
ソーラーパネルを使ってエコフロー リバー2を充電する方法についてお困りではないでしょうか?
この手法は、再生可能エネルギーを活用して電気料金を削減する最適な方法の一つと言えます。
しかし、ソーラーパネルの選び方や設置方法について戸惑っている方も多いことでしょう。
そんな皆様のために、パワーバンクスが、多年の経験に基づいて、エコフロー リバー2とソーラーパネルの接続方法についてのレビュー記事を作成しました。
これまでに50台以上のポータブル電源とソーラーパネルを扱ってきた私の視点から、エコフロー リバー2とソーラーパネルの最適な組み合わせについて詳しくご紹介します。
この記事では、エコフロー リバー2とソーラーパネルの互換性、適切なソーラーパネルの選び方、そして充電効率を最大化する設置方法について解説します。
また、パススルー機能を活用した充電の仕組みについても触れます。
私が実際に購入し、試験した結果や充電時間の実例、注意点などを報告します。そして、その過程を証明するための画像やデータも共有します。
私たちがこのレビューを書く目的は、みなさまがエコフロー リバー2とソーラーパネルを最大限に活用し、持続可能なエネルギーの力を引き出すための明確なガイドラインを提供することです。
各ポイントについては、図解や写真を添えて、より視覚的に理解を深めていただけるよう心掛けています。
それでも解決策が見つからない場合は、どんな質問でも大歓迎ですので、お気軽にコメント欄にご記入ください。
一緒に問題を解決していきましょう!
エコフロー リバー 2とソーラーパネルの互換性

この章では、エコフロー リバー 2と互換性のあるソーラーパネルの種類や、接続方法、必要な配線について説明します。
エコフロー リバー 2は、ソーラーパネルと接続するためのケーブルが付属しません。
ソーラーパネルからの電力供給をXT60ポートを通じて受け取ります。
そのため、ソーラーケーブルを購入するか、ソーラーケーブルが付属するソーラーパネルを選ぶ必要があります。

ソーラーパネルの出力は通常、MC4かアンダーソン形式となっています。
このため、リバー 2がXT60形式で電力を受け取れるように、MC4やアンダーソン形式をXT60に変換するケーブルが必要です。
「XT60-アンダーソンケーブル」もしくは「XT60-MC4ケーブル」のいずれかを使用することになります。
どういった製品が推奨されるかは「接続ケーブル XT60-MC4ケーブルの選び方」にて詳しく説明します。
ただし、ソーラーパネルから直接XT60ケーブルが出ている場合は、変換ケーブルなしでリバー 2に接続することが可能です。
ソーラーパネルに特別なこだわりがなければMC4出力ポートの製品をおすすめします。
すでにDCポート出力のソーラーパネルをお持ちで、接続方法に困っている方は「エコフロー リバー2とDC出力のソーラーパネルを接続する方法」の項をご覧ください。
ソーラーパネル選びのポイント

エコフロー リバー 2に最適なソーラーパネルの選び方、出力や変換効率などの重要な要素について解説します。
最も重要なのは「電流と電圧」です。
選ぶソーラーパネルの仕様がリバー2の許容範囲に収まっていないと充電できませんし、場合によっては故障の原因になります。
具体的には、リバー 2は「電圧:11-30V / 電流:最大8A」を受け入れることができます。
ソーラーパネル製品ページには、以下のような情報が含まれることが一般的です。

これらの数値を参考にして、エコフロー リバー 2と互換性のあるソーラーパネルを選ぶことができます。
一番注目する点は、最大電力点電圧 (Vmp) と最大電力点電流 (Imp) です。この2点がリバー 2の許容範囲内に収まることを確認すれば十分です。
変換効率とその他のポイント

