
この記事は、「Puleida社よりポータブル電源 PU600貸与の上でのレビュー」となります。
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当サイトはヨイショする記事は一切書かないと決めています。
聞き慣れないかもしれませんが、「Puleida Direct Japan」は防災用ポータブル電源を開発・製造・販売している企業です。
「Puleida ポータブル電源 PU600」は、500WhクラスでJVCケンウッドなどの有名ブランドにも負けないコストパフォーマンスの高い製品。
残念なことに不良品率が高いので2022年現在では他の製品をおすすめします。購入済みで不良品に当たってしまった場合は「Amazonフロントストア」の右上にある「質問する」ボタンからお問い合わせをしてみてください。
この記事では、「Puleida ポータブル電源 PU600」の特徴を簡単に説明し、他社ポータブル電源との比較、ソーラーパネルで充電、実機写真レビュー、家電を使っている様子、まとめとPuleida社についてといったトピックを書いています。
「Puleida ポータブル電源 PU600」の特徴で目立つものをご紹介します。
ACコンセント90W+Type-C(PD)60Wの2WAY充電で約3.5時間でフル充電。
USB-Aポート2口、Type-Cポート2口(一つはPD65W)、ACコンセント2口(合計600W)と4万円台のポータブル電源としては充実した出力。
PD65WのType-Cポートを搭載。iPadやChromebookに使っていますが、充電速度が本当に早いです。
また、4.8kgと軽量。グリップの形状が良いので女性でも軽く感じます。以下で比較しますが、500Wh・500Wクラスの中でも軽い方です。




「Puleida PU600」の比較対象として、価格や容量などが近いものを4モデル選びました。
[st-kaiwa2]どの製品もおすすめできる良品で、しっかりと売れているものです[/st-kaiwa2]
比較はしていますが「これがナンバーワン!」というものではありません。
どの製品にも一長一短がありますので用途にぴったりなものを選ぶ一助になれば!
品名 | 価格 | 容量 | AC出力 | 重量 | 最速充電時間 |
PU600 | 46,800円 | 518Wh | 600W(最大950W) | 4.8kg | 3.5時間 |
RIVER MAX | 63,800円 | 576Wh | 600W(最大1200W) | 7.7kg | 1.6時間 |
JVC | 60,280円 | 518Wh | 500W(最大1000W) | 6.1kg | 8時間 |
PowerArQ2 | 59,800円 | 500Wh | 300W(最大450W) | 6.0kg | 7時間 |
キャリライク | 59,800円 | 540Wh | 500W(最大1000W) | 5.5kg | 7時間 |
ECOFLOW RIVER MAX
「ECOFLOW RIVER MAX」は、クラウドファンディング史上最高額5億円を集めた「RIVERシリーズ」の普及モデルです。
「ECOFLOW RIVER」にエクストラバッテリーを追加して容量を倍にしたもの。
【EcoFlow】RIVERシリーズどれを選べばいいのかな?【他ブランドとの比較・使える家電の紹介】
「Puleida PU600」と「ECOFLOW RIVER MAX」は価格差があるため、容量以外の要素はだいぶ異なります。
価格差が17,000円(26%くらいECOFLOW RIVER MAXが高額)。
出力は「Puleida PU600」が600W、「ECOFLOW RIVER MAX」はX-Boost機能で1200Wまでの家電を電圧を下げて使うことができます。
定格出力は600Wで同じなのですが、「ECOFLOW RIVER MAX」は機能が限定されますが1200Wまでの電気ケトルやドライヤーが使えます。
ドライヤーや電気ケトルを使用する目的で選ぶならば「ECOFLOW RIVER MAX」。
価格面で選ぶならば「Puleida PU600」。
「Puleida PU600」の600Wも十分な出力だと思います。
車中泊やキャンプで人気の「直流炊飯器 タケルくん」や「ハック ちょこっと家電 贅沢鍋&グリル」はしっかり使えます。
JVCケンウッド BN-RB5-C
「JVCケンウッド BN-RB5-C」は家電メーカーであるJVCケンウッドのポータブル電源です。
いつの間にかポータブル電源がJVCケンウッド公式サイトで1番の売れ筋商品になっていました。
新興企業が多いポータブル電源業界なので、ネームバリューの強いJVCケンウッドに安心感を求める方が多いのかな。
この「JVCケンウッド BN-RB5-C」は、『JVC Powered by Jackery』ということでJackeryの製品です。
家電量販店、ケーズデンキやビックカメラの充電器のコーナーか災害対策コーナーにJVCケンウッドのポータブル電源が置いてあります。
今まで、ネットでしか買えなかったポータブル電源が家電量販店で買うことができ、修理受付窓口にもなる。
「Puleida PU600」とは容量が518Whで同じ。
価格は「Puleida PU600」の方が13,480円安いです。
出力、PD入出力性能、重量、充電時間は「Puleida PU600」の方が性能が上。
注意点は「JVCケンウッド BN-RB5-C」のソーラーパネルの制御方式がMPPT方式ではなくPWM方式とのこと。
ソーラー発電を考えている方は選ばない方が賢明なモデルです。
ネームバリュー以外は「Puleida PU600」の方が完成度が高いポータブル電源ですね。
SmartTap PowerArQ2
「SmartTap PowerArQ2」は、500Whクラスの大ヒット商品です。
ヤラセがないと言われている「家電批評」で家電批評 オブ・ザ・イヤー2020になリました。
災害時の最強の命綱!SmartTapのポータブル電源「Power ArQ2」|家電批評 オブ・ザ・イヤー2020
もとはMAXOAK AC50のOEMだと思います。
SmartTapはカスタマーサービスやアフターフォローに優れた企業という認識です。
主な相違点としては、ワイヤレス充電の有無(PowerArQ2に搭載)。
その他の点では「Puleida PU600」の方が優れています。
キャリライク 150000mA/540wh
「キャリライク」は、車のランプを販売している老舗「エフシーエル」が新たなアウトドア専用ブランドを立ち上げ、販売展開しているポータブル電源です。
似たような形のモデルがさまざまなブランドから出ていますが、キャリライクのカスタマーサービスが最も良いので代表して取り上げています。
【同じモデル?】Hypowell・OKPRO・キャリライク・PhewMan【150000mAh/540Wh】
違いとしては「本体への充電時間」です。
Type-C 60Wで入力でき、コンセントからの充電と2WAYで行えるので「Puleida PU600」の方が充電時間が短くなっています。
キャリライクの良い点は「セールだと安く買えること(45,000円くらい)」「カラーバリエーションが豊富」。
その他の性能は同レベルです。

