
本記事は、メーカーからの製品貸与により、パワーバンクスが自主的に作成しました。金銭的な対価は一切受けていません。コンテンツは、全て中立性を保っており、メーカー・広告による影響はありません。また、アフィリエイト/プロモーション広告が含まれてます。詳しくは、コンテンツポリシーをご覧ください。
初めてのソーラー発電、でも接続の手間や設定が気になる…そのような方におすすめなのが「Jackery Solar Generator 300 Plus 40Wミニ ポータブル電源 ソーラーパネル セット」です。
全てがセットになっているため、煩わしい接続や設定の手間を気にせず、すぐに始められます。また、ポータブル電源の購入を初めて検討している方や、一度の購入で長く安心して使いたい方にも、この製品はピッタリです。
ポータブル電源選びで大切なのは、製品の性能だけでなく、メーカーの信頼性。Jackeryは日本市場のトップブランドとして、高品質なカスタマーサービスを提供しています。
私は今までに50台以上のポータブル電源を検証してきました。コンパクトクラスのポータブル電源の中で、この製品は最も高く評価しています。とにかく機能性が高く、使い心地や性能に不満は一切感じませんでした。改善点が見当たらず、ほぼ完成形と言えるでしょう。
Jackery公式サイト、Amazonで年内最安値!12月1日まで最大45%オフです。さらに、クーポンコード【blogpb2311】でPlusシリーズがセール価格から5%オフになります♪
この記事では他社製品との比較を意図的に省略しています。なぜなら、ポータブル電源はそれぞれの使用環境やニーズによって異なる価値を持つため、一概に比較するのは難しいからです。
ですが、皆さまの具体的な使用シナリオや予算に合わせたカスタマイズ提案は可能です。コメント欄で「比較したい製品や用途、予算」などをお知らせいただければ、個別に最適な選択肢を提案させていただきます。
また、製品に関するどんな疑問や質問も大歓迎です。コメント欄を通じて、皆様からのご質問にお答えし、さらなる情報提供を行いますので、お気軽にお寄せください。
製品スペック 同梱物・取扱説明書

Jackery Solar Generator 300Plusは、「Jackery ポータブル電源 300 Plus」と40Wまたは100Wのソーラーパネルのセットで、使い方や予算に合わせて選べる商品展開になっています。
今回は、Jackeryさんより「Jackery Solar Generator 300 Plus 40Wミニ セット」をお借りしているので、「Jackery ポータブル電源 300 Plus」と「Jackery SolarSaga 40 Mini」の外観・基本機能を画像を用いて解説いたします。


外箱の中にソーラーパネルもパッケージされています。箱で移動させるときに楽ですね。
Jackery ポータブル電源 300 Plus 外観・基本機能

アイテム名 | Jackery ポータブル電源 300 Plus |
型番 | Jackery ポータブル電源 300 Plus単品:JE-300B Jackery Solar Generator 300 Plus 40Wミニセット:JSG-0304B |
メーカー | Jackery |
価格 | 希望小売価格:39,800円 |
容量(Wh) | 288Wh |
出力(W) | 300W(サージ600W) |
ソーラー入電 | 12-27V⎓5A MAX, 100W Max |
AC入力 | 100V-120V~ 50Hz/60Hz, 最大15A |
温度対応 | 充電温度:0~45 ℃,動作温度:-10~45 ℃ |
サイズ | 横230×高さ155×奥行き167mm 約3.75kg |
バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン |
費用対容量(1Whあたり単価) | 138.2円 |
出力(AC出力・DC出力・USB) | AC:1口 DC/シガーソケット:1口 12V⎓10A, 最大10A USB:1口 15W Type-C 出力のみ:1口 100W Type-C 入出力:1口 100W |
Jackery ポータブル電源 300 Plusは、288Whの容量と300Wの出力を持ちつつも、リュックにも余裕で入るコンパクトモデル。キャンプや車中泊、停電時でも電源トラブルから解放します。

独自開発のChargeShield技術で、わずか2時間でフル充電ができます。リン酸鉄リチウムイオン電池の採用により、約3,000回の充放電ができて長寿命。
停電が起きても、20ms以内に電力供給が切り替わるためEPSとして活用できます。高温環境や落下に強く、日々持ち歩いても問題ない耐久性が魅力です。