ソーラーパネルの選び方には、さまざまな要素が関与します。
この項では、変換効率、サイズと重量、耐久性、価格、メーカーの信頼性、接続ケーブルなど、ソーラーパネル選びの重要なポイントについて説明します。
これらのポイントを考慮して、最適なソーラーパネルを見つけましょう。
変換効率
ソーラーパネルの変換効率は、太陽光をどれだけ効率的に電気に変換できるかを示す指標です。
高い変換効率を持つパネルは、同じサイズでもより多くのエネルギーを供給できます。
基本的にメーカーが自称している数値ですので、基準としては曖昧です。
定格出力温度係数と開回路電圧の温度係数
定格出力温度係数と開回路電圧の温度係数について、20℃から30℃への変化を例に簡単に説明します。
例えば、EcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(柔性)は、「定格出力温度係数(-0.39%/°C) 開回路電圧の温度係数(0.33%/℃)」です。
定格出力温度係数は、セル温度が1℃上昇するごとに、ソーラーパネルの出力が-0.39%変化することを示します。
20℃から30℃への10℃上昇の場合、パネルの出力は約-3.9%(-0.39% × 10)低下することになります。
一方、開回路電圧の温度係数は、セル温度が1℃上昇するごとに、開回路電圧が0.33%変化することを示します。
20℃から30℃への10℃上昇の場合、開回路電圧は約3.3%(0.33% × 10)上昇することになります。
この例から、ソーラーパネルのセル温度が上昇すると、出力が低下し、開回路電圧が上昇することがわかります。
このような温度依存性は、ソーラーパネルの性能評価や設計時に考慮する重要な要素です。
サイズと重量
ポータブル電源と一緒に持ち運びたい場合は、コンパクトで軽量なソーラーパネルを選ぶことが重要。
一方、据え置きの場合は、ある程度の重量があるパネルを選ぶことが風対策に有利であると言えます。
逆に据え置きでもベランダの柵などに固定する場合は軽い方が扱いやすく、固定しやすいです。
耐久性
ソーラーパネルは屋外で使用されるため、耐久性が重要です。
耐候性や耐衝撃性が高いパネルは、長期間安定して使用でき、結果的にコスパに優れます。
防水性や防塵性はIPで示されます[1]。IP67,IP68といった表記のある製品であれば安心です。
価格
予算に合わせてソーラーパネルを選ぶことも大切です。
ただし、安価なパネルは品質や性能が低いことがあるため、適切なバランスを見極めることが重要です。
メーカーの信頼性
信頼性のあるメーカーからソーラーパネルを購入することで、品質やアフターサービスにおいて安心できます。
故障した時にメーカーが消滅していては問題に対処できません。
Renogy | BougeRV | BALDR |
EcoFlow | BLUETTI | ALLPOWERS |
接続ケーブル
エコフロー リバー 2にソーラーパネルを接続する際、適切なケーブルを選ぶことも重要です。
前章で触れたように、「MC4-xt60ケーブル」や「アンダーソン-xt60の変換ケーブル」が必要となることがあります。
ソーラーパネル変換ケーブルについては、詳細なガイド「ポータブル電源とソーラーパネルの接続方法完全版」を作成してますので参考にしてください。
参考記事→ すぐに役立つ!ポータブル電源とソーラーパネル接続の実用ガイド
ソーラーパネルを選ぶ際には、リバー 2に接続できるケーブルが付属しているか、別途購入が必要かをエコフローソーラーパネル製品表で確認しましょう。
実際にソーラーパネルを選んでみましょう

この章ではエコフロー製ソーラーパネル、または他社製品ソーラーパネルを選ぶ際のポイントを解説します。
リバー2のソーラー入電環境を理解し、エコフロー公式サイトでソーラーパネルの電圧と電流を確認することが重要です。
また、エコフロー製品同士の連携や組み合わせの利点や、他社製品を選ぶ際の注意点についても詳しく説明します。
この情報を参考に、自分に適したソーラーパネルを見つけてリバー2を最大限活用しましょう。
ソーラーパネル:エコフロー製品を選ぶ場合のポイント

まず、リバー2のソーラー入電環境を確認しましょう。
エコフロー リバー 2:11-30V, 最大8A,最大110W
電圧が11-30Vまで受け入れ可能。電流は8AまでOK。
次はソーラーパネルです。
エコフロー公式サイトではソーラーパネルの最大電力点電圧 (Vmp) と最大電力点電流 (Imp) が記載されているのでそこをチェックします。
例えば、純正の「EcoFlow 160Wソーラーパネル」は「18.2V、8.8A、160W」となっています。
電流が0.8A余剰になっています。
実際には過電流をカットするので接続できます(エコフローに確認済み)。
参考ページ→ EcoFlow 160Wソーラーパネル
リバー2シリーズとエコフローソーラーパネルの適合表
以下に、現在エコフロー社から発売されているソーラーパネルの最大動作電圧、最大動作電流、およびリバー2シリーズとの適合性や別途ケーブルが必要かどうかをまとめた表を作成しました。

