停電時でも快適に過ごしたい、長期間安心して使えるポータブル電源をお探しの方におすすめしたい製品「Jackery Solar Generator 2000 Plus」の実機レビューです。
この太陽光発電システムは、2042Whの大容量と3000Wの高出力を誇り、耐久性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しています。
「大容量2042Wh!」と言われても、なかなか普段使わない単位なのでピンと来ませんよね。例えば、2000Whでエアコン(暖房)が何時間使えるのかな?
とても暑い日やとても寒い日に停電になってもJackery 2000Plusがあれば、9時間はエアコンが使えます。そう考えると、とても心強いと思いませんか?
私は今までに50台以上のポータブル電源を検証してきました。その観点から、5つの評価基準で詳細なレビューを行います。機能性はもちろんのこと、ソーラーパネルでの充電、Jackery 1000 Plus、2000Proとの比較なども詳しくご説明します。
Jackery ポータブル電源 2000 Plusは、高価に感じる初期投資ですが、10年間の使用を想定すると、月々約2,400円となり、非常にコストパフォーマンスに優れていることがわかります。特に家族の安全を守るための備えとして、その価値は計り知れません。
購入しようか迷っている方、どんな質問でも大歓迎ですので、お気軽にコメント欄で教えてくださいね。
製品スペック 同梱物・取扱説明書
Jackery Solar Generator 2000Plusは、「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」と200Wのソーラーパネル、または拡張バッテリーとのセットで、使い方や予算に合わせて選べる商品展開になっています。
家全体の電力をバックアップできる拡張バッテリーとソーラーパネルのフルセットもあります(160万円!)。
→ Jackery Solar Generator 2000 Plus製品ページ
今回は、Jackeryさんより「Jackery ポータブル電源 2000 Plus+拡張バッテリー(Jackery Battery Pack 2000 Plus)」と「Jackery SolarSaga 200W (JS-200C)ソーラーパネル 2枚」をお借りしています。外観・基本機能を画像を用いて解説いたします。
Jackery ポータブル電源 2000 Plus:外観・基本機能
アイテム名 | Jackery ポータブル電源 2000 Plus |
型番 | JE-2000C |
メーカー | Jackery |
価格 | 希望小売価格:285,000円 |
容量(Wh) | 2042.8Wh |
出力(W) | 5ポート合計3,000W(サージ6,000W) |
ソーラー入電 | 11-17.5V(動作電圧)=8A,2ポート電流制限8A 17.5-60V(動作電圧)=12A,2ポート電流制限24A,合計1400W |
AC入力 | 100V-120V~ 50Hz/60Hz, 最大15A |
温度対応 | 充電温度:0~45 ℃,動作温度:-10~45 ℃ |
サイズ | 横473×高さ373×奥行き359mm 約27.9kg |
バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン |
費用対容量(1Whあたり単価) | 139.5円 |
出力(AC出力・DC出力・USB) | 100V~50Hz/60Hz,最大20A:4口 100V~50Hz/60Hz,最大30A:1口 DC/シガーソケット:1口 12V⎓10A, 最大10A USB-A:2口 18W Type-C:2口 100W |
Jackery ポータブル電源 2000 Plusは、大容量2042Wh・定格出力3000Wで、家庭用電化製品から工具まで幅広く対応するパワフルモデルです。
バッテリー拡張機能付きで、容量は基本設定の2kWhから最大12kWhまで増設できます。この一台で、電力に関する不安は解消します。
ポータブル電源は店頭で実際に確かめる機会が少ないため、ここでその詳細を深堀りしていきたいと思います。
正面上部は左から、シガーソケットポート・主電源・ディスプレイ・コンセント(100V~50Hz/60Hz,最大30A)。
シガーソケットポートは防塵カバー付き。
ディスプレイは発色が良く、視認性が高いです。この写真は野外で撮影しています。明るいところでもくっきりと見えます。
単相100V 125V引掛形。IH調理器やエアコンで使うことがあるそうです。使い道を知っている方がいらっしゃったらコメント欄で教えてください。
正面下部は左から、USBポート・ACコンセント4口。
USB-A 18W、USB-C 100Wが2ポートずつ。右側に独立した電源があります。間隔も広く使いやすいですね。
コンセントは4口。少し間隔が狭いので干渉してしまうアダプターがあるかもしれません。とはいえ、他社製品より狭いわけではありません。
側面:持ち手・通気口・タイヤ
持ち手は第二関節くらいまで入る深いタイプです。持ち運んでも指が痛くなることはありませんでした。
この製品の特徴的なパーツ、持ち運びを楽にするホイールです。
サイズは直径11.23センチ、幅3.53センチでした。
ホイールの回り具合は以下の動画を参考にしてください。
背面:AC充電ポート・ソーラー入力・拡張バッテリーポート
背面はインプットが集中しています。