外装には、樹脂材料の燃焼性を評価する安全規格で最高ランクの「UL 94V-0」認定の難燃性材料を使用しています。

向かって右側はファンの排気口と充電ケーブルポート。






ディスプレイはJackeryの特徴的なブランドカラー、カリフォルニアオレンジで非常に視認性が高くなっています。ただ、アプリの使い勝手がとても良いため、ディスプレイを頻繁に確認する必要が感じられないほどでした。

シガーソケットを使う予定がない場合は、カーチャージャーでUSBポートを増やすのもおすすめです。

出力ポートは本体の下部にまとめられており、使い勝手が良いです。Type-C出力は100Wとなっているため、MacBookをはじめとする高出力を必要とするノートPCもサポートしています。

USB Type-Cは2口あります。左ポートは出力のみ。右ポートは出力・入力を兼ねています。ソーラーパネルやPDでの入力に対応しています。

コンパクトなので助手席に置いて使うのもいいですね。
Jackery SolarSaga 40 Mini 外観・基本機能
型番 | JS-40A |
最大出力 | 40W±5% |
開放電圧 | 24V±5% |
短絡電流 | 2.2A±5% |
定格電圧 | 19V±5% |
定格電流 | 2.1A±5% |
重量 | 約1.2kg |
収納サイズ | 約252×300×20mm |
展開サイズ | 約970×300×2.5mm |
動作温度 | -20~65℃ |
動作温度 | -10~45 ℃ |











同梱物・取扱説明書

同梱物は、取扱説明書・充電ケーブル・ソーラーケーブル・収納ポーチ・保証案内書となっています。取扱説明書は、PDFで見ることができますので下記リンクからご参照ください

AC充電ケーブルもJackeryの特徴的なカラーでデザインされています。長さは2メートルで、太さがあるものの柔軟性も持ち合わせており、取り扱いやすいですね。充電中も熱を持つことはありませんでした。

ソーラーケーブルは長さ3メートルもあり、耐久性を保ちつつも非常に柔軟で取り扱いやすく設計されています。
この長さならば、ソーラーパネルを野外に置き、ポータブル電源を室内で利用するといった使い方が容易にできます。別途延長ケーブルを購入する必要がないのは、特に初心者の方にとって大変便利でしょう。


3つのコネクタがあるので、Jackeryのポータブル電源全てに対応します。

5つの評価基準での詳細レビュー
評価項目 | 評価 | 星印 |
機能性 | 高い | ★★★★ |
デザイン | シンプル・使いやすい | ★★★★ |
使いやすさ | わかりやすい | ★★★★ |
価格 | 一般的 | ★★★ |
カスタマーサポート | 最高レベル | ★★★ |
Jackery ポータブル電源 300 Plusに関する詳細なレビューを始めます。パワーバンクスが重視する評価基準は、製品の機能性、デザインと使い易さ、価格設定、そして製品サポートの提供の5項目です。これらの評価基準は、パワーバンクスのレビューポリシーに従っています。
もし何か説明が不足していると感じたら、お気軽にコメント欄からお知らせください。
機能性
40Wソーラーパネルとともにリュックに入るコンパクトさ

Jackery ポータブル電源 300 Plusは「リュックに入るコンパクト設計」としてPRされていますが、このコンパクトさが日常や緊急時にどのような利点を生むのでしょうか。
まず、日常的なシーンとしてカフェでのテレワークを想像してみてください。外出先での作業が増えている現代において、確実な電源確保は重要です。Jackeryのコンパクトなデザインは、カフェテーブルの下や席の隣にスッキリと収納でき、邪魔になりません。
また、アウトドア好きにとってもメリットは大きいです。キャンプや車中泊時、限られたスペースの中での収納は大きな課題となりますが、このポータブル電源ならば手軽に収めることができます。
さらに、想定外の緊急時にも大きな安心感を提供します。突然の災害時、避難の際には速やかな行動が求められます。この際、リュックにスムーズに収納できる電源は、手を空けて他の必需品を持ち運ぶことができ、一つの安心材料となるでしょう。
実際に20リッタークラスのリュック(グレゴリー ナノ20)にこの電源を収めてみると、ピッタリと収まりました。確かに、重量は3.75kgと重さを感じるかもしれませんが、数時間の移動や短時間のカフェ利用程度であれば、それほどの負担にはならないと感じます。


