BALDR ソーラーパネル 200Wでポータブル電源を充電 EcoFlowやBLUETTIにも使えるよ!

BALDR ソーラーパネル 200Wでポータブル電源を充電 EcoFlowやBLUETTIにも使えるよ! ソーラーパネルの使い方
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この記事では「BALDR ソーラーパネル 200W」を使って、「実際のソーラー発電量」や「様々な接続形式に対応しているか?」「どんなメーカーのポータブル電源に接続できるか?」を検証しています。

検証日は2023年2月8日 9:00〜15:00(気温8℃・風速2m・晴れ時々曇り)。快晴ではないですが穏やかな天候でした。次の日は大雪が降る予想が出ていたため、念の為ポータブル電源5台をフル充電してきました。

ソーラーパネル充電に最高の環境ではありませんでしたが、最大162W出力を記録しました。快晴ならばもう少し記録が伸びそうですね。カタログスペックの70%程度の出力があれば十分高性能と言えます。

太陽光を電気に変換する装置であるソーラーパネルは、直射日光が当たらないとうまく機能しません。また、曇りや日差しが弱い場合は、エネルギーを吸収することができないため、ソーラーパネルの効率は低下します。したがって、ソーラーパネルの発電量は、太陽光を受けた量と時間に正比例します。

一般的に、空に雲がない晴れた日に 90º の角度でパネルに太陽光が当たっている時、最も性能を発揮します。

今回の実証実験は、晴れ時々曇りということもあり、ソーラーパネルの発電量が伸びにくい状況です。その環境で160Wを越えてますので、春から夏にかけての快晴時はさらに発電量が増すと考えられます。記録を更新したら随時追記していきます。

「BALDR ソーラーパネル 200W」は、純正のBALDRポータブル電源だけでなく、EcoFlowやBLUETTI、Jackery、Ankerなど様々なメーカーのポータブル電源に接続できる汎用性の高さが魅力(「BALDR・EcoFlow・BLUETTIのポータブル電源に接続してみました」の項で解説)。実際に繋げてみて発電量を測ってみました。

200Wソーラーパネルとしてはコンパクト。多様な接続形式に対応。細かい部分までしっかりしていて長く使えるように作られています。200Wクラスのソーラーパネルをお探しの方に参考になれば幸いです。

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BALDR ソーラーパネル 200Wのスペックとフォトギャラリー

品番TSP-200F
価格48,800円
サイズ高さ53cm×横幅241cm×厚み2.5cm
折り畳みサイズ高さ60cm×横幅53cm×厚み7cm
重量7.3kg
定格電流11.12A
定格電圧18V
短絡電流13.5A
開路電圧23.8V
USB-A出力5V3A/9V3A/12V3A/15V3A
セル仕様単結晶セル
接続可能ポートDC7909、DC5521、DC5525、XT60、アンダーソン

BALDR ソーラーパネル 200Wのスペックとフォトギャラリー

内容物は、ソーラーパネル本体、接続ケーブル、説明書、保証書となります。

BALDR ソーラーパネル 200Wのスペックとフォトギャラリー

裏面にケースがついていて、この中に出力ポートが集まっています。

BALDR ソーラーパネル 200Wのスペックとフォトギャラリー
BALDR ソーラーパネル 200Wのスペックとフォトギャラリー
左から、アンダーソンケーブル・USB-C、USB-A

出力は以下の3種となっています。

  • DC アンダーソンケーブル(120cm)
  • USB-C(45W)
  • USB-A(QC3.0)

USB-Cが45Wとパワーがあるので、車やテントの中でパソコン作業をしながら、外でソーラーパネルを広げるという使い方もあり!

