この記事では、世界初の完全防水ポータブル電源AC60が大ヒット中のBLUETTI(ブルーティ)の会社概要や安全性、将来性、得意分野などを調べました。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー製品は長期間(約10年)使用することができるため、将来的に成長が期待できるか、また継続性がある企業であるかどうかも重要な要素だと考えられます。
つまり、「どんな会社が作っていて」「製品寿命が尽きるまで会社が存続しているのか」がポータブル電源選びにとても重要な要素となります。
ポータブル電源のシェアは中国企業が9割以上を占めています。
その戦いのメインは米国で、日本でも知名度の高いJackery(ジャクリー)、EcoFlow(エコフロー)、BLUETTI(ブルーティ)、Anker(アンカー)が鎬を削っています。
日本ではエコフローとジャクリーの2強となっています。モバイルバッテリーやロボット掃除機を含めるとアンカーも強いですね。
家庭用電力バックアップ分野では、ブルーティが頭ひとつ抜けた存在になっていると思います。
BLUETTIはアメリカに拠点を置き、メインマーケットもアメリカ(北米)、ヨーロッパです。
2022年10月下旬、BLUETTIのAC500&B300SのIndiegogoキャンペーン(米国のクラウドファンディングサイト)では、最初の24時間だけで260万ドル以上を集め、トータルで1,100万ドルを調達する大記録を打ち立てて終了しました。
ポータブル電源は、大容量のバッテリーを搭載した危険物です。技術力や資本力を蓄積した企業の製品を買わないと、後々後悔することになります。
このサイトでは、『製品レベル・カスタマーサービスの質・メーカーの将来性』がしっかりしたメーカーの製品をパワープッシュしたいと思い、BLUETTIのことをご紹介しています
肝心の災害・停電時に故障していたり、故障したときには会社が無くなっていた、なんてことに遭遇してほしくないです。
素晴らしい製品を多数揃えているBLUETTIのことを少しでも伝えられれば、と思い記事を書きました。
ちょっと長いですが気になるところだけでも読んでいってくださいね♪
BLUETTIとは?
BLUETTIとは、2013年に中国・深圳で誕生したPOWEROAK(深圳市徳蘭明海新能源)のポータブル電源ブランド名です。
POWEROAKは、2009年に蓄電池製品の研究開発を始め、創業以来自社研究開発・自社生産体制を維持しています。
現在、「BLUETTI」ブランドの製品は世界70以上の国と地域で販売されており、日本、米国、ドイツ、オーストラリア、ナイジェリアなどに支社を置いています。
また、POWEROAKは世界4位、中国3位のポータブル電源蓄電池企業として高い評価を受けており、ポータブル電源事業の売上高は、22年には約380億円を上回り、23年には約960億円に達する見込みです。
2023年に入りPOWEROAKは上場準備を開始しており、上場要件を満たすためのコンプライアンス指導が承認された状態です。
POWEROAKは、新エネルギー分野における中国を代表する企業の一つであり、BLUETTIは高品質な製品を提供している信頼できるブランドと言えます。
会社概要
この項では、BLUETTIの設立経緯、本社所在地、代表者名、事業内容などをCrunchBase[1]を参照して紹介します。
さらに、資本金や従業員数、売上高などの数字的情報を示すことで、会社の規模感を伝えられれば。
項目 | 内容 |
---|---|
本社所在地 | 6185 S Valley View Blvd Ste D. Las Vegas NV 89118 |
創業年 | 2019年8月 |
正式名称 | BLUETTI Power Inc |
創設者 | James Ray, Wonder Law |
現CEO | Longman Li |
事業内容 | 家庭用の高品質な電力生産ストレージシステムを構築するクリーンエネルギー企業 |
従業員数 | 2,500人の従業員、300人のエンジニア |
売上 | 380億円(2022年度) |
ポータブル電源の売上順位 | 世界4位 |
資金調達総額 | 2,549,773,263円(2023/03/19現在 134.30円で計算) |
日本支店 | BLUETTI JAPAN株式会社 |
日本支店所在地 | 〒252-0311 神奈川県相模原市南区東林間1丁目17-16 |
日本支店電話番号 | 042-705-9357 |
親会社のPOWEROAKは中国に籍を置きますが、BLUETTIはアメリカに本社があります。
BLUETTIブランドの商標を日本とアメリカで2019年に取ったことから創業年としました。
POWEROAK自体は2013年創業なので、ポータブル電源業界では最古参といえます。
製品紹介
製品名 | 最大容量 | 最大出力 | 特徴 |
BLUETTI EP900 | 9,000Wh(拡大する可能性あり) | 9,000W | オールホームシステム, Wi-Fi対応, スマホアプリ制御 |
BLUETTI EP600 + B500 | 79.3kWh (最大) | 6,000W | バイディレクショナルインバーター, 耐久性リチウム鉄リン酸電池, スマホアプリ制御 |
BLUETTI EP500 | 5,100Wh | 2,000W | Wi-Fi対応, スマホアプリ制御 |
BLUETTI AC500 + B300S | 18,432Wh (最大) | 5,000W(最大) | MPPTソーラーインバーター, 最大8000W入力 |
BLUETTI AC300 + B300 | 12,288Wh (最大) | 6,000W (最大) | モジュラー設計, 2,400W太陽光充電 |
BLUETTI AC200MAX | 8,192Wh (最大) | 2,200W (最大) | 2つの専用拡張バッテリーに対応 |
BLUETTI EB70S | 716Wh | 800W | 車中泊, キャンプ, 防災対策に最適 |
BLUETTI EB3A | 268Wh | 600W (最大 1,200W) | Bluetooth対応, スマホアプリ制御, 簡易UPS機能 |
BLUETTI AC60 & B80 | 403Wh(最大2,015Wh) | 600W | 世界初防水対応ポータブル電源 |
BLUETTI AC180 | 1,152Wh | 1,800W | 防災・アウトドア用途、高出力を持ちながら小型軽量化 |
BLUETTIはポータブル電源業界でもっとも革新的で最新技術を取り込むのが早い企業です。
例えば、世界初のナトリウムイオン電池搭載ポータブル電源[2]を発表しています。
自社研究開発・自社生産体制を維持しているからこそできる事です。
ポータブル電源はOEM製品が多いですが、BLUETTI製品がベースになっている事も多いですね。アイリスプラザやスマートタップなど。
この章では2023年上半期現在のBLUETTI主力製品をご紹介します。
BLUETTI EP900
BLUETTI EP900は、CES2023で公開された2023年現在の最新製品であり、同社初の全住宅システムです。
EP900は、最大容量9,000Wh、最大出力9,000Wの大容量バッテリーであり、ACとソーラーの両方の入力があります。
EP900は2,400Wの太陽光入力可能。また、最大入力1,500WのAC入力を使用しても充電することができるため、さまざまな環境で使用することができます。
さらに、EP900にはWi-Fi機能があり、スマートフォンアプリを使用して制御できます。これにより、リモートで状態を監視し、設定を調整することができます。
アプリはEP900の電力使用量をリアルタイムで監視し、パフォーマンスを最適化し、エネルギーコストを削減することができます。
EP900は、ホームバックアップでの使用を想定して設計されています。家族や友人のグループで使用する場合には、大容量のバッテリーと多くの出力ポートが必要です。EP900はこのニーズに応えることができます。
まとめると、Bluetti EP900は、住宅や商業用途に頼れるパワフルなバックアップ電源ソリューションを提供する印象的なデバイスです。
大容量、多数の出力ポート、Wi-Fi機能により、さまざまな状況で多目的に使用できます。
太陽光入力とAC入力を備えているため、エネルギーコストを削減できる環境にも配慮したオプションです。
この製品はBLUETTIがビジネス向けオンサイト電力バックアップサービスに進出する鍵を握っています。
BLUETTI EP600 & B500

「BLUETTI EP600 + B500」は2023年現在、日本では販売されていません。そのため情報がないのでYoutubeライブを参照しています。
→ Meet the incredible BLUETTI EP600 & B500
EP600とB500は、BLUETTIが2022年のエネルギー危機に対応するために開発された新しいバッテリーシステムです。
EP 600は6,000Wの双方向インバータを備え、独立した電源としても、既存のグリッド接続型太陽光発電システムに追加することもできます。
B500は、EP600用に特別に設計された拡張バッテリーで、4,960Whの耐久性リン酸鉄リチウムイオンバッテリーセルを採用しています。
EP 600は、最大16個のバッテリーモジュールをサポートし、79.3kWhの容量を実現することができます。
また、6,000Wのソーラー入力に対応し、B500を約30分で完全に充電することができます。
バッテリーパックには温度適応機能が備わっており、低温時でもバッテリーを充電することが可能です。
EP 600は、高い充電効率と特別な効率を持ち、80%の深度充電で最大5,000回使用できます。
また、6,000Wの連続外部電力を持ち、エアコンや電子レンジなど複数の家電製品を同時に運転することができます。
EP 600は、太陽光と家庭用電力を組み合わせ、クリーン電力の使用を最大化し、電気料金を削減することができます。
さらに、EP 600はピーク時間にグリッドの代わりを占め、長期的に経済的利益を生み出します。
BLUETTIアプリの1つのタブを使用して、EP 600をリモートで制御することも可能です。
重厚なアルミ合金ケースを装備しており、システムはほこりや傷から保護されています。
UPSシステムも備えており、予期せぬ緊急事態に備えて、貴重な機器を保護することができます。
BLUETTI EP500
BLUETTI EP500は、業界最大容量5100Wh/2000Wを搭載した新世代のポータブル蓄電池です。
一般的な家庭の消費電力を十分補える容量を持ち、地震、台風、津波などの災害時の停電にも対応できるため、家庭用防災グッズとして最適です。
取り付け不要で家のどこにでも置くことができるため、デスクトップパソコンやファイルサーバーなどで一瞬の停電が発生しても、データ消失や電子機器の破損を心配する必要がありません。
さらに、ACとソーラー発電の電力を同時に接続して充電ができます。最大1800Wの入力電力を得ることができ、オプションで2つのACアダプターから同時に充電することも可能。
緊急時の非常用電源として、AC出力を2倍にする非常に優れたオプションがあります。
BLUETTI EP500には、7種類の多目的な出力端子を備えており、その中でも業界をリードする2000WのAC端子を4つ備え、家庭用電化製品の多くを稼働させることができます。
EP500を遠隔操作するには、専用アプリをダウンロードしてスマートフォンとペアリングする必要があります。
このアプリでは、EP500の状態や電力使用量を監視したり、AC/DC出力のオン/オフを切り替えたりすることができます。
BLUETTI EP500は、移動に便利なポータブルな電源であり、大規模な設置工事は必要ありません。
また、工夫次第で、電気代がお得になる場合もあります。ソーラー発電の電力を貯めて自己消費することで、経済的なメリットが大きくなります。