耐衝撃性が高く、毎日持ち出しても安心

前節で触れたように、Jackery ポータブル電源はリュックに収めて持ち運ぶことができるコンパクトな設計となっています。
しかし、移動中の偶発的な事故や落下により、製品が破損することを心配されるかもしれません。実際に0.9mの高さから3回の落下テストを行い、その都度問題なく機能し続けることが確認されています。このテストは、日常生活での偶発的な衝撃や落下にも十分耐えることができる頑丈さを示しています。
さらに、外装には燃えにくい難燃性の素材が採用され、安全性の評価基準として知られるUL 94V-0の規格を取得しています。このUL 94は、樹脂材料の燃焼性を評価するための規格で、V-0はその中でも最も厳しい条件をクリアした、最高ランクを示します。この認定を持つことで、火花や短絡などの予期せぬ状況においても安心して使用することができます。
ACコンセントなら2時間でフル充電:急速充電が可能

Jackery ポータブル電源 300 Plusは、ChargeShield技術を採用することで、急速に充電が可能となっています。具体的には、家庭用のACコンセントを利用して、たった2時間でフル充電できます。
「ChargeShield」はJackeryの業界をリードする急速充電技術で、独自の可変式の高速充電アルゴリズムを用いて安全性を高め、バッテリーの寿命を50%向上させます。45℃の高温環境でも、ポータブル電源を安全に充電にすることができます。バッテリー全体の充電速度と安全性を完璧なバランスで成立させます。
Jackery公式サイト
入力電力は200W固定で、他の製品よりも高速充電は期待できないかもしれません。しかし、この製品の最大の特徴は、充電中の静かさです。多くのポータブル電源が発熱してファンが駆動する中、この製品は発熱を最小限に抑え、ほぼ無音で充電を行えます。これは、製品が高い安全性を持って設計されている証拠です。
急な出発や非常時に迅速に充電したい時、この静かさと安全性は大きな利点となります。特に、台風や大雨のように停電が予測される場面での急速充電は、この製品の強みと言えるでしょう。
安全性と耐久性 リン酸鉄リチウムイオン電池で長寿命化

Jackery ポータブル電源 300 Plusは、3000回の充放電サイクルを持つリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しています。
そして、3000回の使用後も電池の残量は80%を維持します。過充電や過放電時の安全性が高く、ポータブル電源の信頼性と経済性のバランスを考慮した最適な選択です。
Jackery ポータブル電源 300 Plusの3000回の充放電サイクルとは、毎日使用しても10年以上安定して利用できることを意味します。
充放電サイクルとは?
具体的には、バッテリーが100%の充電状態から0%まで放電し、再び100%に充電されるまでが1回の充放電サイクルと定義されます。途中で充電した場合、例えば50%の状態から再び100%に充電した場合、それは半分のサイクルとして数えられます。

安全性に関しても、Jackery ポータブル電源 300 Plusは徹底しています。
インバータ保護システムや光充電モジュール保護システムを始めとする、52の保護システム、12重のBMS保護、さらに4つの物理的保護を取り入れた総合的なバッテリー保護システムを備えています。
EPS機能:コンセントが停電になっても20ms(0.020秒)以内に切り替え
ポータブル電源のAC出力ポートに電気製品を接続し、同時にAC入力ポートを家庭のコンセントに接続することで、停電時にもポータブル電源が20ms(0.020秒)以内に電力供給を切り替えます。
電力の中断を感じさせずに継続的に電気を供給することができます。例えば、この機能を活用して冷蔵庫とコンセントの間にポータブル電源を接続すると、突然の停電にも冷蔵庫が落ちることなく、2時間程度の電力供給を保持できます。
もし停電がその間に解消されれば、自動的に家庭のコンセントからの給電に切り替わります。この機能のおかげで、食品が腐らないように冷蔵庫を継続して動かすことができるのはもちろん、PCの作業中の突然の停電でもデータの損失を防ぐことができます。
ポータブル電源の無停電電源装置については「ポータブル電源におけるUPS機能の違いと対応製品の紹介」で詳しく解説しています。
価格と購入先
Jackery ポータブル電源 300 Plusの価格は、同クラスの製品と比較すると特別安いとは言えないかもしれません。
しかし、品質、使い心地、そしてカスタマーサービスのレベルを評価すると、コストパフォーマンスが高いと感じられるでしょう。
また、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用しており、10年以上の持続性を誇っています。この長期間の使用に対する信頼性を考えると、初期投資が高くても、品質の高さによる安心感を得ることができると思います。
購入先としては、Jackeryの公式サイトや直営のショッピングモールがおすすめです。公式サイトで購入すると、初期不良や使用中の不具合があった場合の対応が迅速です。
また、Jackery公式サイトでは定期的なセールも行われているため、他のストアよりもお得に購入することが可能です。
製品サポート
安心の5年間長期保証
5年の長期保証がついているため、購入後も安心して使用できます。この保証期間は信頼性と安心感の提供を目的としており、購入日から3年の保証に加え、追加で2年の延長保証がされています。Jackery公式サイトにて簡単に購入製品の保証登録できます。
また、会員登録した日から3ヶ月ごとに、製品の定期点検を案内するメールを送付する「定期点検ご連絡サービス」により、メンテナンスの機会を忘れることなく、良い状態に保つことができます。
製品の使用例 生活に役立つ家電を使ってみよう!