「EcoFlow 110Wソーラーパネル」、「EcoFlow 160Wソーラーパネル」、および「EcoFlow 220W両面受光型ソーラーパネル」は、折りたたみ式でMC4-XT60ケーブルが付属しています。
これにより、リバー2への接続が別途ケーブルを用意せずに可能です。
反面、据え置きタイプは接続ケーブルが付属しないため、別途用意する必要があります。
「接続ケーブル XT60-MC4ケーブルの選び方」の項で接続ケーブルに関して解説していますので参考にしてください。

リバー2Maxは、電圧:11-50V、最大電流:10A、そして最大入力:220Wというソーラーインプットスペックを備えています。
220Wソーラーパネルの場合、電圧が18.4Vの時に電流は12Aとなり、上限の10Aを超えてしまいますが、BMS(バッテリーマネジメントシステム)がこれを制御します。
一方、400Wソーラーパネルを使用すると、リバー2Maxが受け入れ可能な220Wまでしか利用できず、その余剰分が無駄になってしまいます。
これらのことから、160Wソーラーパネルをリバー2Maxと組み合わせることが最も効率的な選択と考えられます。

リバー2プロは、電圧範囲:11-50V、最大電流:13A、そして最大入力:220Wというソーラーインプットスペックを備えています。
最大220W出力のソーラーパネルは問題なく使用可能です。
しかし、400Wソーラーパネルを接続すると、リバー2プロが受け入れられるのは220Wまでで、その上の出力は活用できません。これにより、その余剰分が無駄となってしまいます。
したがって、160Wまたは220Wのソーラーパネルをリバー2プロと組み合わせることが最も効率的な選択肢と言えます。
ただし、価格を考慮に入れると、ソーラーパネルからの入力220Wという上限はやや低めの性能ともいえます。
エコフロー製ソーラーパネルの特徴
機能的な特徴としては、他社製品と比較しても特別な性能の差はなく、軽量さや頑丈さも特筆すべき点はありません。
しかし、高級感があり、商品管理がしっかりしており、保証も充実しているのが魅力。
構造的な特徴として、折りたたみタイプのソーラーパネルには収納袋が付属し、運搬が簡単です。
エコフロー製ソーラーパネルは形状が折りたたみタイプと据え置きタイプに分かれ、発電量も100Wから400Wまでの範囲があります。
エコフロー製ソーラーパネルとリバー2は互換性があり、接続方法は基本的にMC4を使用し、誤接続による故障のリスクが低いです。
エコフロー製品同士の連携や組み合わせには、相性や互換性を考慮する必要がなく、保証が適用されることが最大の利点。
他社のソーラーパネルを使用して故障した場合、保証が適用されにくくなることがあります。
ソーラーパネル:他社製品を選ぶ場合
他社製品を選ぶ場合は、まず電流と電圧に注意して選びます。
リバー2の許容範囲(11-30V 110W, 最大8A)に収まれば大丈夫です。
そして、接続方式に注意します。
ソーラーパネルの出力ポートがMC4やアンダーソンのものを選びましょう。
そしてそれに対応した変換ケーブルも準備します。
またはXT60出力形式のものを選びそのまま差し込みます。
他社製品との組み合わせはソーラーパネルの数だけ無数にあるため、「ソーラーパネルでの充電時間の実例と注意点」のコーナーで一部をご紹介します。
お手持ち、またはこれから購入を考えているソーラーパネルが適合するか不安な方はコメント欄に記載していただければ調べてお返事します。
接続ケーブル XT60-MC4ケーブルの選び方