BLUETTI AC500 + B300S

アイテム名 | BLUETTI AC500 + B300S |
型番 | AC500 + B300S |
メーカー | BLUETTI |
価格 | 598,000円 |
容量(Wh) | 3072-18432Wh |
出力(W) | 5000W |
サイズ | 52 x 32.5 x 35.8cm+52 x 32 x 26.6cm 約68kg |
バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
費用対容量(1Whあたり単価) | 194.7円 |
電気の波形 | 正弦波 |
出力(AC出力・DC出力・USB) | AC:6口 DC/シガーソケット:1口 USB:2口 Type-C:2口 |
AC500は、AC300ポータブル電源の上位機種で、バッテリーを内蔵していません。
制御する本体とバッテリーを分けることで驚異的な容量を実現しています。
AC500には、拡張バッテリーB300Sが対応しており、最大18,432Whの容量を実現しています。
また、優れたMPPTソーラーインバーターを搭載しており、最大3,000Wのソーラー入力を可能にします。
AC500と2台のB300Sを組み合わせた場合には、最大8,000Wの入力に達し、拡張バッテリーを超高速(1時間以内に0から80%)で充電できます。
温度適応機能により、周囲温度が-20℃の場合でも、B300は自動的に0℃以上になるまで加熱し、普段どおりスムーズに動作します。

BLUETTI AC300 + B300

BLUETTI AC300の蓄電部は、B300拡張バッテリーを増設することで必要な電力容量に対応できるモジュール式です。
1台のB300拡張バッテリーには、3,072Whの電力容量があり、最大で4台まで増設可能です。
4台増設することで電力容量は12,288Whになり、一般家庭の1日分の消費電力量(約11,840Wh)を賄うことができます。
電力を節約しながら使えば、数日間分の電力を賄うことができます。
BLUETTI AC300+B300は、デュアルソーラー充電に対応しており、最大2,400Wのソーラー充電が可能です。
ソーラー発電からB300(3,072Wh)拡張バッテリーへの充電には最短1.5時間で満充電になります。
AC300を2台直列に接続し、B300を最大8台(AC300ごとに4台)接続することができ、最大6,000W、合計24,576Whまで昇圧できるようになります。
AC300+B300は、家庭用コンセント、発電機、オプションのアダプター充電器、カー充電、鉛蓄電池、EVステーション、風力発電機から充電することができます。
BLUETTI AC200MAX

容量が2,048Whから8,192Whまでに倍増可。
ポータブル電源AC200MAXの容量は2,048Whですが、最大2つの専用拡張バッテリー(B230/B300)を接続することで最大8,192Whまで拡張することができます。
拡張バッテリーを接続するだけで、使用人数や用途に合わせて容量をカスタマイズ可能。
AC定格2,200W(瞬間最大4,800W)出力で大型家電製品を動かせるだけでなく、16ポートもあるため複数の電気機器を同時に動かすことができます。

BLUETTI EB70S

Bluetti EB70Sは、最大12台のデバイスを同時に充電できる、218,000mAh/716Whの大容量電源です。
家庭用AC(100V/800W 純正弦波)、USB-A、USB-C、DC、ワイヤレス充電、シガーソケット出力を含む12出力ポートから同時充電が可能で、車中泊、キャンプ、停電や災害時の備えに最適です。
また、リン酸鉄リチウム電池を採用したBluetti EB70Sは、高い安全性を実現しています。
バッテリーの充放電サイクル寿命は2,500回以上で、他の電池より使用寿命が長く、環境にやさしいです。
BMS安全管理システムを使用することで、過充電や過放電保護、温度管理など、内部バッテリーが安全に動作するよう監視及び管理を行うことで、最高精度の安全性を実現しています。
付属のACアダプター(200W)で充電すると約4時間で完全に充電されます。
Bluetti社のSP200ソーラーパネル(別売り)を使用して、快晴時に約5時間フル充電も可能です。
EB70SはBLUETTI特有のエコモードを搭載しており、不要な電力消費を抑えて、省エネルギーで使用することができます。

BLUETTI EB3A

BLUETTI EB3Aは、非常に便利で高性能なポータブル電源です。最大出力600Wで、場合によっては最大1200Wまでの電化製品を動かすことができます。
また、ACコンセントからの充電は最大430Wになり、最短40分で70%まで充電可能です。
Bluetoothアプリで操作するため、直感的で使いやすい。安全性の高いリン酸鉄リチウム電池とBMS安全管理システムを搭載しているため、安心して使用できます。
さらに、このサイズとしては異例の200Wのソーラー充電が可能なため非常用電源としても優れています。
簡易UPS機能がついているため、防災にも使えます。
EB3Aの充放電サイクル数は2,500回以上で、一般的なリチウムイオン電池の数倍の寿命を持っています。
これらすべての機能により、BLUETTI EB3Aは、アウトドアでの活動や、災害時の備えとして、非常に優れた選択肢となります。
BLUETTI AC60 & B80

BLUETTI AC60 & B80とは、世界初の防水対応ポータブル電源です。
BLUETTI AC60がメインバッテリーで、拡張バッテリーのB80で容量を追加できるモジュールユニット形式。
AC60は、出力600W(電力リフト機能で最大1,200W)・容量403Wh。B80を2台繋げることにより、最大で2,015Whに拡張が可能。
アプリを使用すると簡単に操作が可能で、防水・防塵のIP65の規格を満たしています。
また、普段のUPSとしても使用できます。
アイテム名 | BLUETTI AC60 |
型番 | AC60 |
メーカー | BLUETTI |
価格 | 99,800円 |
容量(Wh) | 403Wh(拡張バッテリーで最大2,015Wh) |
出力(W) | 600W(電力リフト機能で最大1,200W) |
サイズ | 横290×高さ234×奥行き205mm 約8.6kg |
バッテリー | リン酸鉄リチウムイオンバッテリー |
費用対容量(1Whあたり単価) | 247.6円 |
電気の波形 | 正弦波 |
出力(AC出力・DC出力・USB) | AC:2口 DC/シガーソケット:1口 USB:2口 Type-C:1口100W ワイヤレス充電:15W |
- AC60は、出力600W・容量403Whで、最大で2,015Whに拡張可能
- スタンドアローン型の拡張バッテリーB80(容量806Wh)で容量追加可能(2台まで接続可能)
- 防水・防塵レベル:IP65(IP65のレベルに関しては後段で解説)
- 電力リフトモードで、定格出力1,200Wまでの電気製品に対応
- BMS(バッテリー・マネジメント・システム)を搭載し、0%から80%まで45分で充電可能
- AC入力:最大600W(1.2時間でフルチャージ)
- ソーラーパネル充電:最大200W(12~28V)
- パススルー充電あり
- 動作温度:-20~40℃
- 保管温度:0-40℃
- アプリで簡単に操作でき、UPSとしても使用可能
- 保証期間6年
IP65の場合、最初の数字「6」は、完全な防塵性能を示しており、粉塵や異物が内部に侵入しないことを保証しています。2番目の数字「5」は、噴水による水の侵入に対する保護を意味しており、低圧の水流からの機器保護が確保されています。つまり、IP65の評価が付与された機器は、完全に防塵であり、一定の水圧に耐える能力があることを意味します。具体的には、屋外照明、防犯カメラ、太陽光発電システムなどは、IP65の評価を受けることが一般的です。
BLUETTI AC180

2023年2月に行われたGENERA2023で発表されたエコフロー デルタ2キラーの新型ポータブル電源。
1,152Whの容量を持ち、最大1,800Wの出力を発揮することができます。
2つのコンセントに加えて、さまざまなUSBポートと12V接続があり、最大40dBで静かに動作します。
充電には最大1,440W ACが利用でき、45分で80%のバッテリー残量を達成できます。
太陽光発電による充電も可能で、タッチスクリーンディスプレイとアプリ接続も備わっています。
アイテム名 | BLUETTI AC180 |
型番 | AC180 |
メーカー | BLUETTI |
価格 | ,000円 |
容量(Wh) | 1,152Wh |
出力(W) | 1,800W |
サイズ | 横×高さ×奥行きmm 約17kg |
バッテリー | リン酸鉄リチウムイオンバッテリー |
費用対容量(1Whあたり単価) | 円 |
電気の波形 | 正弦波 |
出力(AC出力・DC出力・USB) | AC:2口 DC/シガーソケット:口 USB:4口 Type-C:1口 |
- Bluetti AC180の概要
- 1,152Whの容量と最大1,800Wの出力
- 高出力が必要なデバイスや長時間にわたって低出力で電力を供給できるデバイスに接続可能
- 2つのコンセント、USBポート、12V接続あり
- 最大40dBで静かな出力
- 充電方法と機能
- 最大1,440W ACで充電可能
- 45分で約920Whの80%のバッテリー残量を達成可能
- ソーラーパネル発電による充電も可能
- タッチスクリーンディスプレイ、アプリ接続で遠隔操作・情報取得も可能
- 発売時期と価格
- 国内での発売時期や価格については不明
BLUETTI公式サイトに先行セール情報がありますのでご覧ください。
参考記事:BLUETTI 公式サイト
製品の品質・安全性


BLUETTI本社工場[3]は約4万坪の面積を持ち、最新のAI化、自動化、情報化システムが設置され、高品質な製造ラインを担っています。
また、MES情報化生産管理システムを採用することで、製品製造の高品質と高効率を確保しています。
本社は、ISO 9001/ISO 14001/ISO 45001/SA8000などの国際認定を取得しています。
製品はTTV-Mark(アジア初の企業)、VDE、PSE、KC、BIS、UL、JIS_C8714などの認証を取得しています。
サポート体制

BLUETTI製品は、各国の直営支店が販売からカスタマーサービスまで一貫して行っています。
製品の微細なバージョンアップが容易であることはもちろん、ソフトウェアからハードウェアまで一貫した効率化が行える体制は、消費者としては大変安心できる要因だと思います。
サービスチームをしっかり配置するメリットは、製品を迅速に出荷するだけでなく、消費者が巨額な配送料を負担することなく、トラブルや返品に対処することにあります。
また、BLUETTIはリアル店舗の出店にも積極的です。日本一号店を2022年12月1日、東京都千代田区神田東松下町にオープンさせました[4]。
BLUETTI製品をリアル店舗で購入できることは非常に便利であり、多数のポータブル電源ソリューション会社との大きな違いです。他に出店しているのはエコフローとアンカーですね。
また、クリーンエネルギー関連の補助金相談、自治会や町内会で防災対策としてポータブル電源の導入を考えている際に尽力してくれるそうです。
実際にBLUETTIは防災対策で東京都などに納入実績を持つのでこの分野では一日の長があります。
ポータブル電源業界では、ネットで売ってすぐに消えてしまう会社も多いですが、リアル店舗まで出店している場合は信頼度がとても高いと考えられます。
ネットでのカスタマーサービスも業界屈指のレスポンスの速さです。
ポータブル電源におけるUPS機能[5]についての記事を書くために20社ほどに問い合わせをしましたが、アンカーとブルーティが段違いで返信が早く的確でした。
製品情報や製品の機能について熟知しているオペレーターがいることの証左でしょう。
ポータブル電源は電気製品であるため、ある程度の確率で初期不良や故障が起こる可能性があります。
そのため、しっかりと対応してくれるメーカーを選ぶことが重要です。
BLUETTIはそのような意味で安心して購入できるブランドであると断言できます。
顧客満足度・評判
ここでは、BLUETTIの製品を実際に購入して使用した顧客の声を集めてみました。
検索キーワード「BLUETTI」で検索すると、「BLUETTI どこの国」、「BLUETTI ポータブル電源 評判」、「BLUETTI JAPAN 株式会社」といった、会社の信頼性を調べたい意図の言葉が並びます。
ポータブル電源は高額な買い物なので、できるだけデメリットを解消してから購入したいと思う人が多いでしょう。
以下に、BLUETTI公式サイトにあるレビューの良い点と悪い点をまとめました。
管理人の意思を含めないように、BLUETTI公式サイトにある全てのレビューをChatGPT4に読み込ませて整理しました。
【BLUETTI製品の良い点】
【BLUETTI製品の悪い点】
補足説明をすると、「不具合」や「充電できない」といったものはBLUETTI EB3Aの初期ロットに起こった初期不良を指しています。
管理人も以下のような記事をあげています。
参考記事:BLUETTI EB3A バッテリー容量が突然0%になる現象について
現在、問題が解決され、バージョンアップした製品が販売されています。
初期不良に関しては、返品交換が行われましたので、不具合のある製品を持ち続けている方はほぼいないと思います。
初期不良が出たのは残念ですが、自社開発自社生産のため、製品改善も容易であり、リカバリーが非常に迅速だと感じました。
さいごに

「BLUETTI」の名前の由来は、B-L-U-Eは「青空」、T-T-Iは最初のTが「明日(tomorrow)」、2つ目のTは「技術(technology)」、そして最後のIが「革新(innovation)」を意味しています。
とても素敵なネーミングだと思いました。まさに革新的な先進技術で明日を切り拓いている企業であると調べていて感じましたね。
BLUETTIの方がYouTubeライブストリームの中でこんなことを言っていました。
The energy crisis is what BLUETTI has been focusing on since 2019. Our solution is a minimalist portable power station that can seamlessly integrate into everybody’s life. We believe the answer for all of us is environmentally friendly sustainable energy.[6]
Meet the incredible BLUETTI EP600 & B500
訳すと「エネルギー危機は、BLUETTIが2019年以来注力している分野です。私たちの解決策は、誰の生活にもシームレスに統合できるミニマリストなポータブル電源ステーションです。私たちは、環境に優しい持続可能なエネルギーが私たち全員の答えだと信じています」
日本も資源高騰による光熱費の値上がりが問題になっています。ヨーロッパでは日本以上に大変な状況にあります。
2022年6月下旬にロシアがガス供給を60%カットしたため、ヨーロッパでエネルギー危機が発生しました。
2022年のエネルギー危機では、石油、石炭、天然ガスの供給が減少し、世界中の国々が節約に取り組んでいます。
BLUETTIはこの2022年のエネルギー危機に対応するため、EP600とB500を立ち上げました。
このエネルギー貯蔵システムは、厳しいエネルギー危機に対処するために人々を支援することを目的としています。
単なるポータブル電源企業ではなく、グローバルな問題を解決する「高品質な電力生産・蓄積システムを構築するクリーンエネルギー企業」にスケールアップしているのです。
先ほどのYouTubeライブは以下の言葉で締められています。
Save the planet and your electricity bill is not just words but a real daily move. A better future starts with BLUETTI.
地球と電気代を節約することは単なる言葉ではなく、実際の日常行動です。より良い未来はBLUETTIから始まります
最初は「なかなか良いポータブル電源を作っているなぁ」くらいに思っていました。さまざまな資料や動画を読み込んで情報を整理してみた今は、BLUETTI製品で家全体の電力バックアップを作りたいと心から思っています。
BLUETTIは人々のエネルギー問題を解決する重要なメーカーなのでこれからも注目していきます。
参考サイト:BLUETTI公式サイト
よくある質問・脚注
親会社のPOWEROAKは中国の会社であり、株式上場を控えています。
一方、BLUETTIはアメリカに本社を置き、世界中のマーケットで日々拡大しています。
グローバルクリーンエネルギー企業なのであまり国の概念が当てはまらないかもしれませんね。
管理人は非常に高いと思っています。自社内で部品やソフトウェアの設計を行うため、高い性能と信頼性を実現。
製品改善も容易で、一貫性のある効率的なプロセスを確立できています。
アイリスオーヤマがBLUETTIのOEMポータブル電源「BLUETTI × アイリスオーヤマ ポータブル電源 PS2000AA」を販売していることも信頼性の証かと思います。
三元系リチウムイオンバッテリーよりも安全性が高く、長寿命のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーをいち早く採用しており、安全性を強く重視する姿勢を打ち出しています。
また、製品評価技術基盤機構[7]への製品事故やリコール情報は報告されていません。
BLUETTI JAPAN株式会社は、「神奈川県相模原市南区東林間1丁目17-16」に所在し、小池 修一郎氏が運営責任者となっている。電話番号は「042-705-9357」。