停電時や日常生活、アウトドアでよく使う家電をJackery ポータブル電源 300 Plusで実際に動かしてみました。コンパクトサイズなので、出力が300Wと限定されていますが、使える家電はたくさんあります。
キャンプや生活の中で使いたい、電気毛布や空気清浄機、IHクッキングヒーターなどを検証してみました。
エアコンや電子レンジ、電気ケトルといった高出力家電をポータブル電源で使いたい場合は、Jackery ポータブル電源 1000 Plusや2000 Plusを検討してみてください。「Jackery ポータブル電源 300 Plusと2000 Plus、1000 Plusの違いは?」のセクションで解説しています。
電気毛布は何時間使えるかな?

Jackery ポータブル電源 300 Plusで、電気毛布の使用時間をフル充電からバッテリー0まで検証しました。
この製品のバッテリー容量は288Wh。キャンプや車中泊で電気毛布を使うことも多いと思いますが、この小型の電源で一晩中電気毛布を使えるのはとても便利です。
具体的な検証条件は、9月下旬の晴れた日、風が強い状況(風速10m/s程度)で、野外での実験でした。
使用した電気毛布は「広電 188×88cm」で、「強」設定(公称80W)を選択しました。
検証条件
使用した電気毛布の仕様:

結果、6時間30分の使用が可能でした。電気毛布が80Wの出力なので、単純に考えると4時間程度の使用を想像するかもしれません。しかし、電気毛布は間欠運転を採用しており、常時通電はしていないため、設定温度を下回ると動作する方式です。実際の消費は1時間あたり約40Wでした。
実際には、電気毛布を「強」設定で使用することは少ないと思います。「中」設定ならば消費電力は約18Whとなり、12時間以上の使用が可能です。
キャンプや車中泊での使用を想定すると、スマホの充電をしながらも、一晩じゅう電気毛布で暖を取るという使い方が十分考えられます。

この間欠運転は、一部のポータブル電源で問題となることがあります。特に、消費電力が0Wになった時に、節電モードが起動してしまうタイプの電源だと、自動的にオフになってしまう可能性があります。

しかし、Jackery ポータブル電源 300 Plusはそのような問題はありません。
この製品のアプリでは、電源の自動オフ設定を2時間、8時間、12時間、24時間、またはオフしない、の5段階で調整できます。テントの中で使っていて、夜中に突然ポータブル電源がオフになり、寒くて目が覚めるといった心配がなくなります。
コンセントがないところで空気清浄機を使う

コンセントが近くにないところで空気清浄機を使いたいことがあるでしょう。
玄関・トイレ・ペットゲージの横など。アウトドア派だと車中泊中の車内など。そういった時もポータブル電源は役に立ちます。アレルギーシーズンだけベッドサイドで使うなんてことも考えられますね。
Jackery ポータブル電源 300 Plusであれば、コンパクトなので空気清浄機とともに限られたスペースにおいても気にならないでしょう。
以下に空気清浄機の消費電力を掲載します。アマゾンでランキング上位のものを選びました。空気が綺麗になれば待機状態になると思いますので、1日のバッテリー消費量は最大の値となります。
製品名 | 畳数 | 消費電力 | 1日のバッテリー消費量 |
シャープ プラズマクラスター FU-RC01-W | 6 | 20W | 480Wh |
Levoit Core Mini | 12 | 6.5W | 156Wh |
シャープ プラズマクラスター KC-N50-W | 23 | 50W | 1200Wh |
たとえば、Levoit Core Miniと組み合わせると、1時間で5Whの消費でした。この計算でいくと57時間使い続けることができます。さらに、ソーラーパネルでの発電を利用すれば、持続的な使用も可能です。
我が家での快適さが、Levoit Core Miniのおかげで大きく向上しました。ペットとの生活でも、匂いの心配をすることなく、快適に過ごすことができます。さらに、ほとんど音を立てずに動作するので、静かな空間を保つことができます。
ミニサイズのポータブル電源とソーラーパネル発電の組み合わせにより、電気代の節約も実現。日常の中で、効率的でコストを抑えた清潔な空間を提供してくれます。
IHクッキングヒーターでお湯を沸かす

今回、使用したIHクッキングヒーターは「ドリテック ピッコリーノ」。このヒーターは100Wから1,000Wまで10段階の出力調節が可能です。
一方、Jackery ポータブル電源 300 Plusは最大300W(サージ時は600W)までの出力が可能です。ピッコリーノの10段階中2段階までの出力で使用できました。

出力は0〜360Wの間欠運転となります。定格出力の300Wを超えた部分はサージ出力を使うことになります。
サージ出力とは、ポータブル電源が一瞬だけ多くの電力を出すことができる力のことを言います。電子レンジやドライヤーのように、スイッチを入れた瞬間にたくさんの電力を必要とする機器を使うときにこの力が役立ちます。例えば、普段は300Wの力しか出せない電源でも、一瞬だけなら600Wの力を出すことができます。
サージ出力を活用してもポータブル電源に問題がないことをJackery社に確認済みです。
- サージの600Wあたりまで一時的でも使うとバッテリーに悪影響がありますか?
-
悪影響がありません。限界出力を超えてしまったら、ポータブル電源が自己保護のために自動的に電源を切ります。by Jackery Japan

10段階のうち2段階までしか活用できませんが、コーヒーを淹れるのには十分な実用性があります。
実際に200mlの水を沸かしてみたところ、6分20秒で沸騰しました(消費電力は11Wh)。
停電時に赤ちゃんのミルクを作る場面や、車中泊で温かい飲み物を欲しい時など、非常に役立つと感じました。
おでんや鍋などのんびり保温しながら食べる料理とは相性がいいですね。
充電方法の詳細

充電方法は、ACコンセント・USB Type-C・車のシガーソケット・ソーラーパネルの4つ。
さらに、ソーラーパネルとAC充電ケーブルを同時に使って充電することも可能です。
この場合、ソーラーパネルからの充電が優先される仕組みになっています。グリーンエネルギー優先モードと言います。「Jackery Solar Generator」と名称して太陽光発電を推進しているJackeryらしい機能ですね。
方法 | 時間 |
コンセント | 2時間 |
シガーソケット | 5.5時間 |
ソーラーパネル40W | 9.5時間 |
ソーラーパネル80W | 6.3時間 |
ソーラーパネル100W | 4.6時間 |
ソーラーパネル200W | 3.8時間 |
コンセントからの充電 パススルー機能も搭載

- 充電スピード
- 充電の静かさ
- 充電時間
- パススルー充電
Type-Cポートからの充電も可能

コンセントにPD充電器を接続することで、Type-Cポートからも充電が可能です。私が確認した限りでは、87Wまでの充電がサポートされています。

AC充電ケーブルを使わないで済むのは便利な点ですね。車での充電を考えるなら、シガーソケットよりもPD充電の方が利便性が高いかもしれません。
ソーラーパネル充電 40Wミニは実用的?

Jackeryのポータブル電源はソーラーパネル発電に最適化されているため、セットでの使用が特におすすめです。電気料金の節約も期待できます。
また、自然災害による停電時でも、晴れていれば電力供給が可能。これは非常に便利な防災対策と言えるでしょう。
発電の方法は非常にシンプル。ソーラーパネルのケーブルをポータブル電源のポートに接続するだけです。機械に不慣れな方でも、これで再生可能エネルギーの利用を始めることができます。

ソーラー発電の性能について詳しく見てみましょう。
「Jackery ポータブル電源 300 Plus」の取扱説明書に「12-27V⎓5A MAX, 100W Max」との記載がありますが、これは機器の電気的仕様を示すもので、以下の3つの情報を持っています。
要するに、この情報は「ポータブル電源 300 Plusで安全に発電するための電気的な条件」を示しています。
28〜30Wでソーラー発電できました

実際にソーラー発電の実験をしてみました。検証日は10月初旬、晴れて気温18℃、風のない日でした。10時から14時の間に行った結果、平均して28W〜30Wの発電が確認できました。

これは40Wのソーラーパネルとしては十分な発電量と言えます。
パネルの温度が低い方が発電量は増えるため、もう少し気温が下がれば、発電量はさらに増える可能性が考えられます。28Wの発電がどの程度なのかというと、約5時間でバッテリー残量30%から80%まで持っていくことができます。

初心者の方に嬉しい点としては、ソーラーインプットがUSB-Cでの接続が可能なことです。
USB-Cの場合、100Wが上限となりますが、多くの方にとって見慣れたポートなので、接続方法に迷うことは少ないでしょう。スマホを充電するときと同じように差し込むだけです。
軽量なので設置方法が多彩

40Wミニソーラーパネルは1.2kgと非常に軽く、さまざまな設置方法が考えられます。たとえば、100円ショップで手に入る「ネオジム磁石フック」を利用して車体に取り付けることができます。

これなら、公園での昼休みに車で発電しながらリラックスすることもできそうです。
また、家の外壁やベランダの手すりにも、風の影響を考慮しながら簡単に設置できます。キャンプ時には、テントやタープを利用して発電するのも良い選択ですね。

どのソーラーパネルセットを選ぶべきか 40W?100W?

Jackeryのソーラーパネルとの組み合わせについて見てみましょう。
コンパクトに持ち運びや収納を重視する場合、40Wミニがおすすめです。一方、充電速度を重視するのであれば、SolarSaga 100Wが適しています。
「40Wミニでフル充電に9.5時間かかる」と聞くと少し非力に感じるかもしれませんが、実際のところ、0%から100%まで充電することは稀です。バッテリーの寿命を延ばすため、30%から80%の間での使用が推奨されています。
この範囲を考慮すると、実質5時間の充電で十分なのです。午前10時から午後3時の間にソーラー充電を行えば、スマホやノートPCの使用に問題はありません。もちろん、より迅速な充電を求める方には「Jackery SolarSaga 100W」が適しています。
手軽に持ち運びたい方は40Wミニセット、車でのキャンプや家のベランダでのソーラー発電を重視する方は「Jackery SolarSaga 100W」セットがベストチョイスです。
項目 | ポータブル電源 | ソーラーパネル | ソーラーパネル |
アイテム名 | Jackery 300 Plus | 40Wミニ | SolarSaga 100W |
ポート形式 | DC | DC | DC |
電圧 | 12-27V | 19V±5% | 20V |
電流 | 5A | 2.1A±5% | 5A |
発電量 | 100Wまで | 40W±5% | 100W |
フル充電 | – | 9.5時間 | 4.6時間 |
シガーソケット充電
シガーソケットでの充電が可能ですが、同梱物にはシガーソケット充電ケーブルは含まれていません。そのため、別途同等のケーブルを使用する必要があります。
Jackeryさんからの情報によれば、2023年12月にはシガーソケットケーブルが発売される予定です。
また、前にも触れたように、Type-Cポートを利用して充電もできるため、車のシガーソケットにカーチャージャーを接続して利用することも考えられます。
もし既にJackery ポータブル電源240/400/708/1000をお持ちの方は、その同梱物として付属しているシガーソケット充電ケーブルを、300 Plusでも利用することができます。
Jackery ポータブル電源 300 Plusと2000 Plus、1000 Plusの違いは?
2023年より展開が始まったJackery Plusシリーズは、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、高い安全性と長い寿命が魅力となっています。
2023年10月時点で、Jackery Plusシリーズとしては3つの製品が販売されています。それぞれの製品には独自の特徴があり、様々な用途に合わせた選択ができます。
ニーズやライフスタイルに合わせて選ぶことで、最適なポータブル電源の利用が可能です。価格や外観、容量などの違いに迷った際は、JackeryにチャットやLINEといった形で気軽に相談することもできます。
アイテム名 | 300 Plus | 1000 Plus | 2000 Plus |
型番 | JE-300B | JE-1000C | JE-2000C |
価格 | 39,800円 | 168,000円 | 285,000円 |
容量(Wh) | 288Wh | 1264.64Wh | 2,042.8Wh |
出力(W) | 1ポート300W (サージ600W) | 3ポート合計2,000W(サージ4,000W) | 5ポート合計3000W(サージ6000W) |
ソーラー入電 | 12~27V⎓ 5A Max,100W Max | 12-60V(動作電圧)⎓11A 2ポート電流制限22A,合計800W | 17.5-60V(動作電圧)=12A 2ポ一 卜電流制限24A,合計1400W |
AC入力 | 100V-120V/最大15A | 100V-120V/最大15A | 100V~120V/最大15A |
温度対応 | 充電温度:0~45 ℃,動作温度:-10~45 ℃ | 充電温度:0~45 ℃,動作温度:-10~45 ℃ | 充電温度:0~45 ℃,動作温度:-10~45 ℃ |
サイズ | 横230×高さ167×奥行き155mm 約3.75kg | 横356×高さ283×奥行き260mm 約14.5kg | 横473×高さ373×奥行き359mm 約27.9kg |
バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン |
費用対容量(1Whあたり単価) | 138.2円 | 132.8円 | 139.5円 |
出力(AC出力・DC出力・USB) | AC:1口 DC/シガーソケット:1口 12V⎓10A, 最大10A USB:1口 18W Type-C:2口 100W | AC:3口 DC/シガーソケット:1口 12V⎓10A, 最大10A USB:2口 18W Type-C:2口 100W | AC:4口 DC/シガーソケット:1口 12V⎓10A, 最大10A USB:2口 18W Type-C:2口 100W |
最大拡張容量 | 拡張性なし | 拡張バッテリー3台 5,058.56Wh | 拡張バッテリー5台 12,256.8Wh |
Jackery ポータブル電源 2000 Plus
大容量2042Wh・定格出力3000Wのモデルで、家電から工具まで対応します。基本の2kWhから最大12kWhまで増設可能で、災害時の電力供給も安心です。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使用し、10年以上の耐久性を持ちます。高速2時間充電と、停電時の迅速な切り替え機能を備えています。耐衝撃・耐振動もあり、アウトドアにも最適です。