一番上の「AC EXPANSION PORT」は、2台のJackery ポータブル電源 2000 Plusを並列接続するためのポートです。
Jackery Connector(別売り)を使うことで、2台並列して定格出力4000W、瞬間最大出力8000Wにできます。さらに拡張バッテリーを利用すれば最大24kWhまで拡張することができます。
2000Plusを充電するためのポート。
「DC INPUT」ポートは、ソーラーパネルからの充電用に特別に設計されています。
注目すべき特徴として、このポートが2つあるため、ソーラーパネルを2枚まで追加する際には複雑な配線作業(直列・並列接続)をせずに済むという大きな利点があります。
特にソーラーパネルの接続に不慣れな方にとって、このシンプルな設計は非常に有益で、接続時の手間を省きつつ、使いやすさを大幅に向上させています。
関連記事:ソーラーパネルの接続方法 直列接続と並列接続の違いとメリットデメリット
底面:
可搬性:キャスター付きで移動が楽
同梱物・取扱説明書
車載用充電シガーアダプ夕一が同梱されています。12Vのシガーソケットから充電できます。
ケーブルの長さが2メートルあるので、ポータブル電源を車の後方に置いて走行運転することができます。最大120Wなのであまり実用的なスピードではないかもしれません。
AC充電ケーブルにはアダプターがないため、ほとんど発熱しません。ケーブルは太く、作りもしっかりしつつ柔らかいです。
さらに、長さが2mあるので取り回しも楽ですね。このケーブルからも、細部へのこだわりが感じられます。
取扱説明書は以下のリンクから閲覧可能です。
→Jackery ポータブル電源 2000 Plus 取扱説明書(クリックするとPDFが開きます)
バッテリーパック:Jackery Battery Pack 2000 Plus
「Jackery Battery Pack 2000 Plus」は、Jackery ポータブル電源 2000 Plus専用の拡張バッテリーで、バッテリー容量を倍にすることができます。
最大5台の拡張バッテリーを同時に接続可能です。Jackery ポータブル電源 1000 Plusなど他製品には接続できませんのでご注意ください。
→ Jackery Battery Pack 2000 Plus取扱説明書(クリックするとPDFが開きます)
パターン | 容量 | 価格 |
Jackery 2000 Plus単独 | 2,042.8Wh | 285,000円 |
1台接続 | 4,085.6Wh | 440,000円 |
2台接続 | 6,128.4Wh | 615,000円 |
3台接続 | 8,171.2Wh | 790,000円 |
4台接続 | 10,214Wh | 965,000円 |
5台接続 | 12,256.8Wh | 1140,000円 |
キャンプや車中泊ではJackery 2000 Plusのみを持ち出す、家では停電対策として家の電力をカバーできるように拡張バッテリーを準備する、といった使い方が考えられます。
特に停電時にエアコンを使用したい場合、拡張バッテリーで容量を増やせる選択肢は大変重要となります。
エアコンは電子レンジや電気ケトルとは異なり、瞬発的な高出力を必要とするわけではありませんが、長時間にわたって使用することが前提となる家電です。
そのため、バッテリーの容量が直接稼働時間に関わってきます。この記事内「Jackery 2000 Plusでエアコンを使ってみよう」で検証結果を掲載しています。
Jackery Battery Pack 2000 Plusの外観
正面はシンプル。電源とバッテリー残量を表すディスプレイです。バッテリー残量はアプリでも確認できます。
両側面は、持ち手と通気口。重量が約20kgなのでこの持ち手で十分です。
カバーを開けると、ソーラーからの充電用のDC INPUTポートと、2000Plus本体または拡張バッテリーへの接続ポートがあります。
拡張バッテリーはソーラーパネルから直接充電が可能ですが、コンセントから充電する場合は2000Plus本体が必要になります。これは、拡張バッテリーにインバーターが組み込まれていないためです。
2000Plusに拡張バッテリーを接続するためのケーブルは直径約2cmと太めです。最大5台のバッテリーを繋げることができるため、その太さが安全性を確保します。
しかし、この太さのためケーブルの扱いには少し手間がかかります。設置には、2000Plusの奥行き36cmに加えて、ケーブルが伸びるスペースとして45cmを見込んで、合計で81cm以上のスペースを確保する必要があります。
Jackery Battery Pack 2000 Plusの注意点
- Jackery Battery Pack 2000 Plus単独で充電可能か?
-
ソーラーパネルやシガーソケットからの充電ケーブルを使用する場合、バッテリーパックは単体で充電が可能です。
一方で、コンセントから充電する場合、2000 Plus本体を介してバッテリーパックへと電力を供給する必要があります。この方法では、バッテリーパック単体での充電は行うことができません。
- 本体と拡張パックが異なるバッテリー残量で充電した場合、進み具合に違いは生じるのでしょうか?
-
はい、進み具合の違いは生じます。残量が少ない方へ先に充電する仕組みになっています。本体と拡張バッテリーの残量がほぼ同じであれば、均一に充電されます。
- 本体のAC出力を使用しながら、拡張バッテリーの付け外しは可能でしょうか?
