「PECRON」というポータブル電源メーカーをご存知でしたか?
百花繚乱ともいうべき、優れたポータブル電源メーカーが次々と登場しています。会社情報が少なく、どれがいいのかわからなくなってしまいますね。
そんな中でも、技術力もあり、製品の完成度が高いメーカーが日本にも参入してきています。
今回ご紹介する「PECRON(ペクロン)」もその一つです。2012年に創業したPECRONは、技術研究から製造、営業に至るまで全てを自社で手掛け、信頼性の高い製品を提供しています。
これから実機レビューする「PECRON ポータブル電源 E1500LFP」は、以下のような優れた特徴を備えています。
メーカーさんからは製品を十分に使用してからレビューするよう求められていたので、2ヶ月近くキッチンの家電をすべてこの製品に接続して運用しました。
日中はソーラーパネルで充電、夜にその電力を使用しました。実際に使ってみて感じたのは、その使いやすさと安定した性能です。実売価格11万円強でこれだけの性能を提供するPECRONは、間違いなく優れた価値を持っていると言えます。
私はエコフロー デルタ2を自費で購入しましたが、比較してみると「PECRON ポータブル電源 E1500LFP」の方が多くの面で優れていると感じました。E1500LFPは、性能、機能性、使いやすさの各点で、デルタ2と比較しても一歩先を行っています。
なかなか家電量販店などの店頭では見られない製品だと思いますので、隅々まで写真で説明しています。購入しようか迷っている方、どんな質問でも大歓迎ですので、お気軽にコメント欄で教えてくださいね。
PECRON E1500LFP:製品スペック
アイテム名 | PECRON ポータブル電源 E1500LFP |
型番 | E1500LFP |
メーカー | PECRON |
価格 | 希望小売価格:128,900円 |
容量(Wh) | 1536Wh(51.2V/ 30Ah) |
出力(W) | 2200W |
ソーラー入電 | Voc 12V~25V/ 最大7A/ 最大100W Voc 32V~95V/ 最大15A/ 最大700W |
AC入力 | 100~120V、最大1400W |
温度対応 | 充電温度:0℃~45℃,動作温度:-20~45 ℃ |
サイズ | 横377×高さ305×奥行き237mm 約18.0kg |
バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン |
費用対容量(1Whあたり単価) | 83.9円 |
出力(AC出力・DC出力・USB) | コンセント:3口 DC/シガーソケット:3口(XT-60/DC/シガー) USB-A:4口 18W Type-C:2口 100W/18W ワイヤレス充電:15W |
外観・基本機能
PECRON E1500LFPの外観は、実用性と耐久性に優れています。
特に目を引くのは、全8つのコーナーに配されたゴム製のグラブハンドルです。これらは損傷から本体を守り、持ち運びを容易にします。また、衝撃から保護するためのバンパーも組み込まれており、落下や衝突時のリスクを軽減します。
本体の素材には、耐衝撃性に優れたABS樹脂が使用されていると思われ、これが全体の堅牢な印象を強めています。
入出力ポートの説明
全てのポートが正面に配置されています。右上から時計回りに説明していきます。
右上:直流出力ポート
右上は12V DC出力が集まっています。XT60・シガーソケット・DC5525(12V/ 5A)。XT60出力ポートの使い方は「機能紹介」で解説します。
右側の中段を見てみましょう。ここには充電用のUSBポートが合計6ポートあります。最もパワフルな100WのUSB-Cポートが1つあり、これはノートパソコンの急速充電に適しています。もう1つのUSB-Cポートは18Wで、スマートフォンの充電にちょうど良い速さです。
USB-Aタイプのポートは4つあり、これらは一般的なUSBデバイスの充電に使えます。
全体的にポートは間隔が広く取られているため、複数のデバイスを同時に充電するのに便利です。