環境省のデータによると、最も電力消費量の多い北陸は1日約16kWh、関東甲信は約10kWhの電力を消費。このバッテリーでは、1日の電力を確保し、停電時は2~3日維持可能です。
日常の電源供給や災害時のバックアップに加え、ソーラーパネルとの組み合わせで電気料金の節約も見込めます。
Jackery ポータブル電源 1000 Plus

約14.5kgの軽量設計でありながら、1264Whの大容量と2000Wの定格出力を持ち、汎用性の高いモデル。最大3つの拡張バッテリーが追加でき、総容量は5kWhまで増設可能です。
この多機能性で停電時や長期キャンプにも対応。100分でフル充電が可能な独自技術と、毎日使用しても約10年持つ長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。
最大8つのデバイスに電力供給ができる充実のポート構成と、TÜV SÜD認証による環境配慮設計。停電が起きた場合も、EPS機能が即座に働き安定した電力供給を提供します。
実機レビューがありますので参考にしてください。
参考記事:Jackery ポータブル電源 1000 Plus実機レビュー:信頼できるメーカーと安全性が備わった理想的選択肢
災害対応に使うならどのモデル?

Jackeryの調査からもわかるように、災害時の対応にはポータブル電源が欠かせません。しかし、その際の行動次第で、選ぶべき電源のサイズも変わります。
自宅待機を選ぶ方
調査によると、災害が起きた際に自宅で待機を考えている方は全体の70.2%。この場合、できる限りの大容量が求められるため、Plusシリーズでは「2000 Plus」や「1000 Plus」がおすすめです。
避難所に移動する方
一方、避難所への移動を選ぶ方は46.1%。こちらは機器のコンパクトさが求められます。そのため、「300 Plus」が最適。リュックに収納しやすく、両手をフリーにできる点もポイントとなります。
水、食料、懐中電灯などの定番の防災グッズに加え、スマホが普及した現在では、安否確認や災害情報の取得手段が必須です。ポータブル電源を備蓄することで、いざという時も10回以上のスマホの充電が可能になります。また、持ち運び可能な大容量バッテリーであるポータブル電源に加えて、折り畳み式ソーラーパネルを手に入れた人がいることも分かりました。令和の防災グッズとしてはポータブル電源とソーラーパネルが災害時の電源確保として不可欠であると認識されているようです。
株式会社Jackery Japanによる「防災意識に関するアンケート調査」

