こちらの記事は内容が古くなったため、書き直しております。
ドライヤーを使用するのに必要なポータブル電源の出力は1,200W以上。
電気ケトルと同じ条件となります。以下の記事でポータブル電源で電気ケトルを使用する方法を記述しております。今しばらく、そちらを参考にしていただければ幸いです。
ポータブル電源とドライヤーの組み合わせ、一見相性が良さそうに思えますよね?
でも、どのポータブル電源を選べばいいのか、どのドライヤーが適合するのか、そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。実際、これらの選択は難しいものです。
パワーバンクスでは、さまざまなポータブル電源でドライヤーが使えるか検証してきました。本記事では、ポータブル電源とドライヤーの最適な組み合わせについて詳しく説明します。消費電力、出力、互換性、さまざまな状況での利用法…あなたが抱えるすべての疑問に答えていきましょう。
一緒に、ポータブル電源とドライヤーの最適な組み合わせを見つけ、あなたの生活をより便利で快適なものにしましょう。
ポータブル電源とドライヤーの互換性について
このセクションではポータブル電源でドライヤーを使うためのいくつかの方法を提示したいと思います。
ドライヤーを使うためには必ずしも1,000W以上のポータブル電源が必要とは限りません。実は、ドライヤーの持っている機能を活かしながらも、出力が低めのポータブル電源でもうまく使う方法が存在するんですよ。
以上の4つの戦略は、各々のライフスタイルや状況に応じて選択・活用することができます。これらを参考に、あなた自身に最適なポータブル電源とドライヤーの組み合わせを見つけてください。
今回の検証に使用するドライヤーは「サロニア スピーディーイオンドライヤー」をチョイスしました。
このドライヤーは、COOL、SET、TURBOという3つの風量モードを備えています。
各モードの出力は以下の表に示す通りです。このドライヤーとパワーバンクスが持っているさまざまなポータブル電源を組み合わせて、それぞれの項目について詳しく検証をしてみたいと思います。
COOL | SET | TURBO |
70W | 600W | 1,140W |
出力1,200W以上のポータブル電源でドライヤーの性能を最大限活用する
この方法はわかりやすく直感的であり、ポータブル電源の出力が十分に高ければ、ドライヤーの性能を存分に活かすことができます。
たとえば1500Wの出力があれば、まるでお家のコンセントをそのまま持ち運んだかのように、電力制限なしで思う存分使えます。
ただし、ちょっとだけ注意点として、この方法だとポータブル電源自体のコストが高くなる可能性があるということを忘れないでくださいね。
では、実際に1,200W以上のポータブル電源で検証してみましょう。
使用するポータブル電源は以下の製品です。
- エコフロー デルタ2
- ALLPOWERS R3500
- BougeRV Fort1000
ドライヤーの設定をSETモードにして、出力の低いポータブル電源で使用する
ひとつのアイデアとして、ドライヤーの設定をSETモードに変えてみるのも良いですね。これなら、少ない電力でも十分に使えるのでエコで経済的!これは電源にやさしく、お財布にもやさしい選択肢と言えるでしょう。
では、実際に600W程度のポータブル電源で検証してみましょう。
使用するポータブル電源は以下の製品です。
製品名 | 出力 |
ALLPOWERS R600 | 600W |
BLUETTI EB3A | 600W |
BALDR PIONEER500 | 600W |
ドライヤーの出力を下げられるポータブル電源で擬似的に使用する
また、ある種のポータブル電源には、接続する機器の出力を調節できる優れた機能があります。これなら、必要な電力をちょうど良く調節できるので、エネルギー消費も抑えられますね。
製品名 | 定格出力 | 拡張出力 |
エコフロー リバー2 | 300W | 450W |
BLUETTI EB3A | 600W | 1,200W |
500W以下の出力の低いドライヤーを選んで、低価格なポータブル電源で使用してコストを下げる
さらに、出力が低めのドライヤーを選ぶことで、より手ごろな価格のポータブル電源でもちゃんと使えます。これなら、お財布のストレスも軽減できるし、エコな選択とも言えますね。
しかし、低出力のドライヤーやUSBタイプのドライヤー、電源供給が不要なバッテリー内蔵型のドライヤーは風力が弱いという問題があります。ドライヤーの機能的価値である、髪を風で乾かすという根本的なスペックが足りていません。
300Wや500Wといった出力が低めのドライヤーを使うのと同じ効果を、前セクションでお話しした「ドライヤーの出力を下げられるポータブル電源で擬似的に使用する」方法で実現できます。
いつもお使いのドライヤーの電力を少し下げて使うことで、追加の出費はポータブル電源だけで済むわけです。このアプローチを採用すれば、高額な大出力ポータブル電源を手に入れる必要がなく、さまざまな家電を適切に活用することができるんですよ。