ソーラーパネルでの充電が簡単だったのでご紹介します。
使用したソーラーパネルは「ELECAENTA 120W ソーラーパネル」です。
120W(18V/6.6A)の発電能力を持ち、IPX5レベルの防水性能、PD45W・USB・DC・QC3.0の出力ポートで29,800円。
とにかく良い素材を使って細部までしっかり作られた製品です。
【ELECAENTA(エレカンタ) S600W】電池交換で災害時に安心を!【実機レビュー】
ソーラーパネルで「Puleida ポータブル電源 PU600」を充電する方法は2つ。
DCポート(18V/6.6A 最大90W)とType-C PDポート(最大60W)です。
充電効率的にはDCポートだと思いますので、こちらで話を進めていきます。
「Puleida ポータブル電源 PU600」と「ELECAENTA 120W ソーラーパネル」は、ソーラーパネルについているDC-DCケーブル(5.5×2.1mm)で繋ぐことができます。
ケーブルをポータブル電源とソーラーパネルのDCポートに差すだけで充電が始まります、簡単!!
気になるソーラー発電量は、35W〜91Wでした。気象条件は、4月の曇り空(時々強い日差し)、風はほぼなし。
ポータブル電源側がDCポートでは最大90Wまでしか充電できないので、ほぼ満点の結果。
平均すると70Wで安定的にソーラー充電できたので約7時間で空の状態から満充電。
[st-kaiwa2]朝8時から午後の15時までソーラーパネルを太陽にかざすだけでポータブル電源が満タンに![/st-kaiwa2]




ここからは実機レビューです。
ちょっとした家電を使っている動画(ドライヤー・トラベルマルチクッカー)も作りました。
細かい部分まで作りがしっかりしていることが伝わればいいな、と思ってます。








2WAY充電について
Type-C(PD)60Wで充電するには、対応するPDケーブルとUSB充電器が必要になります。
今回のレビューでは、「Anker PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 100W ケーブル」と「AUKEY(オーキー) USB充電器 Omnia 100W USB-C GaN(窒化ガリウム) 採用」を使用しました。