エコフロー リバー 2とソーラーパネルの互換性の章で「XT60-アンダーソンケーブルもしくはXT60-MC4ケーブルのいずれかを使用することができます」と記述しました。
ここでは、エコフロー社が「XT60-MC4ケーブル」を採用しているため、こちらを優先して解説していきます。
アンダーソンを使いたい場合も、MC4をアンダーソンに置き換えていただければ仕組みは同じです。
XT60-MC4ケーブルを選ぶ際に考慮すべき要素は、ケーブルの長さ、端子の極性、ケーブルの太さなどです。
以下で詳しくポイントを解説します。
- ケーブルの長さ:設置場所や環境に応じて適切な長さのケーブルを選びます。長すぎるケーブルは電気抵抗が増え、効率が低下するため[2]です。
- 端子の極性:ケーブルの端子の極性が正しく、互換性があることを確認します。誤った極性の接続は、機器の故障や破損の原因となることがあります。通常、メジャーメーカーのものを選べば問題はありません。
- ケーブルの太さ:電流容量に合った太さのケーブルを選びます。細すぎるケーブルは過熱や損失が起こる可能性があります。リバー2の場合は30V/8Aまでなので、12AWG~14AWGが適切でしょう。
- ケーブルの品質:耐候性や耐熱性が高く、電気抵抗が低い高品質のケーブルを選びます。これにより、屋外での長期使用で問題が起きにくくなります。
- 価格:予算に合ったケーブルを選ぶことが大切ですが、適切な品質とバランスを見極めることが重要です。中国のショッピングサイト(タオバオやアリババなど)からAmazonに横流ししているだけの製品は避けたほうが良いでしょう。
上記の要素を考慮しておすすめできる「XT60-MC4ケーブル」は以下の製品です。
MC4以外のソーラーパネルからエコフローのポータブル電源に接続したい方は、ポータブル電源とソーラーパネル接続の実用ガイドで解説しておりますので参考にしてください。
参考記事:すぐに役立つ!ポータブル電源とソーラーパネル接続の実用ガイド
充電効率を最大化する設置方法
この章では、ソーラーパネルを効果的に設置する方法や、窓際での充電方法を含め、エコフロー リバー 2の充電効率を最大限に引き出す方法を紹介します。
充電効率には、太陽光とソーラーパネルの角度が重要[3]です。
最適な角度は、地域や季節によって異なりますが、一般的には南向きで、緯度に近い角度が理想的です。
据え置きタイプの場合、日本では緯度35度の場合、ソーラーパネルを南向きに35度傾けることで最大の効果が得られます。
常に最適な角度を見つける
折りたたみ式のソーラーパネルは場所を自由に移動できるため、最適な角度で太陽光を受けることが可能です。
太陽に向ける最適な角度は、太陽の光がソーラーパネルに対して直角に当たるように設置することが理想的。
これにより、ソーラーパネルが太陽光を最も効率よく受け取ることができます。
太陽の位置は一日の中で変化するため、定期的にソーラーパネルの角度を調整して、太陽光が直角に当たるようにすると、さらに充電効率が向上します。
また、季節によっても太陽の高さが変わるため、季節ごとに適切な角度を見つけることも重要です。
窓際でソーラーパネルを使う場合

マンションなどでは、ベランダへの出入りが制限されている場合や適切な設置場所がないケースがあるため、窓際で充電を試してみたいと考える人も多いでしょう。
この章では、同じ気象条件下で、車のガラスの内側と外側で発電量を比較してみます。
使用するのは、リバー2とEcoFlow 100Wソーラーパネル(柔性)です。
これにより、室内の窓際で発電する際の効率が分かります。
結論として、窓ガラス越しでも直射日光を受けたソーラーパネルは、約半分の発電量を維持することができました。
車の外に設置して71W
まずは車の外に設置してみましょう。


71Wで充電できました。車が北向きだったので少し条件が悪いです。
状況が良ければ80W以上で発電できます。
車の窓ガラスの中に設置すると

窓ガラスとソーラーパネルに隙間があるパターンです。
30W程度で発電できました。

次に窓ガラスとソーラーパネルの隙間をできる限り減らしたパターンです。

ソーラーパネルの後ろにリバー2を置いて、窓ガラスとの隙間をなくして設置しました。
少し伸びて36W程度でした。
窓際に設置する際は、ガラス面に密着させたほうが効率が良いようです。

隙間をなくすと20%ほど発電量が増えました。
思ったよりも差が出ますね。

今回は、隙間をなくすのにリバー2を置きました。
この方法はソーラーパネル越しでもかなりの高温になるため推奨しません。
並列接続と直列接続のどちらがおすすめ?


