
この記事は、「Puleida社よりポータブル電源 PU300貸与の上でのレビュー」となります。
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当サイトはヨイショする記事は一切書かないと決めています。
聞き慣れないかもしれませんが、「Puleida Direct Japan」は防災用ポータブル電源を開発・製造・販売している企業です。
「Puleida ポータブル電源 PU300」は、300WhクラスでJackeryなどの有名ブランドにも負けない製品。
残念なことに不良品率が高いので2022年現在では他の製品をおすすめします。購入済みで不良品に当たってしまった場合は「Amazonフロントストア」の右上にある「質問する」ボタンからお問い合わせをしてみてください。
この記事では、「Puleida ポータブル電源 PU300」の特徴を簡単に説明し、他社ポータブル電源との比較、ソーラーパネルで充電、写真レビュー、まとめとPuleida社についてといったトピックを書いています。
「Puleida ポータブル電源 PU300」の特徴
「Puleida ポータブル電源 PU300」の特徴で目立つものをご紹介します。
ACコンセント60W+Type-C(PD)60Wの2WAY充電で約2.5時間でフル充電。
USB-Aポート2口、Type-Cポート2口(一つはPD65W)、ACコンセント2口(合計300W)と2万円台のポータブル電源としては充実した出力。
PD65WのType-Cポートを搭載。iPadやChromebookに使っていますが、充電速度が本当に早いです。
また、3.2kgと軽量。女性でも軽く感じます。以下で比較しますが、300Wh・300Wクラスの中でも軽い方です。



他社ポータブル電源との比較(EcoFlow・Jackery・AUKEY・Anker)
「Puleida PU300」の比較対象として、価格や容量などが近いものを4モデル選びました。

比較はしていますが「これがナンバーワン!」というものではありません。
どの製品にも一長一短がありますので用途にぴったりなものを選ぶ一助になれば!
品名 | 価格 | 容量 | AC出力 | 重量 | 最速充電時間 |
PU300 | 26,800円 | 296Wh | 300W(最大500W) | 3.2kg | 2.5時間 |
RIVER | 39,600円 | 288Wh | 600W(最大1200W) | 5.0kg | 1.6時間 |
Jackery | 19,800円 | 240Wh | 200W(最大400W) | 3.2kg | 6.5時間 |
AUKEY | 39,800円 | 297Wh | 300W(最大600W) | 3.7kg | 2.5時間 |
Anker | 29,800円 | 213Wh | 100W(最大200W) | 2.7kg | 4.5時間 |
1.ECOFLOW RIVER
「ECOFLOW RIVER」は、クラウドファンディング史上最高額5億円を集めた「RIVERシリーズ」の最も安いモデルです。
「ECOFLOW RIVER」は、エクストラバッテリーを追加して容量を倍にすることができます。
【EcoFlow】RIVERシリーズどれを選べばいいのかな?【他ブランドとの比較・使える家電の紹介】
「Puleida PU300」と「ECOFLOW RIVER」は価格差があるため、容量以外の要素はだいぶ異なります。
価格差が12,800円(32%くらいECOFLOW RIVERが高額)。
出力は「Puleida PU300」が300W、「ECOFLOW RIVER」はX-Boost機能で1200Wまでの家電を電圧を下げて使うことができます。
エクストラバッテリーを追加する予定がある方は「ECOFLOW RIVER」の方がいいですね。
2.Jackery 240
「Jackery 240」はポータブル電源のトップブランドJackery(ジャクリ)の最も安価な入門モデルです。
とても売れていますが、ちょっと時代遅れになりつつあるかな。
「Puleida PU300」には搭載されている、Type-Cポート、LEDライトが「Jackery 240」にはありません。
最も大きな差は充電時間。
「Puleida PU300」は2.5時間、「Jackery 240」は6.5時間とかなり差があります。
実際に使ってみると本体への充電時間は重要な要素です。
そのかわり「Jackery 240」は1万円台なので費用をかけずにガジェット類を充電したい方にはおすすめ。
3.AUKEY Power Studio300
「AUKEY Power Studio300」は、モバイルバッテリー・スマホガジェットのトップブランドAUKEYのおしゃれポータブル電源です。
生活空間に馴染むデザインで普段から使ってもらい、非常時に慌てることのないように!というコンセプト。
【AUKEY PowerStudio】一歩先行くデザイン、性能もワンランク上!【他社比較もあるよ】
価格、PD入出力以外は同等レベルです。
価格は「AUKEY Power Studio300」の方が1万円ちょっと高額。
PD入出力は、「AUKEY Power Studio300」が入出力100W、「Puleida PU300」は入力60W・出力65W。
デザインが気に入れば、「AUKEY Power Studio300」、価格を取るなら「Puleida PU300」かな。
管理人は「Puleida PU300」の方がシンプルで好きですね。
おしゃれなのも素敵ですが、天板が平らの方が便利なことが多いですよ!
4.Anker PowerHouse 200

「Anker PowerHouse 200」は、モバイルバッテリー・スマホガジェットのトップブランドAnkerのちょっと古いモデルです。
管理人は発売直後(2019年3月)に購入し、毎日車に乗せて使っています。
価格・容量・出力・充電時間、全て「Puleida PU300」が上です。
2年間でポータブル電源の性能が上がり、価格は下がったということなのでしょうかね。

「Puleida ポータブル電源 PU300」をソーラーパネルで充電
ソーラーパネルでの充電が簡単だったのでご紹介します。
使用したソーラーパネルは「Techoss ソーラーパネル 80W」です。
80W(18V 5.55A)の発電能力を持ち、IP65レベルの防水性能、PD・USB・DC・QC3.0の出力ポートで2万円。
いろいろソーラーパネルを持っていますが、一番使用頻度が高い製品です。
Techoss ソーラーパネル 80W を他社と比較レビュー
ソーラーパネルで「Puleida ポータブル電源 PU300」を充電する方法は2つ。
DCポート(10-25V/5A 最大60W)とType-C PDポート(最大60W)です。
充電効率的にはDCポートだと思いますので、こちらで話を進めていきます。
「Puleida ポータブル電源 PU300」と「Techoss ソーラーパネル 80W」は、ソーラーパネル付属のDC-DCケーブル(5.5×2.1mm)で繋ぐことができます。
ケーブルをポータブル電源とソーラーパネルのDCポートに差すだけで充電が始まります、簡単!!
気になるソーラー発電量は、55W〜60Wでした。気象条件は、4月の曇り空(時々強い日差し)、風はほぼなし。
ポータブル電源側がDCポートでは最大60Wまでしか充電できないので、ほぼ満点の結果。
55Wで安定的にソーラー充電できると約5時間で空の状態から満充電。







「Puleida ポータブル電源 PU300」写真レビュー
ここからは実機レビューです。
細かい部分まで作りがしっかりしていることが伝わればいいな、と思ってます。







1.DC INポート・・・ACコンセントのアダプターやソーラーパネルと接続するときに使います(DC5521)
2.Type-Cポート・・・出力ポートが2つあり、そのうち1口(左側)が最大入力60W・最大出力65W。ポート2つともUSB Power Deliveryに対応します。(※PD3.0対応)
3.USB-A12W&QC3.0急速充電18W
4.ACコンセント・・・定格300W・サージ500W。2口合計で300Wです。





2WAY充電について
ACコンセント60W+Type-C(PD)60Wの2WAY充電で約2.5時間でフル充電。
Type-C(PD)60Wで充電するには、対応するPDケーブルとUSB充電器が必要になります。
今回のレビューでは、「Anker PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 100W ケーブル()」と「AUKEY(オーキー) USB充電器 Omnia 100W USB-C GaN(窒化ガリウム) 採用()」を使用しました。




シガーソケットからの走行充電について
走行充電の場合には二通りのやり方があります。
- DC INにシガーソケットケーブル(別売り)をつないで車側のシガーソケットに差し込む
- 車側のシガーソケットにカーチャージャー(別売り)を差し込んでPDケーブルで充電する
車側のシガーソケットを一つ埋めてしまうのはもったいないので、カーチャージャーを使う方法をおすすめします。

今回使用したカーチャージャーは、「カーチャージャー AUKEY 世界最小最軽量 30W PD 2ポート車載充電器 PPS&QC 3.0対応」です。
メーカー・車種により異なりますが、シガーソケットへ供給されるラインのヒューズは10A(アンペア)~15A(アンペア)です。
ワット数に変換してみると、「12V × 15A=180W」となります。
カーチャージャーもこの範囲に収まるものを使用します。


電源の入れ方・周波数の切り替え方
「Puleida ポータブル電源 PU300」は、周波数(50Hz/60Hz)の切り替えが可能なので東日本でも西日本でも使えます。
AC出力の状態で、ACボタンとDCボタンを同時に2秒以上長押して周波数を変更できます。
ボタンがしっかりしているので誤動作が起きにくいと思います。
27秒の動画にしましたのでお時間があればどうぞ!

まとめ:Puleida社とは

「Puleida Direct Japan」は、防災用ポータブル電源を開発・製造・販売している企業。
担当の方からお話を聞くと、主に災害・停電対策に着目しているそうです。
「緊急時でも安定的・柔軟に電力確保が可能になる環境づくりに貢献したい!」という気持ちで開発しているとのこと。
通常のACコンセントから充電、USB-C(PD)での充電、ソーラーパネルからの充電。
停電時もソーラーパネル(60W)があれば、何日でも生き延びられます(晴れてれば!)。
車がある方は、車のシガーソケットにUSB-C対応カーチャージャーを付ければ、ガソリンが続く限り「Puleida ポータブル電源 PU300」へ充電ができます。
季節関わらず、何かしらの災害に見舞われています。
衣・食・住、さらに電気・情報が自分の身を助けてくれます。
「キャンプや車中泊でドライヤーだ!電子レンジだ!」という感じではなく、質実剛健なセーフティーネットとしてのポータブル電源を開発しているPuleida社。
表示も必要十分な情報量で見やすい、とにかく軽い、操作が単純、PDがハイパワー(65W)、車でもシガーソケットから充電できる、ソーラーパネルでも簡単に充電。

メーカー保証は2年あります。
ポータブル電源の保証期間としては長い方ですね。
3万円くらいで災害対策や普段使いできるポータブル電源を探してる方にはとてもおすすめ!
Amazonで「ポータブル電源」と検索しても奥の方にあるのでなかなか目に触れることのないブランドだと思います。
しかし、実際に使ってみるとメーカーの想いがしっかり詰め込まれていて、派手さはないけど安心を与えてくれるポータブル電源だと感じました。
以上、【実機レビュー】Puleida ポータブル電源 PU300 災害対策に最適化したモデルという話題でした。