シガーソケットからの走行充電について
走行充電の場合には二通りのやり方があります。
- DC INにシガーソケットケーブル(別売り)をつないで車側のシガーソケットに差し込む
- 車側のシガーソケットにカーチャージャー(別売り)を差し込んでPDケーブルで充電する
車側のシガーソケットを一つ埋めてしまうのはもったいないので、カーチャージャーを使う方法をおすすめします。

今回使用したカーチャージャーは、「カーチャージャー AUKEY 世界最小最軽量 30W PD 2ポート車載充電器 PPS&QC 3.0対応」です。
メーカー・車種により異なりますが、シガーソケットへ供給されるラインのヒューズは10A(アンペア)~15A(アンペア)です。
ワット数に変換してみると、「12V × 15A=180W」となります。
カーチャージャーもこの範囲に収まるものを使用します。


電源の入れ方・周波数の切り替え方
「Puleida ポータブル電源 PU600」は、周波数(50Hz/60Hz)の切り替えが可能なので東日本でも西日本でも使えます。
AC出力の状態で、ACボタンとDCボタンを同時に2秒以上長押して周波数を変更できます。
ボタンがしっかりしているので誤動作が起きにくいと思います。
27秒の動画にしましたのでお時間があればどうぞ!
操作しているのは「Puleida ポータブル電源 PU300」ですが、「Puleida ポータブル電源 PU600」もやり方は同じです。
[st-kaiwa2]ボタンを押すのは旦那さんにやってもらいました。指があっちこっち動いていてすみません[/st-kaiwa2]
まずは火を使わない調理に便利な「ヤザワ トラベルマルチクッカー」です。
ヤザワ トラベルマルチクッカー
容量は1.3L、必要な電力は350W、ご飯を炊いたり、鍋物やおでん、ラーメン、パスタ料理が得意な機器。
今回は、サッポロ一番みそラーメンを作るという設定で500mlの水を沸かしました。
だいたい7分ほどで沸騰、10分あればラーメンが作り終わります。
350W×10分なので60Wほどの消費電力。
トラベルマルチクッカーをPuleida ポータブル電源 PU600で1時間強使うことができます。
[st-kaiwa2]コーヒーを飲むためのお湯を沸かす(200mlくらい?)には、チタンやステンレスのシェラカップを使うと2分なので十分実用的です[/st-kaiwa2]
ドライヤー(サロニア)
キャンプや車中泊、または災害時など「コンセントからの電源がないところでドライヤーを使えたらなぁ」という悩みがあります。
【車中泊・キャンプでドライヤーが使いたい】1000W以上のポータブル電源
Puleida ポータブル電源 PU600だと、やや強い温風でドライヤーが使えました。
使用したドライヤーは、「SALANIA(サロニア) スピーディーイオンドライヤー」です。
アマゾンで「SALONIA サロニア スピーディーイオンドライヤー」の価格と詳細を見る
髪が乾くのが早いので使用時間が短くすむ省エネドライヤー。
サロニアの風量調節は、TURBO(強い温風)・SET(やや強い温風)・COOL(冷風)の3段階。
TURBO(強い温風)の時に最大1200Wの電力を使用しますので、「Puleida ポータブル電源 PU600」では利用できません。
COOL(冷風)だと、70W使用するので最大6時間使用可能。
しかし、定格600Wなので、SET(やや強い温風)設定で使用する690Wはサージ(最大出力)を利用したもの。
担当の方に聞いたところ「サージ出力の持続動作時間は特定な数値又は範囲がありません。エラー提示が出て来る前に、たとえ出力が600ワットを超えても利用できます。だが、長時間にオーバー出力状態を維持することがお勧めしません。」とのこと。
ドライヤーをちゃんと使いたい方は「【車中泊・キャンプでドライヤーが使いたい】1000W以上のポータブル電源」という記事をどうぞ。

「Puleida Direct Japan」は、防災用ポータブル電源を開発・製造・販売している企業。
担当の方からお話を聞くと、主に災害・停電対策に着目しているそうです。
「緊急時でも安定的・柔軟に電力確保が可能になる環境づくりに貢献したい!」という気持ちで開発しているとのこと。
通常のACコンセントから充電、USB-C(PD)での充電、ソーラーパネルからの充電。
停電時もソーラーパネル(100W)があれば、何日でも生き延びられます(晴れてれば!)。
車がある方は、車のシガーソケットにUSB-C対応カーチャージャーを付ければ、ガソリンが続く限り「Puleida ポータブル電源 PU600」へ充電ができます。
季節関わらず、何かしらの災害に見舞われています。
衣・食・住、さらに電気・情報が自分の身を助けてくれます。
「キャンプや車中泊でドライヤーだ!電子レンジだ!」という感じではなく、質実剛健なセーフティーネットとしてのポータブル電源を開発しているPuleida社。
このレビューを書くために1週間ほど常に持ち歩いていますが、使い込んでみて本当に気に入りました!
表示も必要十分な情報量で見やすい、とにかく軽い、操作が単純、PDがハイパワー(65W)、車でもシガーソケットから充電できる、ソーラーパネルでも簡単に充電。