例えば、「EcoFlow 100W据え置き型ソーラーパネル(柔性)」を2枚使うパターンで考えてみましょう!
このソーラーパネルは、最大動作電圧(最大出力電圧)が17.6V、最大動作電流5.9Aです。
- 並列時:電圧17.6V 電流11.8A(5.9A + 5.9A)
- 直列時:電圧35.2V(17.6V + 17.6V) 電流5.9A
リバー2の場合は電圧30V/電流8Aまで対応していますので、以下のようになります。
この場合、どちらの接続方法もリバー2の許容範囲を超えてしまうため、並列接続と直列接続のどちらも適切ではありません。
エコフロー リバー2にEcoFlow 160Wソーラーパネルは接続できるか?

直列や並列接続を検討するということは、もっと多くの電力を発電してリバー2に充電したいということですよね。
エコフローのソーラーパネルの中で、リバー2と組み合わせられる最も大きな出力を持つものは160Wソーラーパネルです。
160Wソーラーパネルはリバー2に接続できますが、リバー2のソーラー入力規格は最大110Wまでなので、110Wを超える部分は自動的にカットされます。
この160Wソーラーパネルの最大動作電圧は18.2Vで、最大動作電流は8.8A。
少し電流がオーバーしていますが自動的に最適化するそうです。
しかし、EcoFlow 220W両面受光型ソーラーパネルはリバー2に接続できません。

ソーラーパネルでの充電時間の実例と注意点

エコフロー リバー 2を充電する際の目安となる時間や、安全に充電するための注意点について説明します。
検証はとても気候の良い2023年5月に行いました。
使用するソーラーパネルは「EcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(柔性)」です。

あまり暑くても発電効率は下がるので、ちょうど良い条件です(詳しくは「定格出力温度係数と開回路電圧の温度係数」)。
EcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(柔性)で充電

リバー2 | EcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(柔性) | |
---|---|---|
電圧 | 11-30V | 17.6V |
電流 | 8.0A | 5.9A |
発電上限 | 110W | 100W |
納屋の軒先みたいな小さなスペースで十分ソーラー発電出来ます。
エコフロー製品で揃える場合は最もコストのかからない組み合わせです。

EcoFlow 100W据置型ソーラーパネル(柔性)でリバー2と接続するには、XT60-MC4ケーブルが必要です。
使用した「XT60-MC4接続ケーブル」はEchainstar ソーラー充電ケーブル。


XT60ケーブルは向きがありますので、差し間違えることがない安全なポート形式です。
では、実際にソーラー充電の結果を見てみましょう。

この日の最高記録は87Wでした。
100Wのソーラーパネルで87Wなのでとても優秀です。
RIVER 2のソーラーパネル入力が110W(11-30V 最大8A)なので、ソーラーパネルの性能に関わらず110Wが上限となります




パネルが軽量・コンパクト(2.3kg)なので直置きでも吊り下げ、壁に貼り付けなど環境に応じて様々な使い方ができます。

BALDR ソーラーパネル 200W(18V 11.1A)で充電

リバー2 | BALDR ソーラーパネル 200W | |
---|---|---|
電圧 | 11-30V | 18V |
電流 | 8.0A | 11.1A |
発電上限 | 110W | 200W |
この検証は、電流が大幅に超過している場合の挙動を確認しています(3.1A超過)。
他社製品であるBALDR ソーラーパネル 200W(18V 11.1A)を接続して試したところ、110W(リバー2の上限)で充電できました。
これは、リバー2の過電流保護装置が効果的に働いているため、許容範囲を超える電流でも安全に充電が可能であることを示唆しています。
リバー2の受入上限が110Wで、電圧が18Vの場合、実際に流れる電流はおおよそ6.1Aとなります(110W ÷ 18V = 6.1A)。
BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200Wで充電(26.25V 8.4A)

リバー2 | BougeRV ソーラーパネル 200W | |
---|---|---|
電圧 | 11-30V | 25±5%V |
電流 | 8.0A | 8.02±5%A |
発電上限 | 110W | 200W |
この検証は、電圧が高く、電流が少し超過している場合の挙動を確認しています(0.4A超過)。
他社製品であるBougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W(25±5%V 8.02±5%A)を接続して試したところ、110W(リバー2の上限)で充電できました。