さらに、ポータブル電源の上部にはワイヤレス充電機能も備わっていますので、充電ポートが足りないと感じることはないでしょう。
ACコンセント:3ポート合計2200W出力
コンセントは3つ。これらのコンセントからは、合わせて最大2,200ワットまでの電力を取り出すことができます。これは、電子レンジと電気ケトルを同時に使うくらいの大きな電力です。
出力電圧は標準的な100ボルトですが、専用アプリを使えば、110ボルトや120ボルト、さらには220ボルトに変更することも可能です。
また、お住まいの地域に合わせて、周波数を50ヘルツまたは60ヘルツに切り替えることも、アプリを使って簡単に行えます。
左上:直流入力ポート
左上にあるのが「DC INPUT」、つまり直流入力ポートです。ソーラーパネルや車のシガーソケットを使って、ポータブル電源を充電するときにここを利用します。2種類のポートがあり、それぞれに異なる使い方があります。
左側のポートは大きな電力を受け取ることができ、32Vから95Vの電圧(最大で700W)を受け入れます。例えば、200Wのソーラーパネルを接続するときには、このポートを使用します。
右側の小さなポートは、車のシガーソケットからの充電や、100Wまでの小さなソーラーパネルでの充電に適しています。ただし、この右側のポートに合うソーラーケーブルは製品に含まれていないため、別途ご自身で用意する必要があります。
この製品には2つのソーラー入力ポートがあり、とても珍しい特徴です。これにより、異なる電圧での充電が可能になっており、高い効率でエネルギーを受け取ることができる「デュアルMPPT」が搭載されています。これは、製品に投資された価値の高い部分です。
DC入力ポートの下はACコンセントから充電するポート。蓋がついているのでゴミが入らずに安全。
ディスプレイ
ディスプレイは10×6cmと大きめで、鮮やかな発色をしています。
バッテリー残量やAC/DCの出力・入力量、周波数など、基本的な情報が一目で確認できる設計になっています。また、約1分で省電力モードに切り替わり、画面が暗くなるため、電力の節約にも役立ちます。
天板・側面・背面:ワイヤレス充電あり
天板には、持ち手とワイヤレス充電(15W)があります。8インチのタブレットが載せられるくらい範囲も広く、反応も良いです。
右側面には冷却のためのファンがついています。大きな電力を使う家電製品を動かす時や充電中にこのファンが動きます。
たとえば、電子レンジと電気ケトルを同時に使う(2000Wくらい)と、ファンは最も活発に動き、音は54デシベルになります。充電中は少し静かで50デシベルです。しかし、電気毛布を使うやiMacに電力を供給する程度、またはスマートフォンを充電する時には、ファンは動きません。
ファンは機器内部を涼しく保ち、安全を確保するために重要です。本体を充電している時は、ファン音が気になる人が多いと思います。騒音と安全性がトレードオフの関係になっているのでしょうがないかな。
左側面は吸気口と拡張バッテリーとの接続ポートです。
背面、底面は画像の通り、機能はありません。とてもシンプル。
同梱物・取扱説明書
PECRON ポータブル電源 E1500LFPの同梱物は、種類が多く、珍しいものも入っているため詳しく説明します。
AC充電ケーブル
AC充電ケーブルは、アダプターのついていないタイプです。熱を持つことがありません。そのかわり、ポータブル電源内で熱を処理するためにファンが回ります。
ソーラー充電ケーブル:MC4コネクタ
ソーラーパネルの充電ケーブルは1種類入っています。ポータブル電源に差し込むポートは上の画像のGX16MF-5形式です。反対側がMC4コネクタになっています。MC4のソーラーパネルと接続できます。
シガーソケット充電ケーブル
車のシガーソケット・アクセサリーソケットから充電するときに使用します。
ワニ口クリップ12V出力ケーブル
取扱説明書
取扱説明書はわかりやすい日本語で書かれています。公式サイトに取扱説明書がありますので、気になる方はご確認ください。
→ PECRON ポータブル電源 E1500LFP 取扱説明書(クリックするとPDFが開きます)
機能の紹介:どんなふうに使えるのか?