メーカー保証は2年あります。
ポータブル電源の保証期間としては長い方ですね。
5万円くらいで災害対策や普段使いできるポータブル電源を探してる方にはとてもおすすめ!
ガジェット類の充電に限定すれば4人家族くらいでも災害時に心強いと思います。
PuleidaはAmazonで「ポータブル電源」と検索しても奥の方にあるのでなかなか目に触れることのないブランドだと思います。
しかし、実際に使ってみるとメーカーの想いがしっかり詰め込まれていて、派手さはないけど安心を与えてくれるポータブル電源だと感じました。
以上、【実機レビュー】Puleida ポータブル電源 PU600 家電も使える万能モデルという話題でした。
PU600 を購入して最初に満充電してそれから完放電してそれから満充電して使用してとあったので完放電後、電源長押しして起動すると液晶が0パーセント表示で10秒ぐらい点滅して電源が切れます。どうしたら良いのでしょう、説明書にも書いておらず困ってます。
佐藤正弘様、コメントありがとうございます!
購入店舗はどちらでしょうか?
Puleida社と連絡が取れましたので対処方法を聞いています。
少々お時間をください。
佐藤正弘様。
状態的には返品交換のようです。
カスタマーサポート support@ipuleida.com
または、Amazonのフロントページ https://www.amazon.co.jp/sp?ie=UTF8&seller=A3I70VOQDXLVO5&isAmazonFulfilled=1
からお問い合わせいただくのがよろしいかと思います。
わりとレスポンスは早いです。
PU600を購入後充電して翌日電源を説明書通り操作してみましたが、液晶も点かずで使えない状態で困ってます。
サポートセンターへ、メールしても返信もありません。
どうしたら良いでしょいか?
小林 康晴さま、コメントありがとうございます。
購入先はAmazonでしょうか?
Amazonのフロントページ https://www.amazon.co.jp/sp?ie=UTF8&seller=A3I70VOQDXLVO5&isAmazonFulfilled=1
からお問い合わせいただくのがよろしいかと思います。
わたしが問い合わせをした際は24時間以内に返事があり、1週間以内に代替品が送られてきました。
また、返事がないようなことがありましたら教えていただけますか?
ご連絡ありがとうございます。
メルカリで新品購入しました。
メールでの連絡は今月20日の朝にしました。
まだ、連絡なく、今日も朝メール連絡して返信待ちの状態です。
検索して調べたのですが、連絡先がなく、連絡手段がメールしかないので、返信待つしかなく、来月始め頃に使いたかったので、とても困っていました。
教えて頂いたところから、ご連絡させて頂きます。
ありがとうございました。
また、よろしくお願い致します。
小林 康晴様
メルカリで購入されたんですね。
そうなると正規販売店ではないので保証の対象にならないと思います。
メルカリの販売者に返品できるのが一番良さそうですが受け取り評価してしまっていると無理かしら。
うまく新品と交換できるといいのですが。
PU-600をメルカリにて新品と言う事でしたのですが、届いた日にはデジタル表示が98%を示していたので受け取り評価をしましたが3週間後、初めて使おうとしたら電源が入りません。メルカリの出品者に連絡したら安心保証カードが付いているので自分で対応して下さいとのことでした。
アドレスにメールを送るにも対応しておらず困っています。
何とか方法は良い無いですか。
大本和徳さま。
メルカリで購入されたんですね。
そうなると正規販売店ではないので保証の対象にならないと思います。
バッテリーが空になってしまったのでしょうかね。
試しにAmazonのフロントページ https://www.amazon.co.jp/sp?ie=UTF8&seller=A3I70VOQDXLVO5&isAmazonFulfilled=1
からお問い合わせしてみるのはいかがでしょうか。右上にある「質問する」ボタンからです。「新品購入したが動作不良品でした」という感じで。
わたしが問い合わせをした際は24時間以内に返事があり、1週間以内に代替品が送られてきました。
また、返事がないようなことがありましたら教えていただけますか?