラーパネルを接続しても大丈夫でしょうか?

ポータブル電源の許容範囲内(電圧・電流)であれば、理論的には200Wのソーラーパネルを接続しても問題ありません。

ただし、ポータブル電源が最大100Wまでしか受け付けない場合、余剰電力が無駄になるだけでなく、機器にダメージを与える可能性があるため、注意が必要です。

異なるメーカーのポータブル電源とソーラーパネルを接続する際の注意点は何ですか?

異なるメーカー間でも、いくつかの条件さえクリアできれば接続は実現可能なのです。

具体的には3つのポイントに注意することが重要で、それぞれについて簡単に説明しますね。

まず第一に、ソーラーパネルの電圧と電流がポータブル電源の許容範囲内であること。次に、ポータブル電源の入力ポートとソーラーパネルの出力ポートが互換性を持つ形状であること。そして最後に、既存のポートが合わない場合は適切な変換ケーブルの利用が必要となります。

各種ポート形状や変換ケーブルについては、この記事で詳しく解説しています。わからない場合はお気軽にコメントで問題をお伝えください。

まとめ

DEENO X1500(DC)とJackery SolarSaga 100W ソーラーパネル(DC)

このガイドを通じて、ポータブル電源とソーラーパネルの接続について、専門的な観点からの理解を深めていただけたことを願っています。

特に、具体的な接続方法、電圧と電流の関係、そして異なるメーカー間の互換性についての詳細な解説を提供しました。今後は、このガイドを参考にしながら、ご自身のポータブル電源とソーラーパネルの接続を試みてみてください。

最後に、ここまで読んでいただき、ありがとうございます。あなたの意見や質問をお待ちしております。この記事を読んでも解決策が見つからない場合は、どんな質問でも大歓迎ですので、お気軽にコメント欄にご記入ください

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