BLUETTI ポータブル電源 AC2A【実機レビュー】エコフロー・Jackeryと比較あり

【実機レビュー】BLUETTI AC2A 低価格だが電気ケトルが使えUPS搭載モデル ポータブル電源の使い方
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「BLUETTI ポータブル電源 AC2A」は、優れた機能と性能を備えたコンパクトなポータブル電源です。見た目はシンプルながら、その内部には高度な技術(電力リフト機能)が詰め込まれています。

セール時には2万円弱という魅力的な価格帯で、電気ケトルも使えます。バッテリー容量は少ない(204Wh)ものの、充放電回数が3000回と多く、充電速度も速いため、モバイルバッテリーのように使えます。この小さいサイズでも、停電時に瞬間的に電力を切り替え供給するUPS機能も備えています。

検証の結果、他社製品(エコフロー リバー2・Jackery 300Plus)と比較しても、AC2Aのインバーターは電力効率が非常に優れていました。BLUETTI製品内でポジショニングが近いBLUETTI EB3Aとの比較もしています。

コンパクトなサイズを生かして、机の上に置いて普段使いしたり、非常用電源として活用したり、車内での仕事や休憩用に使ったり。活躍の場が多く、生活に変化を与えてくれるポータブル電源です。

総合的に見て、BLUETTI AC2Aは、手頃な価格で優れた性能を提供する、実用性の高いポータブル電源だと言えるでしょう。パワーバンクスの作成する「2024年のポータブル電源ランキング」でもトップクラスの評価をしています。

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なかなか家電量販店などの店頭では見られない製品だと思いますので、隅々まで写真や動画で説明しています。購入しようか迷っている方、どんな質問でも大歓迎ですので、お気軽にコメント欄で教えてくださいね。

  1. 最大のメリットは電力リフト機能で電気ケトルが使えること
    1. 【動画】BLUETTI AC2Aと電気ケトルでお湯を沸かす
  2. BLUETTI AC2Aのコンパクトさがもたらす5つのメリット
  3. AC2Aの使用例 生活に役立つ家電を使ってみよう!
    1. 電気毛布は何時間使えるかな?【結果】5時間11分でした
    2. BLUETTI AC2A、エコフロー リバー2、Jackery 300Plusで電気毛布を使える時間を比較
  4. 製品スペック 同梱物・取扱説明書
    1. 前面に出力ポートが集まっています
    2. 天板・持ち手・背面・側面の画像
    3. 300WのAC出力と600Wの瞬間最大出力で幅広い機器に対応
    4. 3000回の充放電サイクルに耐えるリン酸鉄リチウムイオンバッテリー
    5. 45分で80%、100分でフル充電できる急速充電
    6. ソーラーインプットが200Wとコンパクトクラスでは優秀
    7. 走行充電の方法:シガーソケット充電ケーブルは別売り
    8. 【動画あり】UPS機能は20msと非常に優秀
    9. アプリでの遠隔操作が可能
    10. 容量が物足りないときは拡張バッテリーで増量できます
    11. 同梱物・取扱説明書
  5. BLUETTI AC2Aを他社のソーラーパネルと簡単に接続する方法
    1. MC4コネクタの200Wソーラーパネルと接続:BougeRV Yuma CIGS ソーラパネル
    2. MC4コネクタの100Wソーラーパネルと接続:ALLPOWERS 100W フレキシブルソーラーパネルSF100
    3. XT60コネクタの100Wソーラーパネルと接続:UGREEN ソーラーパネル 100W SC100
    4. DCコネクタのソーラーパネルと接続:Jackery 40W ミニソーラーパネル
  6. BLUETTI EB3Aとの違いは?:後継機でも競合でもない
    1. どんな方がAC2Aを選ぶといいのでしょうか?
  7. 同クラスの他社製品との比較:エコフロー リバー2・Jackery 300Plus
    1. 各製品のメリット・デメリット
    2. バッテリー効率を検証しました
  8. 結論とBLUETTI社について

最大のメリットは電力リフト機能で電気ケトルが使えること

【実機で検証】BLUETTI ポータブル電源 AC2Aと電気ケトルでお湯を沸かす【電力リフト機能の可能性】

電力リフト機能とは、家電に供給する電力を抑えることで、本来は使えないような高い消費電力の家電も使えるようにする機能です。

電力リフト機能により、定格消費電力が600Wの家電も、300W以下で安全に稼働させることが可能になります。ただし、供給電力が減るため、通常よりもパワーは低下します。制限はあるものの、使えないものを使えるようにすることは大きなメリットと言えるでしょう。

検証に使用するのは、「Focustar 電気ケトル ポータブル 0.8L」です。一般的な家庭用電気ケトルの消費電力は約1200Wですが、このケトルは約490Wで動作します。

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それでは、AC2Aの電力リフト機能を使って、250mlのお湯を沸かしてみましょう。まず、電力リフトを使わない状態で電気ケトルの電源を入れると、すぐにエラーが表示されました。定格出力300Wに対し、突入電力490Wが流れたため、安全のために自動で電源がオフになったのです。

【実機で検証】BLUETTI ポータブル電源 AC2Aと電気ケトルでお湯を沸かす【電力リフト機能の可能性】
ディスプレイ右側のOUTPUTの表示が232W出力

次に、電力リフト機能をオンにして再度試してみます。電力リフト機能を使用することで、正常に動作しました。ディスプレイには出力230W程度が表示され、490Wの消費電力が抑えられていることがわかります。7分53秒後、お湯が沸騰しました。

250mlのお湯を沸かすのにかかる時間の比較

最大のメリットは電力リフト機能で電気ケトルが使えること
お湯が沸く時間

一般的な電気ケトルを使ってお湯を沸かす場合、約1分50秒かかります。一方、Focustar電気ケトルをコンセントに直接接続して使用すると、お湯を沸かすのに2分42秒を要しました。

さらに、AC2Aの電力リフト機能を使ってFocustar電気ケトルでお湯を沸かしたところ、7分53秒かかりました。これは、一般的な電気ケトルと比べると約4倍の時間です。

この結果は、AC2Aの出力と沸騰時間のトレードオフを示していると言えるでしょう。電力リフト機能を使えば、コンセントがない場所でも電気ケトルを使用できるという利点があります。

旅行中や仕事の外回り、車内での休憩、さらには停電や災害時など、様々な場面で温かい飲み物や食事を手軽に準備できる点は、このポータブル電源の大きな魅力ですね。セール価格にはなりますが、1万円台で電気ケトルが使えるポータブル電源はAC2Aのみです。

BLUETTI公式サイトはこちら

【動画】BLUETTI AC2Aと電気ケトルでお湯を沸かす

実際に電力リフト機能を使って電気ケトルを動かしている様子を動画で撮影しました。興味のある方は、ぜひご覧ください。動画の長さは約5分です。

【実機で検証】BLUETTI ポータブル電源 AC2Aと電気ケトルでお湯を沸かす【電力リフト機能の可能性】

BLUETTI AC2Aのコンパクトさがもたらす5つのメリット

BLUETTI AC2Aは、わずか3.6kgの軽量・コンパクトなポータブル電源です。このコンパクトさは、アウトドアでの使用や自宅での備えとして、たくさんの良い点があります。

  1. 軽量&コンパクト:女性でも片手で楽々運べる、わずか3.6kgの小型ボディ
  2. 収納上手:限られたスペースにもすっきり収まる、スリムなサイズ感
  3. 機動力抜群:必要な場所にいつでもサッと持ち運べる
  4. 簡単セッティング:誰でも迷わず使える、シンプル操作
  5. 安心の備え:いざという時に、すぐに取り出せる頼れる存在

まず、AC2Aは持ち運びに便利です。重さは3.6kgなので、女性でも楽に運べます。サイズは250 x 250 x 180 mmと、キャンプや車中泊の荷物にも収納しやすいです。さらに、ハンドルが付いているから、どこにでも手軽に移動できます。

BLUETTI AC2Aのコンパクトさがもたらす5つのメリット
本体後部の持ち手

AC2Aは限られたスペースでも設置や収納ができます。自宅の棚や押入れ、クローゼットにも収まるサイズです。災害時の備えとして玄関やリビングに置いておいても、邪魔になりません。狭い作業スペースでも、場所を取らずに使えます。

BLUETTI AC2Aのコンパクトさがもたらす5つのメリット

それに加えて、AC2Aは必要な場所にすぐ運べる機動力があります。停電時にすぐに必要な部屋に運んで使えますし、リュックに入れて避難所へ向かうことも可能です。車内で使うために毎日積み下ろしをするにしても、軽量なので楽ちん。

AC2Aの使用例 生活に役立つ家電を使ってみよう!

AC2Aで様々な家電を使って、どのように生活やアウトドア、災害時に役立つかを見ていきましょう。記事前半で、「電気ケトルが使えること」についてご紹介しましたが、次に電気毛布での検証を行いました。

今後は、ドライヤーやサーキュレーター、IHクッキングヒーターなどでも検証を行い、結果が出次第、この記事に追記していく予定です。

電気毛布は何時間使えるかな?【結果】5時間11分でした

バッテリーが満充電の状態から完全に放電するまで、電気毛布を連続して使用できる時間を検証しました。テストは3月下旬の雨の日に、風速約6m/sという比較的強い風が吹く中で行いました。この日は、3月下旬だというのに北日本では雪が降ったところもありました。

電気毛布は最も高い設定(メーカー公称80W)で使用しました。

検証条件

  • 日時:3月下旬
  • 天気:雨
  • 気温:11.3℃
  • 風速:約6m/s(やや強風)
  • 環境:野外
  • 使用した電気毛布の仕様: 広電(KODEN) 電気毛布 188×130cm VWK552H-D
  • 設定:「強」(カタログ値 消費電力80W)

【検証】経過時間とバッテリー残量の記録

継続時間残バッテリー容量
0:00100%
30分82%
1時間74%
1時間30分60%
2時間49%
2時間30分40%
3時間33%
3時間30分24%
4時間16%
4時間30分10%
5時間4%
5時間11分0% 終了
【検証】経過時間とバッテリー残量の記録

その結果、電気毛布は5時間11分間、継続して使用することができました

ただし、最も温度設定が高い状態では毛布が非常に熱くなるため、実際の使用では中間の設定が選ばれることが多いでしょう。そのことを考慮すると、AC2Aで一晩であれば、電気毛布を使い続けることができるでしょう。

しかし、これだけでは本製品の電力効率が優れているのかどうかを判断することはできません。そこで、競合他社の類似製品と比較してみることにしましょう。

BLUETTI AC2A、エコフロー リバー2、Jackery 300Plusで電気毛布を使える時間を比較

BLUETTI AC2A、エコフロー リバー2、Jackery 300Plusで電気毛布を使える時間を比較
左から、AC2A、エコフロー リバー2、Jackery 300Plus

比較対象は、「エコフロー リバー2」と「Jackery ポータブル電源 300Plus」です。コンパクトクラスのポータブル電源の売れ筋商品。バッテリー容量と定格出力は以下の表の通りです。

AC2A、エコフロー リバー2、Jackery 300Plusのバッテリー容量

AC2AエコフローJackery
容量204.8Wh256Wh288Wh
定格出力300W300W300W

上記3つの製品について、ACコンセントの出力効率を比較するために、実際に電気毛布を連続使用して消費された電力を計算しました。

AC2Aは204Whのバッテリー容量で5時間11分、エコフロー リバー2は256Whのバッテリー容量で5時間ちょうど、Jackery 300Plusは288Whのバッテリー容量で6時間33分、それぞれ電気毛布を動かすことができました。

これらのデータから、それぞれのポータブル電源が1時間あたりに消費した電力(W)を計算することができます。計算には以下の公式を使用します。

『電力消費率(W) = バッテリー容量(Wh) ÷ 使用時間(h)』

この公式に従って計算すると、AC2Aの電力消費率は約39.4W、エコフロー リバー2の電力消費率は51.2W、Jackery 300Plusの電力消費率は約43.9Wとなりました。

BLUETTI AC2A,エコフロー リバー2,Jackery 300Plusの電力効率

BLUETTI AC2A,エコフロー リバー2,Jackery 300Plusの電力効率
BLUETTI AC2A,エコフロー リバー2,Jackery 300Plusの電力効率

1Whあたりの仕事量(分)が大きいほど、同じ容量のバッテリーでより長く使えることを意味します。今回の比較では、AC2Aが最も効率が良く、1Whのバッテリー容量で最も長い時間使用できることがわかりました。

  • BLUETTI AC2A:約1.52分/Wh
  • Jackery 300Plus:約1.36分/Wh
  • エコフロー リバー2:約1.17分/Wh

ポータブル電源を選ぶ際、バッテリー容量だけではなく効率性も重要な考慮ポイントであることがわかりますね。

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製品スペック 同梱物・取扱説明書

BLUETTI ポータブル電源 AC2A
BLUETTI ポータブル電源 AC2A
アイテム名BLUETTI ポータブル電源 AC2A
型番AC2A
メーカーBLUETTI
価格希望小売価格:29,800円
容量(Wh)204.8Wh
出力(W)2口 300W(電力リフト600W)
ソーラー入電電圧12~28V / 電流8.2A / 最大200W
AC入力270W
温度対応充電温度:-20~40 ℃ | 動作温度:-20~40 ℃
サイズ横250×高さ174.5×奥行き156.5mm
約3.6kg
バッテリーリン酸鉄リチウムイオン
費用対容量(1Whあたり単価)145.5円
出力(AC出力・DC出力・USB)AC出力:2口 300W(電力リフト600W)
DC/シガーソケット:1口 12V/10A
USB-A:2口 12W
Type-C:1口 100W

前面に出力ポートが集まっています

BLUETTI ポータブル電源 AC2A

AC2Aの外観を見ながら、その機能について説明していきましょう。まず、出力ポートは全て前面に集約されているため、非常に使いやすくなっています。

BLUETTI ポータブル電源 AC2A
XT60ポートとシガーソケットポート
BLUETTI AC2Aを他社のソーラーパネルと簡単に接続する方法

左上には、ソーラー入力とシガーソケットポートが配置されています。