「車中泊の旅でドライヤーが使いたい!」「このポータブル電源でドライヤーは使えますか」といった質問がネット上にたくさんあったので、そのような用途にぴったりのポータブル電源をご紹介。
「Jackery Ace1500」「Monster X」を始め、2019年になってから高出力1000W以上の出力能力を持つポータブル電源が手に届く価格で発売され始めました。
ポータブル電源の出力が1000W以上あると条件によっては、アウトドア環境でドライヤーや電子レンジ、電気ケトルといった高出力な家電が使えるようになってきます。
この記事では、ポータブル電源を用いて、車中泊やキャンプでドライヤーを使う方法を3つご紹介します。
管理人は、車中泊でドライヤーを使うためにEcoFlow RIVER PROを購入しました。
家電の電圧を下げて高出力家電を使えるようにするポータブル電源です。
決めては3万円台から手に入れられるバリエーションの豊富さ!
→ 【EcoFlow】RIVERシリーズどれを選べばいいのかな?【他ブランドとの比較・使える家電の紹介】

→ EcoFlow DELTA mini 実機レビュー | 女性が片手で持てるコンパクトさで家電が使える!
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1.家庭用ドライヤーを高出力なポータブル電源で使う
一般的な家庭用ドライヤーの出力は600W~1200W。
管理人(女性・セミロングです)が使っている「SALANIA スピーディーイオンドライヤー」を例にして考えていきたいと思います。
サロニアの風量調節は、TURBO(強い温風)・SET(やや強い温風)・COOL(冷風)の3段階。
TURBO(強い温風)設定の時に最大1200Wの電力を使用。
SET(やや強い温風)設定の時に約500Wの電力を使用。
温度よりも風の強さで乾かすタイプのようでSET(やや強い温風)設定で十分乾きます。
ドライヤーの性能をどこまで使うかによって予算が大きく異なってきます。
そこで、TURBO設定(1200W)、SET設定(500W)の使用パターンに分けておすすめポータブル電源をご紹介します(21年8月現在のもの)。
コスパを考えてSET設定(500W)までを使うのにちょうど良いポータブル電源
「MILIN ポータブル電源 MLPS001」はシャオミ系企業のポータブル電源です。
容量622Wh、AC出力600W、PDポート入出力100W、急速充電4時間と5万円台ではかなり上位性能のモデル。
管理人は2〜3日の車中泊旅行に使っています。
→ 【実機レビュー】シャオミ系ポータブル電源「miLIn MLPS001」軽量だけどドライヤーが使える!
以下の動画が「MILIN ポータブル電源 MLPS001」で「SALANIA スピーディーイオンドライヤー」を使ってみた実証になります。ドライヤーの音が出るのでご注意ください。
「MaxPower ポータブル電源 MP700J」は、顧客からのアイデアを商品開発に活かしているMaxPowerの普及モデルです。
5万円台で700Wと価格帯最高の出力を誇ります。
USB端子が取りやすいように横向きにしたり、ACコンセントに被らないようにボタンを配置したりと使い勝手を追求しています。
700WということでSET設定(500W)であれば、余裕を持って使えます。
容量は588Whなので、SET設定(500W)で1時間くらい使い続けることが可能。
「BLUETTI ポータブル電源 EB70」は、トップブランドBLUETTIの安全性の高いポータブル電源です。
上記2種より高額の78,800円(定価)。
その代わり、リン酸鉄リチウム電池を使用しているため、安全性高く、長寿命となっています。
放熱性能が高いので安心してドライヤーが使えます。
上記の3つに加えて、「EcoFlow RIVERシリーズ」もおすすめしています。
X-Boostテクノロジーで「電圧を下げる」ことによりドライヤーを使えるようになります。
「MILIN ポータブル電源 MLPS001」「MaxPower ポータブル電源 MP700J」「BLUETTI ポータブル電源 EB70」の3モデルとは仕組みが違うため、下記「EcoFlow RIVERシリーズでドライヤーの電圧を下げて使う」の項で説明しています。
「SALANIA(サロニア) スピーディーイオンドライヤー」を余裕で使えるおすすめポータブル電源3つ
TURBO設定(1200W)でも余裕で使えるモンスター級のポータブル電源をご紹介します。
当サイトの「ポータブル電源おすすめランキング」で8万円以上部門のベスト3にあたる製品です。
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ポータブル電源おすすめランキング 2022年版
- Jackery Ace1500(176,000円)
- BLUETTI AC200P(219,880円)
- EcoFlow EFDELTA mini(115,500円)
出力1000Wを超えても余裕がある製品はどうしても10万円以上のものになってしまいます。
しかし、上記の3つですと電子レンジや電気ケトルも使えるのでキャンプ、車中泊のみならず災害・停電対策としても有益です。
この中では21年8月に発売開始された「EcoFlow EFDELTA mini」が最もおすすめです。
→ EcoFlow DELTA mini 実機レビュー | 女性が片手で持てるコンパクトさで家電が使える!
12万円でほぼ全ての家電が使えてしまいますよ。
ドライヤーをポータブル電源で使うとどのくらい電力を消費するのか?
「SALONIA サロニア スピーディーイオンドライヤー」をSET設定(500W)で10分使った場合の電力消費量を計算します。
500W÷60分×10分(使用時間)=83.3Wh
たった10分でも83Whの電力を使用します。Jackery Ace1500のように容量1,500Whあっても3時間くらいで空っぽに。
Wh(ワットアワー)とは「ポータブル電源の容量のことで○○ワットのものが○○時間使えるよ」という指標です。
2.車用のドライヤーを車やポータブル電源のシガーソケットで使う
ドライヤーにポータブル電源の能力を合わせるやり方ではなく、環境に合わせたドライヤーを選ぶ方法です。
以前はポータブル電源の出力・容量が少なかったので、このような商品が車中泊旅行での主流でした。
今となっては高規格のポータブル電源で家庭用のドライヤーを使う方がメインになってきているように思います。
シガーソケットタイプはDC(直流)を使用するため低電力です。
しかし、普通のドライヤーに比べパワーが劣るので使いにくいかな。
3.EcoFlow RIVERシリーズでドライヤーの電圧を下げて使う(3万円台から)
「EcoFlow RIVER シリーズ」とは、EcoFlowがポータブル電源に求められる「安心・安全・安定」の、さらに高いレベルを満たすために産み出した次世代ポータブル電源です。
最大の特徴は、高出力電化製品の「電圧を下げる」こと(X-Boostテクノロジー)により、最大1200Wの家電が使えるという機能。
EcoFlow RIVER600MAXでドライヤーを動かしてみたー🧐
だいたいお家にいるのと同じように使えますね
キャンプ場でお風呂、車中泊で地元の温泉♨️に入った後、車内で髪が乾かせて快適!
わんこと川遊びした後に乾かしてあげるのもいいかも🦮 うちのわんこはドライヤー大嫌いだけど😝#ポータブル電源 pic.twitter.com/HLiBNthY6d
— POWERBANKS@ポータブル電源の選び方ガイド (@powerbanks51) October 22, 2020
例えば、1200Wのドライヤーを600Wまで下げて使うことができます。
出力が下がるので、ドライヤー使用時間は長くなります。
しかし、手に入れやすい価格帯(3万円台)でドライヤーなどの高出力家電が使える唯一のポータブル電源です。
実際、電子レンジも使えました。
詳しくは、「【EcoFlow】RIVERシリーズどれを選べばいいのかな?【他ブランドとの比較・使える家電の紹介】」でご説明しています。
まとめ:EcoFlow DELTA miniかEcoFlow RIVERシリーズか
ポータブル電源でドライヤーを使う方法を3つご紹介しました。
予算に制限がないならば「EcoFlow DELTA mini」をおすすめしたいです。
12万円ほどの出費になってしまいますが、災害時にも大活躍すると思います。
セーフティネットとして考えると一家に一台あっても良いのではないでしょうか。

エコフロー公式サイトで、RIVER Pro単体、160Wソーラーパネルセットが25%オフになっています(1/31まで)
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以上、車中泊・キャンプでドライヤーを使いたい!1000W以上のポータブル電源(Jackery・EcoFlow)という話題でした。