-
AC出力を使用している状態では付け外しは出来ません。電源が入っていても、入力・出力ない状態であれば、拡張バッテリーの付け外しは可能です。
5つの評価基準での詳細レビュー
評価項目 | 評価 | 星印 |
機能性 | 高い | ★★★★ |
デザイン | 使いやすい | ★★★★ |
使いやすさ | わかりやすい | ★★★★ |
価格 | 平均より若干高い | ★★★ |
カスタマーサポート | 最高レベル | ★★★ |
Jackery ポータブル電源 2000 Plusに関する詳細なレビューを始めます。パワーバンクスが重視する評価基準は、製品の機能性、デザインと使い易さ、価格設定、そして製品サポートの提供の5項目です。これらの評価基準は、パワーバンクスのレビューポリシーに従っています。
もし何か説明が不足していると感じたら、お気軽にコメント欄からお知らせください。
デメリット
Jackeryポータブル電源2000 Plusの選択に当たっての考慮点をいくつかご紹介します。これらは欠点というより、購入の際に意識しておくべきポイントです。
まずは、充電スピードの選択肢について。静音充電(500W)と高速充電(1450W)の2モードから選べます。100Wごとの調節までは求めませんが、例えば低速充電(200W)や1000W充電など、中間的な段階があればより使い勝手が向上するでしょう。
次に、重量面です。27.9kgですので、頻繁に移動して使うのは少し大変かも。リン酸鉄リチウムイオン電池(リチウムイオンより重い)を使用しているため、重量はやむを得ない側面があります。
ハンドルとタイヤがついているので、平地の移動はとても楽ちんです。タイヤが使えない段差や階段などを移動させることが多い方には注目ポイントだと思います。
頻繁に持ち運びをする場合は、Jackery 1000Plusが適しているかもしれません。ただし、家庭内でのバックアップとして考えるなら、2000Plusの方が容量の上限が大きくおすすめです。
2000Whクラスで移動も考慮するなら、Jackery ポータブル電源 2000Proが良い選択かもしれません。軽量なリチウムイオン電池を採用しているため、バッテリー容量が2000Plusと同等であるにもかかわらず、重量は約30%軽いです。
Jackery各製品の比較もこの記事の以下のセクションで解説しています。
機能性
2,042Whの大容量・3,000Wの定格出力
2,042Whの大容量バッテリーと、3,000Wの高い定格出力を備えたJackery 2000plusは、ご家庭のコンセント同様、最大1,500Wの家電を二つ同時に使用することが可能です。
電気ケトル、ノートパソコン、LEDランタン、電子レンジ、電気毛布、エアコンなど、家庭で一般的に利用される様々な電化製品を普段通りに使うことができます。
各家電製品がJackery 2000plusを使用する際にどれくらいの時間や回数で動作するかについての詳細は、下記の表をご覧ください。表では、消費電力をワットアワー(Wh)で表示しており、一目で理解できるようになっています。
家電 | 消費電力 | 使用時間/回数 |
iPhone 13 mini | 8.9Wh | 約165回(実測値) |
iPhone14 Pro Max | 15.99Wh | 約96回 |
iPad Pro 10inch | 30.4Wh | 約52回(実測値) |
iMac | 100W | 18時間(実測値) |
電気毛布 | 60W | 27時間(実測値) |
LEDライト | 5W | 332時間 |
車載冷蔵庫 | 45W | 94時間(実測値) |
家庭用炊飯器(5.5合) | 650Wh | 11回(実測値) |
電気ケトル | 1200W | 89分(実測値) |
電子レンジ(600W加熱) | 700W | 1.8時間(実測値) |
エアコン (暖房20℃設定・外気温差11℃) | 400W | 9時間弱(実測値) |
ご利用の家電がどの程度の時間使えるかを計算したい方は、Jackery公式サイト内の「災害時に備えておきたいJackeryポータブル電源」のページで計算ができますのでご利用ください。
ACコンセントなら2時間でフル充電:急速充電が可能、そしてほぼ無音
Jackery 2000plusは家庭用ACコンセントからわずか2時間でフル充電が可能です。
この迅速な充電は、Jackeryが業界をリードする「ChargeShield」急速充電技術によるもので、可変式の高速充電アルゴリズムを採用し、バッテリーパックの寿命を最大50%伸ばすと同時に、安全性を向上させています。さらに、45℃の高温下でも安全に充電が行えるため、過酷な環境下でも信頼性が保たれます。
充電速度と安全性の間で完璧なバランスを実現しているこの機能は、予期せぬ外出や緊急事態への迅速な対応を可能にします。地震による突然の停電には対応しにくいかもしれませんが、大雨や台風など予測可能な災害が迫っている時に、この急速充電機能は非常に大きな利点です。
「ChargeShield」とは?(クリックで解説が読めます)
「ChargeShield」はJackeryの業界をリードする急速充電技術で、独自の可変式の高速充電アルゴリズムを用いて安全性を高め、バッテリーの寿命を50%向上させます。45℃の高温環境でも、ポータブル電源を安全に充電にすることができます。バッテリー全体の充電速度と安全性を完璧なバランスで成立させます。
ソーラー高速充電対応:200Wソーラーパネルを6枚まで接続できる
Jackery ポータブル電源 2000 Plusは、最大1200Wのソーラー充電に対応しています。
IBC(Interdigitated Back Contact)セル技術を採用したJackery SolarSaga 100/200ソーラーパネルによって、高い変換効率が実現しています。ソーラーパネル200W×6枚で接続すると、約2時間でフル充電が可能となります。
実際に検証を行ったところ、ソーラーパネル200W×2枚で358Wを記録しました。
気候次第ではまだまだ発電量が増えるポテンシャルがあると感じました。「充電方法の多彩さ」の項で検証結果を掲載しています。
安全性と耐久性 リン酸鉄リチウムイオン電池で長寿命化
安全性を確保した上で充放電サイクル数を増加
リン酸鉄リチウムイオン電池の採用により、4000回の充放電サイクルという長寿命を実現しています。さらに、リン酸鉄リチウムイオン電池は、過充電や過放電時の安全性も高いとされています。リン酸鉄リチウムイオン電池は、ポータブル電源における信頼性と経済性の両方を満たす選択となります。
つまり、Jackery ポータブル電源 2000 Plusの充放電サイクル4000回というのは、毎日使っても10年以上もの長い期間、安定して使い続けることができる耐久性を証明しています。4,000回充電すると使えなくなるわけではなく、工場出荷時の電池容量の70%以上を維持できます。
一度の購入で長期間にわたって利用できるため、経済的にも非常に優れたコストパフォーマンスを発揮します。信頼性と持続性を兼ね備えた価値ある投資と言えるでしょう。
充放電サイクルとは?(クリックで解説が読めます)
具体的には、バッテリーが100%の充電状態から0%まで放電し、再び100%に充電されるまでが1回の充放電サイクルと定義されます。途中で充電した場合、例えば50%の状態から再び100%に充電した場合、それは半分のサイクルとして数えられます。
価格と購入先
価格は希望小売価格285,000円です。一見すると高いように感じるかもしれません。
ですが、10年の長期にわたって使用すると、月々のコストは約2,400円になります。この金額を考えると、万が一の停電時に家族を守る手段としてのコストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。
購入先としては、Jackeryの公式サイトや直営のショッピングモールがおすすめです。公式サイトで購入すると、初期不良や使用中の不具合があった場合の対応が迅速です。
また、Jackery公式サイトでは定期的なセールも行われているため、他のストアよりもお得に購入することが可能です。
製品サポート 安心の5年間長期保証
メーカーの信頼性はポータブル電源の選定において重要な要素です。主観にはなりますが、Jackeryのカスタマーサービスはポータブル電源メーカーでNo. 1だと思っています。
多くの製品が5年保証を提供している一方で、5年後も同じメーカーが日本でサービスを提供している保証はありません。華々しくSNSなどでPRするも、いつの間にか消えていったメーカーが数多くあります。
2023年現在、創業11年を迎えるJackery社は、ポータブル電源の分野における老舗メーカーです。ポータブル電源がまだ珍しかった頃から日本で事業を展開し、300万台以上を売り上げています。
5年の長期保証がついているため、購入後も安心して使用できます。
この保証期間は信頼性と安心感の提供を目的としており、購入日から3年の保証に加え、追加で2年の延長保証がされています。Jackery公式サイトにて簡単に購入製品の保証登録できます。
また、会員登録した日から3ヶ月ごとに、製品の定期点検を案内するメールを送付する「定期点検ご連絡サービス」により、メンテナンスの機会を忘れることなく、良い状態に保つことができます。
エアコンの暖房運転は何時間使えるかな?
「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」を使って、家庭用エアコン(暖房)の稼働時間を検証しました。
同じバッテリー容量のポータブル電源でも、取り出せる電力量に差があります。
Jackeryはポータブル電源メーカーの中でも効率性はトップレベル。バーチャルで大体の数値は出せますが、実際に検証してみないとわからないこともありますよね。ということで、時間をかけて検証を行いました。
検証条件は以下の通りです。
エアコン使用時間とバッテリー容量のデータ
時間 | バッテリー残量 | 外気温 | 電気代 |
10:00 | 100% | 9.3℃ | 0円 |
11:00 | 85% | 9.2℃ | 5.7円 |
12:00 | 74% | 8.9℃ | 9.28円 |
13:00 | 65% | 9.6℃ | 12.18円 |
14:00 | 55% | 10.2℃ | 15.53円 |
15:00 | 45% | 10.4℃ | 18.76円 |
16:00 | 36% | 10.3℃ | 21.80円 |
17:00 | 28% | 10.0℃ | 24.46円 |
18:00 | 18% | 9.6℃ | 27.80円 |
19:00 | 9% | 9.5℃ | 30.81円 |
19:12 | 1% | 9.5℃ | 31.41円 |
結果として、エアコン(暖房)は9時間12分稼働しました。室温上昇時と気温低下時に消費電力が増加することが確認できます。
拡張バッテリーを接続すれば、バッテリー容量が2倍になり、稼働時間も18時間に伸びます。これはたいていの停電状況に対応可能で、通常の停電が2時間以内に解消されることを考えると十分な稼働時間です。
また、大災害による長期間の停電にも一定の対応が可能です。ポータブル電源によるエアコンの運用情報は「ペットを守る!停電時にエアコンを動かすポータブル電源ガイド」の記事でご確認いただけます。
拡張バッテリーを使うとどこまでエアコン稼働時間を増やせるか?
これまでの検証結果に基づき、拡張バッテリーを使用した際のエアコンの稼働時間を表にまとめました。
検証に用いたのは10畳用のエアコンです。経済産業省資源エネルギー庁発行の「省エネ性能カタログ 2022年版」には、エアコンの消費電力等が記載されており、ご自宅のエアコンと比較し目安としていただくことが可能です。
エアコンのサイズや部屋の広さ、気密性、外気温と室内温度の差といった条件は様々ですが、この表が参考になると思います。
パターン | 容量 | 稼働時間 |
Jackery 2000 Plus単独 | 2,042.8Wh | 9時間 |
1台接続 | 4,085.6Wh | 18時間 |
2台接続 | 6,128.4Wh | 27時間 |
3台接続 | 8,171.2Wh | 36時間 |
4台接続 | 10,214Wh | 45時間 |
5台接続 | 12,256.8Wh | 54時間 |
Jackery 2000plusを使用したエアコンの稼働時間は、災害時の停電など緊急時に特に役立つ参考情報です。特に、夏の暑い時期や冬の寒い時期に停電が発生した場合において、エアコンは快適性を維持するために欠かせません。
例えば、日中はエアコンを使用せずに夜間のみに運用するなどの工夫により、使用可能な日数を延ばすことができます。さらに、昼間の間にソーラーパネルを用いて発電し、その電力でエアコンを稼働させることも、稼働時間を延長させる有効な手段です。
大震災が起きなくても大規模な停電が起きることはあり得ます。例えば、2019年9月9日関東地方に上陸した台風15号。特に千葉県に大きな被害をもたらしました。
鉄塔や電柱の倒壊により、最大で64万戸が停電に見舞われ、全てが復旧するまでには19日間を要しました。
この間、残暑が厳しい中、多くの人々はエアコンを使用できませんでした。千葉大学によれば、長期間にわたる停電の影響で熱中症などの原因で2名が死亡するなど、深刻な影響が確認されました。
エアコン継続時間の検証まとめ
資源エネルギー庁のデータによれば、エアコンは暖房時の方が冷房時よりも多くの電力を消費するとされています。したがって、暖房の稼働時間を基準にポータブル電源を選ぶと、冷房にも余裕をもって対応可能です。
「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」では、暖房を9時間使用できることを確認しました。これは一晩の停電に十分対応できる時間です。
さらに、他の家電製品、炊飯器や電子レンジ、ライトも使用する場合、必要に応じて拡張バッテリーを追加することで、より多くの需要に応えられます。
充電方法の多彩さ:運用に柔軟性・継続性・備蓄性を与えます
Jackery Solar Generator 2000 Plusは、3つの充電方法(コンセント・ソーラーパネル・シガーソケット)があります。バッテリー容量が大きいのでシガーソケットは実用的ではありません。
さらに、ソーラーパネルとAC充電ケーブルを同時に使って充電することも可能です。この場合、ソーラーパネルからの充電が優先される仕組みになっています。
ちなみに、シガーソケット充電が常に有効ではないわけではなく、Jackery 300Plusのようなコンパクトポータブル電源であれば、メインの充電方法にしてもいいくらい優れています。
ソーラーパネル200W*6枚 | 2時間 |
ソーラーパネル200W*2枚 | 7時間 |
ソーラーパネル200W*1枚 | 14時間 |
コンセント | 2時間 |
シガーソケット | 25時間 |
コンセント:充電スピードは通常・急速モードの二通り
コンセントからの充電は「高速充電モード」「静かな充電モード」の二つのモードから選択できます。
モード | 入力電力 | フル充電まで | 騒音レベル |
高速充電モード | 約1450W | 約1.7時間 | 40.8dB |
静かな充電モード | 約500W | 約3.3時間 | 30dB以下 |
どちらのモードもとにかく静か。私が検証した中では、Jackery製品がもっとも騒音レベルが低く感じます。
多くのポータブル電源では、充電時にファンが回り騒音が気になるものですが、この製品は充電していることも忘れてしまうほど静かです。
高速充電モードで平均40.8デシベル、静かな充電モードではほぼ無音でした。
パススルー充電について
パススルー充電とは、ポータブル電源本体を充電しながら、本体コンセントから電化製品に給電できる機能のことです。
JackeryのProシリーズとPlusシリーズには、両方とも双方向インバーターという先進的な機能が搭載されています。この機能により、充電中に外部からの電流がポータブル電源のバッテリーをバイパスし、直接接続されている電子機器へ供給されるようになっています。
シガーソケットやソーラーパネルでの給電の場合は、DCからACに変換する必要があるため、内蔵インバーターへの負荷が大きくなる可能性があります。
パススルー充電したい場合は、コンセントからだけにした方が無難です。
EPS(非常用電源)機能
EPS機能は、停電が起きた際に自動でバックアップ電源に切り替わる便利な仕組みです。電化製品をポータブル電源のAC出力ポートに繋ぎ、さらにポータブル電源を家庭の壁のコンセントに接続して使います。
もしもの停電時にコンセントからの電力が途切れても、ポータブル電源が即座に電力を供給します。2000Plusの切り替えは非常に迅速で、わずか20ミリ秒(0.020秒)以内に行われるため、電力供給が途切れることなく継続されます。
冷蔵庫、パソコン、見守りカメラなど、電源が切れると大きな問題が起きてしまう家電に使います。不在時の停電でもこれらの機器を安全に稼動させ続けられることが大きなメリットです。
EPS機能とUPS機能の違い
EPS(Emergency Power Supply)は、緊急時に自動的にバッテリー給電モードに切り替わる機能です。家庭用の電気製品などの予備電源として使用されます。
一方、UPS(Uninterruptible Power Supply)は、停電や電力異常時にも電子機器に対して途切れなく電力を供給するシステムです。サーバーや医療機器など、電源が途切れると大きな問題を引き起こすような機器に使用されることが多いです。
簡単に言うと、EPSは緊急時の一時的な電源確保に特化しており、移動や複数のデバイスへの対応が可能な点で利便性が高いです。UPSは、電源の安定性が必要な機器に対して連続的な電力供給を提供し、システムの稼働を守ることに焦点を当てています。
詳しい解説は、ポータブル電源のUPS機能解説記事があります。
ソーラーパネル充電 200W×2枚で検証しました
Jackeryのポータブル電源はソーラーパネル発電に最適化しているので、できるだけセットで活用することをおすすめします。少しの工夫で電気料金の削減効果もあります。
また、大雨や台風、地震などによる停電時にも晴れてさえいれば、電力を得ることができますので防災対策としても有効です。
発電は簡単で、ソーラーパネルのケーブルをポータブル電源のポートに差し込むだけ。機械が苦手な方でも手軽に再生エネルギーを始められます。
バッテリー容量が2000Wh以上ありますので、100Wのソーラーパネルだと少し力不足です。できれば200Wソーラーパネルを1〜2枚用意すると実用的な充電スピードになると思います。
また、接続方法の汎用性が低いので純正ソーラーパネルで揃えることをおすすめします。
Jackery SolarSaga 200W (JS-200C)ソーラーパネルの外観
検証に使用するソーラーパネルは「Jackery SolarSaga 200W (JS-200C)ソーラーパネル」です。Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セットにバンドルされているソーラーパネルになります。
型番 | JS-200C |
最大出力 | 200W |
交換効率 | 22.5~24.2% |
定格電圧 | 18V |
定格電流 | 11.12A |
開路電圧 | 23.2V |
短絡電流 | 11.76A |
動作温度 | -10~65°C |
収納サイズ | 540*615*40mm |
展開サイズ | 540*2320*25mm |
重量 | 8.3kg |
同梱物 | Jackery SolarSaga 200 本体 接続ケーブル+トランスジャック 収納バッグ 取扱説明書 保証カード |
→Jackery SolarSaga 200W (JS-200C)ソーラーパネル 取扱説明書(クリックするとPDFが開きます)
収納サイズ(54×61.5cm)はタイヤより少し大きいくらいです。200Wソーラーパネルとしては標準的なサイズ。
収納袋の中にソーラーパネルが入っています。収納袋は両端がジッパーになっていて展開しやすくなっています。
ソーラーパネルは硬質で4つ折り収納タイプ。品質は他社メーカーと比べても非常に良質。
ソーラーパネルの裏面には安定性を高めるための支えがついており、パネルは4つに折りたたむことができます。足は3本あり、パネルの折り目が硬いため、パネルを完全に平らに設置するのに若干の工夫が必要です。
Jackery公式サイトには、以下のようなレビューが寄せられています。
足が両端寄りにあるので写真のように平らに展開できない。 中央部分が重さで後ろに倒れこんでしまい平らにならない。 まっ平にできないので多少発電効率は悪くなっているかも。 晴天時で最大140W程度。
Jackery SolarSaga 200W (JS-200C)ソーラーパネル(Jackery公式サイト)
実際には、パネルが完全に平らでなくても発電量に大きな影響はないと考えられます。ソーラーパネルは太陽の光を受ける面積と角度が重要であり、わずかに傾いていても、十分な光を捉えることができれば効率的に発電することが可能です。
したがって、パネルの設置時には、完全な平面性よりも、太陽の位置とパネルの角度を最適化することが重要です。この点を考慮すれば、パネルの少しの傾きは発電効率に大きな問題とはならないでしょう。
ソーラーパネルからの出力ポートはJackery独自のものなのでしょうか、特徴的な2ピンタイプになっています。サードパーティのケーブルは使用不可でしょう。
同梱されている接続ケーブルは、トランスジャック(DC7909-DC8020)が付いています。Jackery製品であれば全てのモデルに差し込むことができます。
では、実際に展開してみましょう。横幅が約2.3メートルなのでスペースが必要です。車と比較すると把握しやすいと思います。
発電量は358Wを記録しました
検証条件は以下の通りです。
この日の天候は安定していませんでしたが、ソーラーパネルの実力を確かめるために検証を行いました。検証条件としては平均よりも若干厳しい70点程度の評価です。天候がさらに良ければ、発電量はもっと増える可能性があります。
最大発電量は358Wに達しましたが、平均発電量は約300Wでした。特に記録が良かったのは13:00頃で、以下のような結果が出ました。
1枚で188Wを記録したことから、2枚あれば理論上380W近くを期待できます。実際には300W以上を維持しており、ソーラーパネルの実用性は非常に高いと感じました。
2000Whのバッテリー容量を持つポータブル電源は、バッテリーの寿命を考慮して30%〜80%の範囲で使用するとよいとされており、その1000Whの範囲内であれば、300Wの発電量で約4時間の運用が可能です。
風がとても強かったので(風速14m/s)、ソーラーパネルの安定度が心配でしたが、パネルの自重もあるせいかびくともしませんでした。風向きを考えて設置すれば倒れることはなさそうです。
ただし、ソーラーパネルの高さがJackery ポータブル電源 2000Plusとほぼ同じであるため、パネルの背後に完全にポータブル電源を隠すことはできません。このため、ポータブル電源を日陰に置くなど、直射日光が当たらないように設置することが大切です。
添付される接続ケーブルの長さは2メートルとなっていますが、設置位置によってはこれが不足することも考えられます。その場合には、5メートルのソーラーパネルケーブルが別途販売されており、必要に応じてこちらを利用することが可能です。
Jackery 2000Plusはソーラーポートが2口なので直列並列問題が起きない
ソーラーパネルを2枚ポータブル電源に接続するときに起きるのが「直列・並列接続問題」。
初心者にとっては少々複雑で、電圧と電流の適切な管理が必要になります。しかし、Jackery 2000Plusはこの点でユーザーフレンドリーです。
ポータブル電源にはソーラー入力用の2つのポートがあり、複雑な接続設定をする必要がなく、簡単に2枚のパネルを接続できます。
2枚以上のパネルを接続したい場合の参考として、以下に正しい接続方法を示した画像を掲載します。
Jackery ポータブル電源 2000 Plusと1000 Plus、600Plus、300 Plusの違いは?
2023年より展開が始まったJackery Plusシリーズは、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、高い安全性と長い寿命が魅力となっています。
Jackery ポータブル電源 2000 Plus,1000 Plus、600Plus、300 Plus比較表
2024年現在、4つの主要なモデル2000 Plusと1000 Plus、600Plus、300Plusがあり、どれを選ぶべきか迷っている方もいらっしゃると思います。
全ての製品を実際にレビューしましたので、それぞれの違いを記述してみたいと思います。
Jackery ポータブル電源 2000 Plus
- 適したユーザー: このモデルは、頻繁に大容量電源が必要な方や、ホームバックアップ電源としての使用を考えている人に最適です。
- ベストシナリオ: 長期の停電時や災害対策、日常的に太陽光発電システムとして運用。
- 具体的な利点
Jackery ポータブル電源 1000 Plus
- 適したユーザー: 家の中を移動させながら活用する、短期間のキャンプを楽しむ方に適しています。
- ベストシナリオ: キャンプ、普段使い、小規模な屋外イベント。
- 具体的な利点:
Jackery ポータブル電源 300 Plus
- 適したユーザー: キャンパー・車中泊旅行する方や、ガジェットの充電を頻繁に必要とする方に最適です。
- ベストシナリオ: ワーケーション、キャンプ・ピクニック、緊急時のスマートフォンの充電に。
- 具体的な利点:
結局どれがいいのかな?
最適な選択は、あなたのライフスタイルやニーズによって異なります。個人的な考えとしては以下の通りです。
家庭での安心感を求める方に:わんこや小さいお子さんがいて、停電時でも信頼できる電源が必要。将来的には太陽光発電システムを構築して電気料金節約を考えているなら、Jackery ポータブル電源 2000 Plusが適しています。
多目的での持ち運びを考える方に:キャンプや家庭内でドライヤーなど様々な電化製品を使用したい。そして、持ち運びやすさも重要視するなら、Jackery ポータブル電源 1000 Plusがバランスの良い選択です。コンセントと同じように使えるので、使い道が一番多彩。
モバイル使用を最優先する方に:外出先でのガジェット充電や、家の中での移動が多い方、災害時にも最低限の電源を確保したい方には、Jackery ポータブル電源 300 Plusが最適です。リュックに入るコンパクトさは、モバイルバッテリーを超える安心感をもたらします。
Jackery公式サイトにもこの3モデルの違いが分かりやすい特集ページがありますのでご紹介します。
→ Jackeryからリン酸鉄リチウムイオンポータブル電源が登場!
どれを選んでいいか迷ってらっしゃる方がいましたら、Jackeryの担当者さんと一緒に相談に乗ることもできます。遠慮なくコメント欄でご利用条件を教えてくださいね。
Jackery ポータブル電源 2000 Plusと 2000 Proで迷った時の選び方は?
Jackery 2000PlusとJackery 2000Proの違いについての質問を多くいただくので、両製品の主な違いを比較してみましょう。
結論を言うと、安全性と長寿命を最も重視する場合は2000Plusがおすすめです。一方で、軽量化でより良いコストパフォーマンスを求める場合は2000Proが適しているでしょう。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは安全性が高いことで知られていますが、バッテリーの安全性はバッテリー自体だけでなく、BMSの性能によっても大きく左右されます。
高性能なBMSが搭載されていれば、バッテリー由来の事故のリスクは低くなります。
未知のメーカーのリン酸鉄バッテリーよりも、信頼できるメーカーのリチウムイオンバッテリーの方が全体的な安全性が高いかもしれません。
そして2000Proは市場に先行して投入されたモデルであり、特にセール時には公式サイトにて非常に魅力的な価格で提供されることがあります。
→ Jackery Solar Generator 2000 Pro(公式サイト)
2000 Plusと 2000 Proの比較
両モデルともにバッテリー容量は約2000Whで、選択に迷うかもしれません。そこで、どちらがご自身のニーズに合っているかを判断するために、比較表を作成しました。
表の赤字で示された部分に注目してください。これが両者の大きな違いとなります。
アイテム名 | 2000Plus | 2000Pro |
型番 | JE-2000C | JE-2000A |
価格 | 285,000円 | 285,000円 |
バッテリー | リン酸鉄リチウム | リチウムイオン |
充放電サイクル | 4,000回 | 1,000回 |
容量(Wh) | 2,042.8Wh | 2,160Wh |
出力(W) | 5ポート合計3000W(サージ6000W) | 3ポート合計2200W(サージ4400W) |
ソーラー入電 | 17.5-60V(動作電圧)=12A 2ポ一 卜電流制限24A,合計1400W | 11-17.5V(動作電圧)/8A 2ポート電流制限8A; 17.5-60V(動作電圧)/12A 2ポート電流制限24A、合計1400W |
温度対応 | 充電温度:0~45 ℃ 動作温度:-10~45 ℃ | 充電温度:0℃~40℃ 動作温度:-10℃~40℃ |
サイズ | 横473×高さ373×奥行359mm 約27.9kg | 横384×高さ307.5×奥行269mm 約19.5kg |
費用対容量(1Whあたり単価) | 139.5円 | 132円 |
出力(AC出力・DC出力・USB) | AC:5口 DC/シガーソケット:1口 USB:2口 18W Type-C:2口 100W | AC:3口 DC/シガーソケット:1口 USB:2口 18W Type-C:2口 100W |
最大拡張容量 | 拡張バッテリー5台 12,256.8Wh | なし |
大きく異なるポイント7つ
最も大きな違いとしてはバッテリーが挙げられます。2000Plusuはリン酸鉄リチウムイオンバッテリー。2000Proはリチウムイオンバッテリー。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーとリチウムイオンバッテリーは、どちらも素晴らしい技術です。
特徴 | リン酸鉄 | リチウム |
安全性 | 高い(燃えにくい) | 比較的低い(高温に注意が必要) |
寿命 | 長い | 短い |
重量 | 重め | 軽い |
エネルギー密度 | 低め | 高い |
コスト | 高め | 低め |
最適な使用環境 | 安全性を優先させたい | 日常的に移動したい |
リチウムイオンバッテリーは、私たちの日常生活で非常によく使われているタイプです。スマートフォンやノートパソコンなどに使われ、軽量でありながらたくさんのエネルギーを蓄えることができるので、デバイスを長時間動かすことができます。
一方でリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、特に安全性に優れています。過酷な状況下でも安定しており、長寿命なので長期間にわたって信頼して使用することができます。より耐久性が必要な環境や、安全性を最優先したい場合に最適です。
口コミ・利用者の声
Jackery ポータブル電源 2000plusは市場に登場してから一定の時間が経過し、実際に多くの方々に愛用されてきました。公式サイトやAmazonなどのプラットフォームでは、このポータブル電源に関する数々のクチコミが寄せられています。
製品のメリットやデメリットが率直に語られており、これから購入を検討している方々にとって非常に貴重な情報源となっています。実際の利用者が体験した2000plusの実力とはどのようなものなのか、クチコミを通じて見てみましょう。
結論とJackery社について
「Jackery Solar Generator 2000 Plus」は、停電時も家電を使いたい方や、長期間、安全に使える高品質なポータブル電源を求める方に最適です。
初期投資の28.5万円は高額に感じるかもしれませんが、10年以上の長期使用を考えると、実質の月額コストは約2,400円となります。
万が一の停電に備えて、特に小さなお子様やペットをお持ちの家庭には安心をもたらします。私自身も、愛犬(15歳)との生活の中で夏の停電が不安でしたが、ポータブル電源を準備してからはその心配も軽減されました。
信頼できるメーカーから購入することは、ポータブル電源選びで最も重要です。長い保証期間が意味を持つのは、そのメーカーが継続して信頼に応えられる場合のみです。
日本市場において長い実績を持つJackeryは、品質の高いカスタマーサービスで知られ、安心して購入できるブランドと言えます。
ご質問や不明点があれば、コメント欄からお気軽にご連絡ください。後悔のない選択をサポートできることを願っています。
開示条件
本記事で紹介する製品は、「株式会社Jackery Japan」から貸与を受けたものです。本記事の作成にあたり、メーカーからの金銭的な対価は一切受けていません。本記事の内容は全てパワーバンクスの独自の視点で作成しており、メーカーや広告主による影響は一切ありません。詳しくは、当サイトのコンテンツポリシーをご覧ください。
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