ポータブル電源でドライヤーを使いたい!1000W以上必要なの?最適な選択と活用ガイド

ポータブル電源でドライヤーを使いたい!1000W以上必要なの?最適な選択と活用ガイド ポータブル電源の使い方
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ポータブル電源とドライヤーの組み合わせ、一見相性が良さそうに思えますよね?

でも、どのポータブル電源を選べばいいのか、どのドライヤーが適合するのか、そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。実際、ドライヤーはスペック表だけで判断するのが難しい家電です。

パワーバンクスでは、さまざまなポータブル電源でドライヤーが使えるか検証してきました。ポータブル電源とドライヤーの組み合わせについて考えると、様々な要素が関係します。

最大の性能を引き出したい方は、出力1,200W以上のポータブル電源でドライヤーを使うことを考えるかもしれません。一方で、予算を気にする方や、持ち運びの便利さを優先する方は、ドライヤーの設定をSETモードにして出力の低いコンパクトなポータブル電源を活用したり、ドライヤーの出力を下げるポータブル電源で使用するという選択肢を模索するかもしれません。

消費電力、出力、互換性、さまざまな状況での利用法などの疑問に答えていきます。この記事では、これらの異なるシナリオとニーズに基づいて、ポータブル電源とドライヤーの最適な組み合わせを実機を用いて検証します。

各ポイントについては、図解や写真を添えて、より視覚的に理解を深めていただけるよう心掛けています。 それでも解決策が見つからない場合は、どんな質問でも大歓迎ですので、お気軽にコメント欄で教えてくださいね。

ポータブル電源とドライヤーの互換性について

このセクションではポータブル電源でドライヤーを使うためのいくつかの方法を提示したいと思います。

ドライヤーを使うためには必ずしも1,000W以上のポータブル電源が必要とは限りません。実は、ドライヤーの持っている機能を活かしながらも、出力が低めのポータブル電源でもうまく使う方法が存在するんですよ。

  1. 出力1,200W以上のポータブル電源でドライヤーの性能を最大限活用する」 これはもっとも直接的なアプローチで、ポータブル電源の出力が十分に高ければ、ドライヤーの機能をフルに発揮することができます。
  2. ドライヤーの設定を温風にして、出力の低いポータブル電源で使用する」 ドライヤーの設定を温風モードにすることで、より少ない電力で運用することが可能です。これはエネルギー効率の観点から見ても優れた選択肢と言えるでしょう。
  3. ドライヤーの出力を下げられるポータブル電源で擬似的に使用する」 一部のポータブル電源では、接続する機器の出力を制御することができます。これにより、必要な電力を最適化し、エネルギー消費を抑えることが可能です。
  4. 500W以下の出力の低いドライヤーを選んで、低価格なポータブル電源で使用してコストを下げる」 最後に、出力が低いドライヤーを選ぶことで、より安価なポータブル電源でも運用できます。これは経済性は高いですが不便でしょう。

以上の4つの戦略は、各々のライフスタイルや状況に応じて選択・活用することができます。これらを参考に、あなた自身に最適なポータブル電源とドライヤーの組み合わせを見つけてください。

サロニア スピーディーイオンドライヤー

今回の検証に使用するドライヤーは「サロニア スピーディーイオンドライヤー」をチョイスしました。

このドライヤーは、COOL、SET、TURBOという3つの風量モードを備えています。カタログでは、「TURBOモードで1,200W必要」と記載されていましたが、実際には1,070W程度でした。

各モードの出力は以下の表に示す通りです。このドライヤーとパワーバンクスが持っているさまざまなポータブル電源を組み合わせて、それぞれの項目について詳しく検証をしてみたいと思います。

COOLSETTURBO
70W570W1,070W

出力1,200W以上のポータブル電源でドライヤーの性能を最大限活用する

この方法はわかりやすく直感的であり、ポータブル電源の出力が十分に高ければ、ドライヤーの性能をフルに活かすことができます。

たとえば1500Wの出力があれば、まるでお家のコンセントをそのまま持ち運んだかのように、電力制限なしで思う存分使えます。ただし、ちょっとだけ注意点として、この方法だとポータブル電源自体のコストが高くなる可能性があるということを忘れないでくださいね。

では、実際に1,200W以上のポータブル電源で検証してみましょう。使用するポータブル電源は以下の製品です。

製品名出力
エコフロー デルタ21,500W
ASAGAO AS2000-JP2,000W
ALLPOWERS R35003,200W

ASAGAO AS2000-JP

COOLSETTURBO
70W570W1,070W

ASAGAO AS2000-JPは、実際には日本製ではありませんが、その信頼性と安全性は”日本製クオリティ”と称するに相応しいものです。最大出力は2,000Wで、αBOOSTモードではさらに2,800Wまで対応可能。その一方で、その重さは驚くほど軽い約20kgです。

その出力は2,000Wとなっているため、ご家庭のコンセントと同様にドライヤーを使うことが可能です。そしてαBOOSTモードを利用すると出力が2,800Wまで拡張できるため、ドライヤーと同時に電気ケトルや電子レンジのような他の家電製品も使用できます。

参考記事:ASAGAO AS2000-JP 実機レビュー 厳選された日本製クオリティを満たすポータブル電源

ドライヤーの設定をSETモードにして、出力の低いポータブル電源で使用する

ひとつのアイデアとして、ドライヤーの設定をSETモードに変えてみるのも良いですね。これなら、少ない電力でも十分に使えるので容量が少ないポータブル電源でもOK!

では、実際に600W程度のポータブル電源で検証してみましょう。

使用するポータブル電源は以下の製品です。ドライヤーを使ってみた結果を掲載しています。同じ出力600Wでもドライヤーが使えるものと使えないものがあります。

製品名出力COOLSETTURBO
ALLPOWERS R600600W
Zendure SuperBase 600M600W
BALDR PIONEER500600W

ALLPOWERS R600

製品名定格出力COOLSETTURBO
ALLPOWERS R600600W

ALLPOWERS R600は、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載している出力600W・容量299Whのポータブル電源です。ドライヤーのSETモードであれば、コンセントと同じように使用することができます。動画では、車内でシガーソケットから充電しながら、ドライヤーを使う様子をお届けしています。

参考記事:ALLPOWERS R600 レビュー UPS機能が優秀 小型ポータブル電源の決定版

Zendure SuperBase 600M

Zendure SuperBase 600Mでドライヤーが使えるか検証
製品名定格出力COOLSETTURBO
Zendure SuperBase 600M600W

Zendure SuperBase 600Mは、リチウムイオン電池を内蔵したファンレスタイプのポータブル電源。ファンレス設計により、充電時も使用時も完全に静かです。ALLPOWERS R600と同様に、出力は600Wであり、SETモードでのドライヤー使用が可能だと推測しましたので、検証を行いました。

しかし、実際にSETモードを試すと、電源が約20秒後に落ちてしまいました。結果的には、使用は不可能と判断されます。

ディスプレイ上の出力表示は700Wを超えていました。この問題の原因は、AC出力の電圧が110Vであることにあります。ポータブル電源のACコンセントで家電を使用する際は、電圧が100Vであることは重要ですね。

ドライヤーの出力を下げられるポータブル電源で擬似的に使用する

一部のポータブル電源は、接続される機器の出力を調節できる優れた機能があります。これにより、ドライヤーの出力を定格出力範囲内(下記表を参照)に制限し、擬似的に使用できるようになります。

ドライヤーの出力を下げて使用するため、機能をフルに使うことはできません。しかし、動くと動かないではまったく利便性が異なりますので、役立つ機能だと考えます。

この機能があるポータブル電源が3万円以下で手に入るというのも大きな魅力です。いつも使っているドライヤーのフル機能は発揮できません。それでもキャンプや停電時にドライヤーが利用可能となる利便性は非常に価値があると思います。

製品名定格出力拡張出力COOLSETTURBO
エコフロー リバー2300W450W
BLUETTI EB3A600W1,200W
Enernova ETA300W550W