BALDR ソーラーパネル 200W
同じ色(赤と黒)で接続します

ソーラーパネルから出ているアンダーソンケーブルと付属品のケーブルのアンダーソンポートを接続して使用します。

ポータブル電源側がアンダーソンポートだった場合はソーラーパネルから出ているアンダーソンケーブルをそのまま接続して使います。

ケーブルを繋げた場合全長180cmほどになります。この長さならば、ポータブル電源を木陰に置くこともできますね。延長したい場合は「アンダーソン – 使用したいポート形式」か「アンダーソン – アンダーソン」ケーブルを探してください。

接続ケーブルに関しては「BALDR・EcoFlow・BLUETTIのポータブル電源に接続してみました」の項で詳しく説明しています。

BALDR PIONEER 200W ソーラーパネル 太陽光パネル
持ち手ががっちり

細かいところですが持ち手ががっしりしていて使いやすいです。ぐるっと硬めのゴムで覆われています。

7kgあるので持ち運びを考えると重要ですね。

携帯性と広げた時の安定性

折りたたみ式ソーラーパネルの一番のメリットは、その携帯性です。折り畳みソーラーパネルは軽量で、ある場所から別の場所へ簡単に持ち運ぶことができます。そのため、キャンプや車中泊での旅行、その他のアウトドアアクティビティに最適。

折り畳んだ時のコンパクトさ、軽さも重要ですが、広げたときのサイズや安定性も大事な点となります。使用中に風で倒れにくい構造のものを選んでください。

BALDR ソーラーパネル 200Wは安定性抜群です。ある程度の風が吹いても倒れることはないと思います。足が多い分、角度の微調節は少し面倒ですね。

コンパクトさ Zendure 200Wソーラーパネルとの比較

ここでのコンパクトさは広げた際のサイズです。

少ない面積で多くの光を集められた方が発電効率が良いと考えられます。

管理人が持っているZendure製200Wソーラーパネルとサイズを比較してみました。

手前がZendure、奥がBALDRです。発電量はほぼ同等。BALDRはかなりコンパクトになっています。

せっかくなのでBALDR120Wソーラーパネルとも比較してみましょう。以下の画像になります。

コンパクトさ Zendure 200Wソーラーパネルとの比較
手前がBALDR120W、奥がBALDR200W

発電量が倍近いわりにサイズは2倍ではありません。とても発電効率が良い作りをしているのでしょうね。

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BALDR・EcoFlow・BLUETTIのポータブル電源に接続してみました

BALDR 200WソーラーパネルでEcoFlow・BLUETTIのポータブル電源に接続してみました

検証日は2023年2月8日 9:00〜15:00(関東地方 気温8℃・風速2m・晴れ時々曇り)。

この日は「BALDR PIONEER 500」「エコフロー リバー 2」「BLUETTI EB3A」「BALDR PIONEER 1500」「エコフロー デルタ 2」の5台を充電しました。

どのポータブル電源もバッテリー残量30%から80%までソーラー充電完了。

他社製品とも付属の変換ケーブルで接続できる互換性を確認できました。

DC7909、DC5521、DC5525、XT60、アンダーソンに対応しているので、ほぼ全てのポータブル電源メーカーに対応できると思います。ただし、Jackeryのポータブル電源は一部独自仕様になっているので接続できません。

アンカーやBLUETTIが採用しているDC7909かEcoFlowが採用しているXT形式が現在の主流です。

ポータブル電源とソーラーパネルの接続方法完全ガイドを作成しましたので参考にしてください。

参考記事:すぐに役立つ!ポータブル電源とソーラーパネル接続の実用ガイド

BALDR ソーラーパネル 200Wのケーブル

後ほど、TogoPower、Zendure、Ankerなども検証します。

撮影のためにポータブル電源を太陽光が当たる場所に置いています。実際に使う場合は影に設置してくださいね。

BALDR PIONEER 500 上限の100Wで充電できました

BALDR 200WソーラーパネルでEcoFlow・BLUETTIのポータブル電源に接続してみました

ポータブル電源はBALDR PIONEER 500。純正品同士なので相性はぴったりです。

項目ポータブル電源ソーラーパネル
接続形状DC7909DC7909・DC5521・DC5525・XT60・アンダーソン
DC入力12V-28V 100W18V/11.12A

DC7909端子で接続します。

ポータブル電源側の入力上限が100Wなので、200Wのソーラーパネルで充電しても100Wまでの充電量となります。

電圧は適正範囲内、電流はポータブル電源のBMSで制御するため、この組み合わせでも大丈夫。余剰の電流は取り込まずにカットされます。

容量461Whのポータブル電源ですが、バッテリー残量30%から80%まで2時間ほどでソーラー充電できました。

BALDR(TogoPower)のポータブル電源は太陽光の下でもディスプレイがはっきり見えるのが長所。EcoFlow、BLUETTIはほぼ見えず。アプリでないと確認できません。

参考記事:BALDR PIONEER500 アメリカ企業発 いいとこ取りのポータブル電源 | 実機レビュー

エコフロー リバー 2 上限の110Wで充電できました

BALDR 200WソーラーパネルでEcoFlow・BLUETTIのポータブル電源に接続してみました
項目ポータブル電源ソーラーパネル
接続形状XT60DC7909・DC5521・DC5525・XT60・アンダーソン
DC入力11-30V 110W, 最大8A18V/11.12A

エコフロー リバー 2は、XT60という黄色パーツが特徴的なDC接続を使います。差し込めば充電が開始されます。

メーカーが異なっていても接続形状とDC入力値が合えばソーラー充電することができます。

ポータブル電源側の入力上限が110Wなので、200Wのソーラーパネルで充電しても110Wまでの充電量となります。

実際に110Wで充電している画像が下のものです。野外だと少しディスプレイが見にくいのでアプリでも確認しました。

エコフロー リバー 2はバッテリー容量が256Whなので、バッテリー残量0%から100%まで2時間半程度で充電できます。

晴れている日はソーラーパネル充電、雨の日はシガーソケット充電で2時間半程度でフル充電できるポータブル電源です。

参考記事:エコフロー リバー2とソーラーパネルの完全ガイド:互換性、選び方、設置方法を徹底解説

BLUETTI EB3A 152Wで充電できました

BALDR 200WソーラーパネルでEcoFlow・BLUETTIのポータブル電源に接続してみました
項目ポータブル電源ソーラーパネル
接続形状DC7909DC7909・DC5521・DC5525・XT60・アンダーソン
DC入力12V-28V,8.5A 200W18V/11.12A

BLUETTI EB3Aは、DC7909端子で接続します。JackeryやAnkerと同じ形式ですね。

ポータブル電源側の入力上限が200Wなので、BALDR200Wソーラーパネルの性能をフルに活用できます。

上記のエコフロー リバー 2と同価格帯ですがソーラー入力性能は上ですね。

左上の数字がソーラーパネルからのインプットです

快晴とはいえない天候でしたが最大で152Wで充電することができました。環境が整えば、さらに発電量が増えることが予想されます。

BLUETTI EB3Aはバッテリー容量が268.8Whなので、バッテリー残量0%から100%まで2時間程度で充電できます。

参考記事:実機レビュー BLUETTI EB3Aの実力と使い勝手を徹底解説

参考記事:BLUETTI 株式公開!会社概要、信頼性、将来性について詳しく解説

BALDR PIONEER 1500 162Wで充電できました

BALDR PIONEER 1500 162Wで充電できました
項目ポータブル電源ソーラーパネル
接続形状DC7909,アンダーソンDC7909・DC5521・DC5525・XT60・アンダーソン
DC入力DC 12V-60V 最大240W / アンダーソン 最大600W18V/11.12A

BALDR PIONEER 1500は、BALDR 200W ソーラーパネルとセット売りもされているので相性は抜群です。

参考:BALDR PIONEER 1500 + BALDR 200W ソーラーパネルセット

BALDR PIONEER 1500はDC7909とアンダーソンケーブルでソーラーパネルと接続できます(同時には使えず)。入力上限がアンダーソンの方が大きいので、ソーラーパネルを並列で使う場合はアンダーソンを選択します。

接続ケーブルを使わずに繋げることができるアンダーソンの方が発電量は少し多かったです(気のせいかも)。

発電量は最高で162Wでした。155W以上は安定的に発電できていました。

BALDR200Wソーラーパネル
左上の162Wが発電量です

2月中旬の薄曇り気味という状況でしたが160Wを越えて、ちょっとびっくりしましたね。

一時間で160Wh近い電力を太陽から得られるわけですから、PCの電源を維持することができます。

例えば、Apple 24インチM1搭載iMacの消費電力が84W/1時間 となっています。ソーラーパネルだけでPCを一日維持できそうですね(天候に左右されます)。

参考記事:BALDR PIONEER1500 家電がフルに使えるコスパ良いポータブル電源

エコフロー デルタ 2 158Wで充電できました

エコフロー デルタ 2 を158Wでソーラーパネル充電できました
項目ポータブル電源ソーラーパネル
接続形状XT60DC7909・DC5521・DC5525・XT60・アンダーソン
DC入力11-60V, 最大15A 最大500W18V/11.12A

エコフロー デルタ 2は、RIVER 2と同じようにXT60という黄色パーツが特徴的なDC接続を使います。差し込めば充電が開始されます。

デルタ 2にはソーラーパネル接続ケーブルが付属しないのがデメリット。ソーラーパネル側のケーブルが直接差し込めると追加投資が必要なくなりお財布に優しい!

発電量は?というと最大で162Wが出ました。アプリ画面をスクショしましたがタイミングがずれて158Wの記録に。

エコフロー デルタ 2 158Wでソーラー充電できました

エコフロー デルタ 2のバッテリー容量が1,024Whなので計算上は7時間程度で0%からフル充電できます。

EcoFlowにも純正ソーラーパネルがあるので簡単に比較してみましょう。

発電想定値が近い「EcoFlow 220Wソーラーパネル」とついでにBLUETTIからも選びました。

項目BALDREcoFlowBLUETTI
品名PIONEER 200W220W両面受光型
ソーラーパネル
PV200
W数200W220W200W
価格48,800円69,300円59,980円
定格電圧18V18.4V20.5V
定格電流11.1A12.0A 表面 / 8.4A 裏面9.7A
開回路電圧23.8V21.8V26.1V
短絡電流13.5A13A 表面 / 8.8A 裏面10.3A

価格は差がありますが、デルタ 2への充電に関していえば充電スピードは同等となるでしょう。

パネルの作りはどの製品もしっかりしています。収納袋がEcoFlowには付属する点がメリット。反面、その収納袋をパネルの足にするので組み立てが少し面倒ですね。

BALDRやBLUETTIのようにさっと広げて発電が始められる方が楽。面倒だと結局使わなくなりますから。

発電量の目安は定格電流です。この数字が大きい方が理論上は流れる電気の量が増えることになります。

参考記事:エコフロー デルタ 2 実機レビュー 家電使用、次世代パススルー、充電スピードを実証実験

さいごに

様々なメーカーのポータブル電源に接続してBALDR ソーラーパネル 200Wのソーラー発電性能を検証してみました。

BALDR PIONEER 500」「エコフロー リバー 2」「BLUETTI EB3A」「BALDR PIONEER 1500」「エコフロー デルタ 2」の5台で充電できることを確認しました。

小型のポータブル電源であればほんの2,3時間でフル充電できます。

また、BALDR ソーラーパネル 200Wは「BALDR ソーラーパネル アンダーソン 並列接続用ケーブル」を使用すると2枚並列で最大400W発電することができます。容量の大きいポータブル電源にも対応できる拡張性があります。

ソーラーパネル本体は発電効率の高い単結晶セルを採用しているため発電効率が23%-25%あります。

実際に使ってみても他社製品よりもコンパクトな割に発電性能が高いと感じました。

BALDRの折りたたみソーラーパネルはAmazonでもベストセラーになっているので性能と評価が一致している製品ですね。

電気料金が高くなってきているので、ソーラーパネルの有用性が高まってきていると考えます。

「家全体をソーラーパネルでカバーする」といったことは予算もかかって大変。

「スマホやタブレット、PCをポータブル電源とソーラーパネルで給電」といった守る範囲を決めて運用するのはありだと思います。少しずつ導入すると失敗の確率が減りますので始めやすいと思いますよ。

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