結論とJackery社について

Jackeryのポータブル電源、特に「1000 Plus」と「300 Plus」をレビューして、その堅実さを感じました。
質実剛健であり、操作性に優れている上、必要な機能もしっかりと揃っています。炊飯器や電子レンジのように、日常で当たり前に使える家電と言えるでしょう。操作が難しそうと感じる方でも、Jackery製品なら安心して使えます。
国立科学博物館主催の関東大震災100年企画展「震災からのあゆみ -未来へつなげる科学技術-」では「Jackery ポータブル電源 300 Plus」が展示されました。Jackeryはこの催しを協賛し、防災の啓発に努めています。
業界のリーディングカンパニーとしての立場から、ポータブル電源が防災にどれほど役立つかを広く伝える役割を担っています。信頼があるからこそ、Jackeryは社会貢献活動にも積極的に関わっています。これは、他のメーカーと比べても、Jackeryの特徴的な点と言えるでしょう。
ポータブル電源選びでは、性能だけでなく、メーカーの信頼性も大切です。Jackeryはその両方を持っています。
初めてソーラー発電を試す方や、初めてポータブル電源を購入する方に、特に「Jackery Solar Generator 300 Plus 40Wミニ ポータブル電源 ソーラーパネル セット」をおすすめします。全てがセットになっているため、追加の設定や手間なく、すぐに使用を開始できます。
何かご不明な点や質問があれば、気軽にコメント欄で教えてくださいね。高い買い物ですので、後悔のない選択を。みなさまが納得して、心から満足する製品を見つけられることを願っています。
とてもわかりやすくありがとうございます。
通常の家電製品の延長で、ポータブル電源を防災用として買いたい方の最初の1機として
最適だと思いました!
ちなみに、質問ですが、
>パネルの温度が低い方が発電量は増えるため、もう少し気温が下がれば、発電量はさらに増える可能性が考えられます。
今はとても季節が良く、ベランダで発電しているのですが、
夏場は猛暑でさすがにベランダも高熱になります。
できるだけ、避けたほうが製品寿命が長くなると感じます。
メーカーには、耐熱温度を聞いたりはしていますが・・・
京寺さんのご経験から、「夏場の発電」についてご見解をお聞かせいただければ嬉しいです。
いかがでしょうか?
こうはた様、コメントありがとうございます!
記事を読んでいただきありがとうございます。
こうはた様の仰るように「通常の家電製品の延長」で使えるというのが最大のメリットかと思いました。
ソーラーパネル自体が熱を持ってしまうと発電性能が落ちてしまいます。
10月初旬、気温20度前後ですと、パネルが熱を持ちにくいので発電に適した季節ですね。
私個人の話ですと、真夏はフレームのある頑丈なものをメインで使っています。
フレームのあるソーラーパネルですと、水をかけて温度を下げることもできます。
フレキシブルタイプや折りたたみソーラーパネルはどうしても劣化が目立ちますね。
私の意見だけでは参考にならないと思いますので、Jackeryさんにも聞いてみますね。
少々お時間をください!
>真夏はフレームのある頑丈なものをメインで使っています。
フレームのあるソーラーパネルですと、水をかけて温度を下げることもできます。
ご対応いただきありがとうございます!
知りませんでした。
そのような特集記事もありましたら、嬉しいです。^^
こうはた様。
ソーラーパネルに水をかけて温度を下げる方法は海外の方に教わりました。
パネルの表面ではなく、裏側にかけていました。
Jackeryさんから回答が来ましたので、こちらに掲載いたします。
「今回レビューに取り上げたソーラーパネルを真夏の強い日差しの下で長時間使用すると、故障の原因となる可能性はありますか?」
→ 一般的に言うと問題ございませんが、フル充電できたら長時間の強い日差しを避けて放置したほうが良いです。ご存知の通り、長時間の強い日差しはソーラーパネル劣化の原因の一つとなります。
「Jackeryさんの製品の場合、発電効率は気温、パネル表面温度が何度の時に最もよくなるとお考えですか?」
→ 気温25℃の時には発電効率が最も良いです。
折りたたみソーラーパネルの場合は、発電する時だけ野外に設置するのが製品寿命を伸ばすのに効果的なようです。
個人的にはパネル面ではなく、表面などの生地部分の劣化はわりと早いなぁ、と思っています。
特集記事は来夏になってしまいますね!それまでに検証方法を考えてみたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします!