
TogoPower株式会社はロサンゼルスに本社を置くアメリカ企業です。
2020年埼玉県吉川市にポータブル電源支社を設立し、2021年5月日本市場に参入。
BALDRブランドもTogoPower株式会社の製品とのこと。
アメリカでは発電機も製造していて、Amazonだけでなくウォルマートの実店舗でも販売している信頼あるブランドです。
これまでBALDRブランドとTogoPowerブランド合わせてポータブル電源6種、ソーラーパネル4種を販売しています。
TogoPower BALDR ポータブル電源, ソーラーパネル 製品一覧
そして、2021年11月に発売されたTogoPower ADVANCE1000。
1,000Wクラスで一番売れている「Jackery ポータブル電源 1000」をライバル製品と見据えた製品です。
Jackeryと比べるとどうしても知名度では劣ってしまいますが、スペック・価格ともにTogoPowerの方が優れています。
この記事では、「Togopower ADVANCE1000の特徴」と「Jackery ポータブル電源 1000・SmartTap PowerArq Proとの比較」という2項目について記述していきます。

Togopower ADVANCE1000の特徴

管理人が考えるこの製品の特徴を5つほど挙げてみました。
製品が手元にないのでカタログスペックからの情報になります。
- 出力1,000W・容量933Whと幅広く家電をカバーする性能
- 10W Qiワイヤレス充電ポートを搭載
- BMSを含めて9つの安全管理システムも搭載されている
- ACコンセントがしっかり100V
- 機械が苦手な方にも優しい操作性とわかりやすい表示
10W Qiワイヤレス充電ポートを搭載

10W Qiワイヤレス充電ポートを搭載しているポータブル電源はBluetti、スマートタップやフィリップスなど数社しかありません。
ケーブルなしでスマホが充電できるのは便利ですね。
高速充電QC3.0が3口、PD60Wが1口、10W Qiワイヤレス充電ポートが1口で同時に5台のガジェットが充電できます。
BMSを含めて9つの安全管理システムも搭載されている

これだけ大容量だと故障や爆発などが恐いですが、TogoPowerは安全性には自信を持っているそうです。
手のひらサイズのモバイルバッテリーでさえ発火すると大惨事になりますので、ポータブル電源は安全性をしっかりアピールしているメーカーを選んでくださいね。

参考記事:ポータブル電源の火災事件・爆発・危険事象のニュースをまとめています
ACコンセントがしっかり100V
TogoPowerのポータブル電源はACがちゃんと家庭用コンセントと同じ100Vです。
意外と110Vのポータブル電源もあります。例えば、Ankerのポータブル電源は110V。
家電の故障につながるかもしれませんので気になる方は100Vのポータブル電源を選ぶようにしてくださいね。
機械が苦手な方にも優しい操作性とわかりやすい表示

これは管理人が一番好感を持っている特徴なのですが、とにかく使い方が簡単!
機械音痴の60代の母でも一回の説明で使い方をマスターできました。
使っている電力量やバッテリー残量の表示がわかりやすく老眼でもよく見えるとのこと。
性能も大事ですが、いざというときに直感的に使える手頃さも大事だと思っています。
以下の動画はADVANCE500のものですが、ADVANCE1000と同じディスプレイなので参考にしてください。
参考記事:TogoPower ADVANCE500 実機レビュー
Jackery ポータブル電源 1000・Smart Tap PowerArQ Proとの比較
ではベンチマークとなりそうな「Jackery ポータブル電源 1000」「Smart Tap PowerArQ Pro」と比較をしていきます。
どちらも良い製品ですので、用途に合ったアイテム選びの一助になればと思います。
ブランド | 価格 | 容量 | 出力 | サイズ(mm) | AC数 | USB | 充電時間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
TogoPower | 122,500円 | 933Wh | 1,000W | 290×201×200 8.55kg | 2口 | QC3.0:3口 PD60W:1口 | 6.3時間 |
Jackery | 139,800円 | 1,002Wh | 1,000W | 332×233×243 10.6kg | 3口 | USB-A:1口 QC3.0:1口 Type-C18W:2口 | 7.5時間 |
SmartTap | 132,000円 | 1,000Wh | 1,000W | 333×235×273 10.4kg | 3口 | USB-A:1口 QC3.0:1口 Type-C18W:2口 | 7.5時間 |
見ていただくとわかるのですが「Jackery ポータブル電源 1000」と「SmartTap PowerArQ Pro」の中身は同じでしょうね。スマートタップがOEMかな。
では、Jackery1000とTogoPower ADVANCE1000を比較してみましょう。
容量・出力はほぼ同じ。
サイズはTogoPowerが一回り小さく、軽い造りになっています。
ACコンセントの数はJackeryが一つ多いですね。
USBに関してはJackery製品全般に言えるのですが脆弱です。
逆にTogoPowerは他社に比べて力を入れています。全てのUSB-Aポートが高速充電QC3.0となっています。
充電時間は若干TogoPowerが早いです。実際に測ってみないと差があるかわからないくらいの違いだと思います。
LEDライトの有無も大きいですね。TogopowerのハンドルについているLEDライトは本当に便利です。

DCだけでなくアンダーソンコネクタで充電できるのがJackeryの強み。
どちらもDCポートはDC7909サイズなので、接続できるソーラーパネルは一緒です。
まとめると、ガジェット中心ならTogopower、ブランド力やコンセントの数を優先するならJackery、SmartTap。
まとめ
日本での本格展開が始まったばかりのTogoPower。
製品自体は本国アメリカでもお墨付きのもの。
この「TogoPower ADVANCE1000」はJackery1000よりも手に入れやすい価格になっています。
ガジェットを高速充電したい、停電対策として備蓄したい、機械が苦手な方へのプレゼントなどに適したポータブル電源です。
以上、TogoPower ADVANCE1000とJackery ポータブル電源 1000の比較という話題でした♪