リバー 2の受け入れ電圧が高いので、ソーラーパネルも電流が高い製品より電圧が高いものの方が安定しそうですね。
DC出力のソーラーパネルをリバー2に接続

リバー2 | TogoPower ソーラーパネル 60W | |
---|---|---|
電圧 | 11-30V | 18V |
電流 | 8.0A | 3.3A |
発電上限 | 110W | 60W |
この項は、出力ポートがDC形式のソーラーパネルとXT60形式のリバー2を接続する方法を説明しています。
使用するソーラーパネルはTogoPower 60W ソーラーパネル(廃番商品)です。
JackeryなどのソーラーパネルはDC出力のものが多いので困っている方もいらっしゃると思います。

DCをXTに変換するケーブルを使用します。
写真に写っているのは「CERRXIAN XT60ケーブル」です。
DC5525メスからXT60メスに変換できます。
DC7909(Jackery採用タイプ)など形状が異なる場合は、アダプターでDC5525に変換する必要があります。
このようにDC形式をXT60形式に接続させるのは、少し手間がかかります。






発電状況はというと、60Wのソーラーパネルで50W近い充電ができました。
DCポートのポータブル電源と同じくらいの充電量ですので、変換ロスはほとんどないようです。

パススルー機能を活用した充電シチュエーション

エコフロー リバー 2をソーラーパネルで充電しつつ、パススルー機能でデバイスに電力供給する方法を紹介します。
ソーラーパネルで充電中にも、USBやコンセントが使えるのか気になるところです。

上の画像は、ソーラーパネルで充電しながら、USB-Aでミニ扇風機、ACコンセントで車載冷凍冷蔵庫に給電している様子です。
ソーラーパネルからRIVER 2に充電しながら、USBやACコンセントから電化製品に給電することができます。
ただし、前提条件として充電電力より出力電力が小さくなければなりません。

デバイスの出力電力が充電電力より大きくなると、バッテリーへの蓄電ができなくなり、いずれ電源が切れてしまいます。
また、ソーラーパネルからリバー 2に充電しながら、USBやACコンセントから電化製品に給電する際にはバッテリーを介します。
シガーソケット充電している場合も同じ機序となります[4]。
つまり、バッテリーの劣化につながる可能性があります。
一方、ACコンセントでRIVER 2を充電する時は、次世代パススルー充電といってバッテリーを介さずにデバイスへ給電します。
こちらは電力がバッテリーを介さないので劣化が進みにくいです。
つまり、充電方法によって、電力がバッテリーを通過するかしないかが異なります。
まとめ
本記事では、エコフロー リバー2とソーラーパネルの適正な組み合わせ、選び方、設置方法を詳細に解説しました。
リバー2との互換性を確認し、電流や電圧を考慮に入れた上でのソーラーパネル選びの重要性を強調しました。
さらに、変換効率や接続ケーブルの選び方などについても深く掘り下げています。
充電効率を最大化するための設置方法や、並列・直列接続の選択、そしてEcoFlow 160Wソーラーパネルがリバー2の発電能力を最大限に引き出すポイントなどについても触れています。
また、様々なソーラーパネルでの充電時間の実例や注意点、パススルー機能を活用した充電シチュエーションについても具体的に紹介しています。
「こんなソーラーパネルを使ってみました!」といった体験談のコメントも、大変歓迎します。
これらの情報を参考に、最適なソーラーパネル選びと設置方法を見つけ、リバー2を最大限に活用してください。
記事内で触れたエコフロー製品は、以下の公式サイトで詳細をご覧いただけます。
本記事で解決策が見つからない場合は、どんな質問でも大歓迎ですので、お気軽にコメント欄にご記入ください。
よくある質問・脚注
ソーラーパネルからRIVER 2に充電しながら、USBやACコンセントから電化製品に給電することが可能です
ソーラーパネルからRIVER 2に充電しながら、USBやACコンセントから電化製品に給電する時に、 USBやACコンセントから家電への給電はバッテリーを介します。
壁のコンセントの場合は次世代パススルー充電対応のためバッテリーを経由することなく電気機器へ給電します。
はい、160Wソーラーパネルとリバー2は接続可能です。
ただし、リバー2のソーラー入力規格が最大110Wまでなので、110Wを超える部分は自動的にカットされます。
つまり、リバー2は160Wソーラーパネルから最大110Wの電力で充電されます。
充電時間は約2.5~5時間となりますが、実際の充電時間は環境や使用条件によって異なる場合があります。
脚注
↑2. 電力系統の電圧・無効電力制御(公益社団法人 日本電気技術者協会)