充放電サイクル回数は3,500回以上のリン酸鉄リチウムイオン電池
PECRON E1500LFPポータブル電源は、長寿命と高い安全性を兼ね備えたリン酸鉄リチウムイオン電池(A級セル)を採用しています。この電池は発火や爆発のリスクが低く、優れた安全性と安定性を提供します。特に注目すべきは、充放電サイクルが3,500回以上可能であり、その後も初期容量の80%以上を維持する長寿命設計です。
具体的には、1日に1回充電しても約10年以上の長期間にわたって性能を維持できます。頻繁な交換や修理の必要性が減るため、長期的に見てコスト効率が非常に高くなります。
この製品の定価は128,900円ですが、10年間の使用を前提にすると、月額コストは約1,074円になります。この観点からも、PECRON E1500LFPは長期的な投資として非常に経済的であり、信頼性の高い電源を長期間にわたって安心して利用できるという安心感も提供します。
大きな特徴:ワニ口クリップ12V出力ケーブルが12V-30Aで使える
珍しい12V-30AのXT60出力ポートが搭載されています。このXT60出力ポートは、ドローンやラジコン、ミニ四駆などの充電に使われることがあります。
XT60コネクタに対応したワニ口クリップ12V出力ケーブルが同梱されており、以下のような用途に利用できます。
- 車両のバッテリー充電
- ワニ口クリップを使って、車のバッテリーに直接接続できます。
- 車のバッテリーが弱っている時、または緊急時のバッテリー充電として利用可能です。
- エンジンの始動が困難な状況で役立つため、特にロードトリップや遠出の際に重宝します。
- キャンピングカーやボートの電源供給
- キャンピングカーやボートでは、多くの機器が12Vで動作します。
- ワニ口クリップを使用して、これらの車両のバッテリーにポータブル電源から電力を供給できます。
- 照明、冷蔵庫、その他の電子機器の動作に必要な電源を提供することが可能です。
車両のバッテリー充電やキャンピングカーやボートでの電源供給に適しているため、これらの用途を考えている方には最適な製品でしょう。
実際に、XT60ポートからバッテリーに充電している様子をショート動画にしました。よかったらご覧ください。
インバーターの効率性=とても良い
PECRON E1500LFPポータブル電源のACコンセントの効率性を検証するため、8時間放置して実験を行いました。このテストでは、DCからACへの変換時のインバーターの消費電力を測定することができます。参考までに、エコフロー リバー2との比較も実施しました。
結果として、ACコンセントを使用すると、1時間あたり約2〜3%の電力が減少します。このデータから、インバーターの出力が高いにも関わらず、消費電力が比較的少ないことがわかりました。
また、ACコンセントを使用し続けると、約2日でバッテリーが空になることも判明しました。このため、バッテリーを無駄に消耗しないよう、アプリを利用して、一定時間出力がない場合に自動的に電源が切れるよう設定することが可能です。
一方で、何も接続せずにDCの状態で放置した場合、6時間で約40Whの消費があり、2〜3%の電力減少が観測されました。このことからも、PECRON E1500LFPは効率的なエネルギー管理を実現していると言えるでしょう。
経過時間 | PECRON | EcoFlow |
スタート | 98% | 86% |
1時間後 | 96% | 84% |
2時間後 | 93% | 80% |
3時間後 | 91% | 77% |
4時間後 | 88% | 76% |
5時間後 | 85% | 74% |
6時間後 | 84% | 73% |
7時間後 | 82% | 71% |
8時間後 | 79% | 68% |
PECRONは2200W、エコフロー リバー2は300Wのインバーターを搭載しています。そう考えると、PECRONはかなり性能が良いのではないでしょうか。
カタログ上のバッテリー容量は1536Wh。ACで取り出せたのは1310Whでした。効率的には85%と平均かちょっと上くらいです。エコフローよりはいいかな、という感覚。
UPS機能とパススルー充電の解説と動画
PECRON E1500LFPは、優れたUPS(無停電電源装置)機能を備えており、電力供給に問題が発生した場合に自動的にバッテリーからの供給に切り替わることができます。
UPSはオフライン方式を採用し、瞬断スピードは8〜20ミリ秒です。この方式は、コスト効率が良く、低負荷の家庭用機器やオフィス機器に十分な性能を提供します。
実際の使用では、ポータブル電源にコンセントから給電し、パソコンに電力を供給しました。
このとき、電力はインバーターを通過せずに直接パソコンへ送られるため、ポータブル電源のバッテリーは劣化しません。パススルー充電ですね。
ディスプレイに表示されるUPSマークがこの機能の活動状態を示しています。
コンセントからの電力が途切れた際にも、パソコンの電源は落ちず、20ミリ秒以内にポータブル電源のバッテリーからの供給に切り替わりました。
この結果から、常にACコンセントと機器の間に設置しておくことで、予期せぬ停電に対応できます。ほとんど無音なので日常使いにも適しています。
ただし、落雷による停電の際にはポータブル電源にダメージを与える可能性があるため注意が必要です。
UPSの様子がわかる動画を作成しましたので興味のある方はご確認ください。
UPS機能については「ポータブル電源におけるUPS機能の違い」でさらに詳しく解説しています。
拡張機能
PECRON E1500LFPポータブル電源は、専用の拡張バッテリーEP3000を最大2台まで接続することが可能です。バッテリー容量を最大7680Whまで増加させることができます。
たとえば、E1500LFP単体でエアコンを8時間動かすことができますが、バッテリーをフルに拡張すれば、約40時間の連続使用が可能です。停電時に非常に心強いサポートとなります。
さらに、アウトドアや災害時だけでなく、屋外で電源が確保できない場所、例えば土木や建築工事現場などでも大いに役立ちます。
デメリット
PECRON ポータブル電源は、大きな欠点を持つ製品ではありませんが、一部のユーザーにとって気になる点がいくつか存在します。
例えば、充電時のファンの音(50dB)が気になるかもしれません。エコフローやBLUETTI製品と同程度であり、業界標準値です。
また、バッテリー容量に比べて重量がやや重い点も挙げられます。しかし、これは製品の耐久性を高めるための設計によるもので、頑丈さと安定性を提供します。
ディスプレイの視認性が野外でやや劣る点や、アプリの使い勝手が他社製品に比べて若干劣ると感じる方もいるかもしれません。ただし、デバイスの本体操作が可能であり、アプリを使わなくても製品の全機能を活用することができます。
充電方法は3通り
PECRONポータブル電源の充電方法は、以下の3種類があります。
公式サイトでは「1.8時間でフル充電」との記載がありますが、実際に計測したところ、1.2時間でフル充電が完了しました。上の画像に示されているディスプレイには、充電時間が表示されています。
加えて、AC(コンセント)とソーラーパネルを同時に使用して充電することも可能です。この場合、ソーラー優先充電となり、合計1400Wを超えない範囲でコンセントからの入力が自動的に調整されます。この機能は、効率的な充電を実現し、節電にもつながります。
充電スピードはバッテリー残量により自動で変化します
コンセントからの充電スピード調節ができないのは、他の家電製品との同時使用時に不便さを感じる可能性があります。
例えば、充電中にドライヤーや電子レンジを使用すると、ブレーカーが落ちるリスクがあります。これは使い勝手を悪化させる要因となり得ます。
そこで、充電スピードが固定されている場合、最大電力量がどれくらいの時間必要なのかを実測で検証しました。
このデータにより、他の家電を使用できない時間を予測でき、充電スピードの固定化によるデメリットを少なくすることが可能です。
実測データによると、1000W以上の電力が必要なのは約1時間程度で、その後は800Wから600Wに低下します。
実際の運用では、バッテリー残量30%から80%の間で充電することが多いため、約40分間は1200Wで充電することになります。この考察により、充電スピードが変えられない点のデメリットは大きく軽減されると考えます。
エアコンの暖房運転は何時間使えるかな?
「PECRON E1500LFPポータブル電源」を使って、家庭用エアコン(暖房)の稼働時間を検証しました。
同じバッテリー容量のポータブル電源でも、取り出せる電力量に差があります。
PECRONの電力消費効率性は未知数。バーチャルで大体の数値は出せますが、実際に検証してみないとわからないこともありますよね。ということで、時間をかけて検証を行いました。
検証条件は以下の通りです。
エアコン使用時間とバッテリー容量のデータ
時間 | バッテリー残量 | 外気温 |
10:00 | 100% | 12.8℃ |
11:00 | 81% | 12.7℃ |
12:00 | 69% | 13.5℃ |
13:00 | 57% | 13.6℃ |
14:00 | 46% | 14.3℃ |
15:00 | 34% | 14.0℃ |
16:00 | 25% | 13.5℃ |
17:00 | 13% | 12.3℃ |
18:04 | 0% 終了 | 11.8℃ |
結果として、エアコン(暖房)は8時間4分稼働しました。
取り出せた電力は1300Wh程度。84%と業界平均より少し上でした。
拡張バッテリーを接続すれば、バッテリー容量が4608Wh(1台)、7680Wh(2台)になり、稼働時間も40時間に伸びます。通常の停電が2時間以内に解消されることを考えると十分な稼働時間です。
また、大災害による長期間の停電にも一定の対応が可能です。ポータブル電源によるエアコンの運用情報は「ペットを守る!停電時にエアコンを動かすポータブル電源ガイド」の記事でご確認いただけます。
ソーラーパネル充電で検証しました
ソーラーパネルの検証では、PECRON 200Wモデルを使用しました。試験は12月中旬の晴れた日(無風、気温8℃)に実施され、時間は午前10時から午後2時までの4時間でした。
その日の発電のピークは135Wで、合計で約480Wの発電量を記録しました。例えば、晴天の日なら朝9時から午後3時までの6時間で、およそ700Whの電力を蓄えることが可能です。
PECRON ポータブル電源 E1500LFPは受け入れ電圧が32Vからと高いので、純正のソーラーパネルをセットで購入することをおすすめします。
PECRON ソーラーパネル 200W
アイテム名 | PECRON ソーラーパネル PV200 |
メーカー | PECRON |
価格 | 39,900円 |
出力(W) | 200W |
収納サイズ | 横70.5×高さ47.0×厚み6.0cm |
展開サイズ | 横208.6×高さ70.5×厚み2.5cm |
重さ | 8.1kg |
電圧 | 36.0V |
電流 | 5.5A |
出力形式 | MC4 |
ケーブル長 | 5m |
PECRON E1500LFPとセットでバンドルされているソーラーパネルです。ちょこちょこ改良が入っているようで、時期によって製品性能が変わっています。
表面はパリッとした布地になっています。同価格帯の他メーカー品より高品質に感じます。
収納ポケット内にはMC4コネクタのケーブルが入っています。このケーブルは約5メートルあり、使い勝手が良いでしょう。
ケーブルが固定されており、他の出力ポートもありません。拡張性はありませんが、防水・防塵性の点では優れた構造だと思います。
展開すると、横幅が2メートルあります。奥行きも1メートルほど取ったほうが角度がつけやすいです。
パネルは4つ折りで、全てのパネルに足があるため安定感抜群。
PECRON ポータブル電源に同梱の充電ケーブルとMC4で接続します。他社のポータブル電源に接続する場合もMC4コネクタ同士であれば大丈夫です。
ポータブル電源にソーラー充電ケーブルを差し込むと発電がスタートします。初心者の方でも迷うことがないほど簡単です。
他社ライバル製品との比較について
この記事では他社製品との比較を意図的に省略しています。なぜなら、ポータブル電源はそれぞれの使用環境やニーズによって異なる価値を持つため、一概に比較するのは難しいからです。
また、次から次へと新製品が発売されるため、比較があっという間に陳腐化してしまうのも理由になります。
ですが、皆さまの具体的な使用シナリオや予算に合わせたカスタマイズ提案は可能です。コメント欄で「比較したい製品や用途、予算」などをお知らせいただければ、個別に最適な選択肢を提案させていただきます。
また、「信頼のブランド×安全性!リン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載ポータブル電源ランキング」で、今までにレビューしてきた製品を相対的に評価しています。ぜひ参考にしてください。
結論とPECRON社について
2012年に創業したPECRONは、技術研究から製造、営業に至るまで、全てを自社で手掛ける信頼性の高い企業です。OEMではなく、自社ブランドとしての製品開発を行っている点が特徴。
アメリカのポータブル電源専門YouTuberに聞いたところ、PECRONがアメリカ市場でも確固たる地位を築いているとのこと。エコフロー、BLUETTI、Jackeryといったトップブランドの背後で、ALLPOWERS、Zendure、Growattと共に、質は良いが価格はやや抑えられた製品を提供する第二集団に位置しているそうです。
PECRON ポータブル電源 E1500LFPは、高スペックながらも低価格を実現し、バッテリー容量に対する価格は格安です。
また、必要に応じて容量を増設できる拡張可能なバッテリーや、XT60出力ポートなどの多様な出力ポートが搭載されています。
デュアルMPPTを搭載した高性能ソーラー発電も特長で、耐久性が高く使いやすい設計、さらには-20℃の低温にも対応する広い動作温度範囲があります。
私の手元には製品がありますので、購入を検討している方々の疑問や質問に、喜んでお答えします。私を通して、PECRONさんに質問することも可能です。気軽にコメント欄からお問い合わせくださいね。
コメントをどうぞ!
拡張性のあるポータブル電源が欲しく、こちらの製品がずっと候補に入っていたので実機レビューはありがたい限りです。
充電電圧1400Wは逆に高すぎる場合もあるのですが、こちらはアプリ等での調整は不可なのでしょうか?
後は肝心の拡張バッテリーの情報が無くて困っています。
一体いつ頃発売予定なのか聞いていただく事は出来ますでしょうか?
Mesh様、コメントをいただき、ありがとうございます!
また、記事をご覧になっていただいたことも、大変嬉しく思います。
充電量に関しては、現在アプリでの調整は可能ではありません。
確かに1400Wという高い充電電圧は、他の家電とのバランスを考えると、場合によっては不便を感じることもあるかもしれませんね。
バッテリーの残量に応じて、内蔵されているBMS(バッテリーマネジメントシステム)が充電量を自動的に調節しています。
この点についても、バッテリー残量と充電量の変化を検証し、今後の記事内容に反映する予定です。
拡張バッテリーの発売日については、PECRON社に確認を取らせていただきます。
担当者さんがお休みに入っておりますので、年明けに具体的な回答をお伝えできると思います。
PECRON社は対応が迅速なメーカーですので、早めに情報をお届けできると思います。
今後ともよろしくお願いいたします!
Mesh様、お返事が遅くなりすみません。
拡張バッテリーの販売は、今のところ未定とのことです。
また、充電スピードについて10%刻みで変化を記録しましたのでよろしければご覧ください。
→ 充電スピードはバッテリー残量により自動で変化します
実測データによると、1000W以上の電力が必要なのは約1時間程度で、その後は800Wから600Wに低下します。
今後ともよろしくお願いいたします!
返信ありがとうございます。
更新なされました記事も拝見いたしました。
こちらもありがとうございます。
非常に魅力的な製品であるのに、自分にとっての第一条件であった拡張バッテリーが発売日未定とは残念な情報でした。
それでは今後とも様々なポータブル電源関連の記事を楽しみにしております!
Mesh様、お返事ありがとうございます!
拡張バッテリー発売予定日が決まりましたら、お伝えいたします。
それまでに、他の製品を購入されてしまうかもしれませんが。
毎日車に乗せて使っていますが、製品の完成度はとても高いと実感しています。
いつも読んでいただきありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします!